乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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そういえば、結構話題になったのに読んでなかったなあ。

パパとムスメの7日間 (幻冬舎文庫)パパとムスメの7日間 (幻冬舎文庫)
(2009/10)
五十嵐 貴久

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イマドキの女子高生・小梅16歳と、冴えないサラリーマンのパパ47歳。ある日突然、「大キライなパパ」と「最愛の娘」の人格が入れ替わってしまったら? (「BOOK」データベースより)


事故がきっかけで体が入れ替わってしまった父親と女子高生が、四苦八苦しながらお互いの体で生きていく一週間。
娘にとってははじめてのデートがあり、父親にとっては携わっているプロジェクトの最終会議があり、と何で今! みたいな叫びが面白い。

人生に疲れて「こんなもんだよな」と妥協して生きている父親と、「サラリーマンってなんか変」って言えてしまう娘の認識の差や、「ぜーーーったい体は見ないでね!」と叫んでしまう気持ち、娘のデートを失敗させたい父親の気持ち・・・。
それざれがリアルで、でもちょっと笑えて、パワフルで、コミカルでテンポよく、最後まで一気に読める。
山場の展開もいい。中年男性には女の本質は見抜けませんよ。

(83点)
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あれあれ? こんな話も書いちゃう作家さんでしたっけ?

シャーロック・ホームズと賢者の石 (光文社文庫)シャーロック・ホームズと賢者の石 (光文社文庫)
(2009/12/08)
五十嵐 貴久

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引退後、燃えつき症候群による鬱状態のホームズをみかねたワトスンは、思い切ってアメリカの旅へと誘う。ときあたかも第一次大戦前夜、一触即発の状況下でホームズが出会った少年は、のちに世界一の冒険家となる(表題作)。ほか、ライヘンバッハの滝での決闘、彼が会得した体術バリツ、正典年表における空白の半年間―4つの真実に迫る傑作パスティーシュ。 (「BOOK」データベースより)

この本に関しては、シャーロックホームズがどのくらい好きか、で評価が分かれるところだと思います。
私はさらっと読んだだけなので、(しかも子供向けのシリーズで)それほど思い入れがないタイプ。こういう、パスティーシュもの、結構あるよねえ、と思いながら読みました。
短編のラストが、他の作品につながっていくところとか、こういう風に料理するのね、ふむふむ、と思いながら読みましたが、ファンの方には物足りないかもです。

やっぱりホームズは読もう。ちゃんと1作目から。

(78点)



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ううう。「1985年の奇跡」が入手できない・・・。気になっているというのに。

1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
(2007/10)
五十嵐 貴久

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44歳の主婦・美恵子の目下の悩みは高校受験に失敗した息子のこと。一年浪人することは決まったものの、何を考えているのかわからない。息詰まる生活から抜け出すため、コンビニのアルバイトを始めた美恵子に、旧友のかおりがバンドを組まないかと持ちかけてきた。え? 経験もないのにそんなの無理だって!


ストーリー的にはそれほどものめずらしいものではなく。
40代も半ばの主婦が、腐れ縁の友人に誘われてバンドをはじめ、それまでの家にこもった状態から、だんだん外へと世界が広がっていく話、とまとめて問題ないと思います。

しかし、山場のステージに立つ場面で、主人公が言う台詞。
それまでのおとなしい「母親」「主婦」のイメージから一転、ステージ上であのせりふがでてくるとは。それでいて違和感がないのはそれまでの場面で彼女に感情移入できているから、でしょうね。

そしてもう一つ。1985年という舞台設定は見事です。
この年のはじめにあった二つの悲劇の使い方がいい。この年だから、の話になってます。

派手さもない、奇抜さもない、でもしっかり読める青春小説です。
ちょっといろんな出来事がご都合主義かな、と思う場面もありますが、娯楽作としてはこれでいいと思います。

(78点)



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この作家さんも二冊目です。手に入ったところから読んでいます。発行順のほうが作者の成長がわかって面白いんだけどね。

ダッシュ!ダッシュ!
(2009/07/07)
五十嵐 貴久

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正義感が強くて存在感があってスポーツも得意でスタイルもよくて、という万能な女の子と、その周りにつき従ういまいち気味な後輩の男の子4人の話。ところが万能であるところの女の子、通称「ねーさん」は骨肉腫で足を切断しなくてはならないことになり・・・。


今回は完全にコメディだな、それぞれのキャラクターについているあだ名もあだ名だしな、と思って読みすすめたら「足を切断」という重い方向にストーリーが展開しました。
そしてそれに前後して、「ねーさんの元彼・今どこにいるかわからない・でもねーさんが会いたがっている」という彼を探すという難題が出てきます。

ところが。
これ、それほど密に書き込んでないんだよね。結構さくさく話が進みます。

最終的には「空港までねーさんを連れて行く」というのが最大のミッションになるのだけど、いまいち山場の大きなうねりという感じではない。

これはこの作者の特徴だと思うのだけど。
主人公の語り口調でどんどん話が進む。スピード感はとてもいいけれど、その分難しいところの書き込みが物足りなかったりする。
上手く物語のニーズとかみ合っていたら傑作になるのだけど、この話は正直もう一声って感じ。

しかし青春群像劇・ユーモア小説としてはいい出来だと思います。読後感もさわやか。

(78点)



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五十嵐さんの本は初読。アンソロジーで短編は読んだことあるかな、でも意識してなかった作家さん。

2005年のロケットボーイズ (双葉文庫)2005年のロケットボーイズ (双葉文庫)
(2008/11/13)
五十嵐 貴久

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梶屋信介は都内の工業高校に通う17歳。ちょっとしたことから人工衛星をつくることになった。といってもそんなの絶対ムリ!なので仲間を集めたが、その仲間が揃いも揃って変わり者ばかりときた…。―冴えない毎日を冴えない気持ちで送っていたおれたち。でも、何かやらなきゃ何も変わらない。落ちこぼれ高校生たちが繰り広げる、たっぷり笑えてちょっぴり泣ける青春小説。 (「BOOK」データベースより)


はい。甘く見てました。

面白かったよ!!
まさか深夜三時まで読みふけるとは思わなかったよ!

基本的には、「ロボコン」や「鳥人間コンテスト」のように、みんなで力を合わせて一つのものを作り上げる話、です。
でも登場人物がどれもこれも一癖も二癖もあるんだよね。

主人公は交通事故で入院していて、退院後入学できる高校を探したらここしかなかった、という理由で文系なのに!工業高校に入ってしまって腐っている少年だし、協力するのもスロット馬鹿のお調子者とか、他人をむかつかせることについては世界一の傲岸な少年とか。

最初の動機は「退学回避」という非常に現実的なものなのだけど、そのあと金目当てになり、そこからだんだん「ものづくり」に夢中になっていく。スピード感がよく、途中に挫折を交えたりしつつラストまで一気呵成。薄い本ではないのに、一気でした。
そしてみんなね。
自分の中の欠点を、乗り越えていくんだよね。
完全に克服できるものも、取っ掛かりをつかむだけにとどまるものもありますけどね。
これぞ青春小説の醍醐味だわ。

あちこちで評価の高い本だということは知っていましたが、さすが!

(89点)



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