乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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3編なんだけど、やはり分類としてはアンソロジーなんだろうなあ…。

シティ・マラソンズシティ・マラソンズ
(2010/10)
三浦 しをん 近藤 史恵 あさのあつこ

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スポーツ用品メーカーの肝いりで書かれたシティマラソンの話、3編。東京・ニューヨーク・パリの3箇所が舞台になってます。

基本的に「以前アスリートだったが今はいろんな事情でスポーツから離れている人」が何らかの理由でもう一度「走る」話です。42kmを。
「走ることってこんなに楽しいんだ」、というのがテーマですかね。

ニューヨークマラソンのしっちゃかめっちゃかぶりが一番好きかな。
町全体が走る人たちを応援する、楽しげな雰囲気が伝わってきます。他者から命令されてしぶしぶ走ってみたものの、やっぱ俺って走るの好きなんだな、っていう心境の変化も自然だったし。

同じテーマで競作なのに味わいはそれぞれちょっとずつ違います。あさの氏の話はちょっと生真面目だし。
それほど長い話ではないので、読み比べも楽しいです。

(80点)
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金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12)金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12)
(2009/03/10)
あさの あつこ芦原 すなお

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翻訳・書評活動で日本に「ヤングアダルト=YA」を根づかせた第一人者・金原瑞人が選んだ傑作9編に、作家・三浦しをんが日本文学から選んだおすすめの名作1編をくわえた、YAアンソロジーの決定版!!(「BOOK」データベースより)


いや、一筋縄でいかない本ですよ。

今まで児童書のくくりに入れられていた作品とか、逆に一般書になっていた話、出版社がいまいちメジャーじゃないため知名度が低い話なんかが多く収録されているシリーズなんですが、中でも今回のこれは迫力がある気がします。

特によかったのが!
川島誠「愛生園」。
施設で育つ育つ3人の子供。彼らがかわるがわるに語る形式です。決して感情豊かではないのだけれど、背後にあるあれこれを想像すると叫びたくなるような感じがします。親がいなくて施設にいる子供もいれば、親から虐待を受けて施設に逃げ込んだ子供もいる。「幸せ」ってなんだろう、子供ってなんだろう、と思いました。
短編なのに、読めば読むほど考えさせられる。
子供たちがみんな、幸せだったらいいのに。

子供の学校生活のあれこれのほかに、ちょっと怖い話も混じっているのが印象的でした。

(80点。他のアンソロジーとは一味違うんだな)



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このシリーズは文庫だとばかり思っていたらいつの間にこんなの出てたんですか。

きみが見つける物語     ティーンエイジ・レボリューションきみが見つける物語 ティーンエイジ・レボリューション
(2010/04/29)
椰月 美智子 あさの あつこ

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きみが見つける物語。ずっと忘れない、世界は変えられると感じた日のことを…。ティーンエイジ・レボリューション。痛くて切なく美しい十代の日々を描く、極上のエバーグリーン・ストーリー。 (「BOOK」データベースより)


そしてこの執筆陣の豪華なこと! そしてまた、ティーンエイジの頃の、自分勝手で向こう見ずで、思い込みが激しくてバカなことをいっぱいした「あの頃」を書くのがうまい作家さんばかり。
「わたしは変わらなくちゃならない」と思い込んで親友と絶交する話あり(森絵都・『17レボリューション』)、幼馴染と結婚するのだと思い定めている女の子の話あり(角田光代・『世界の果ての先』)、女の子時代を経てきた人ならどこか共感できる話がそろっているんじゃないかなと思います。

中でもちょっと異色なのは笹生陽子氏の「電話かかってこないかな」。突然「交通費+2万円で一日デートに付き合ってください」と昔の同級生から誘いを受け、お金目当てにいってみる主人公と、誘ったがわの女の子(一言でいうと腐女子)の一日のオツキアイの話。絶妙にオタクな一日なのだけど、「好き」ってすごいパワーだよね、と思わされるところもいろいろ。この男女のバランスがいいです。短編だけど、キャラクターの顔まで浮かびそう。

全体に粒ぞろいでした。面白かった。

(80点)



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読む本に行き詰ると手に取るアンソロジー。

好き、だった。 はじめての失恋、七つの話。(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)好き、だった。 はじめての失恋、七つの話。(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2010/02/23)
有川浩 朝倉かすみ

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はじめて恋を失って、はじめて本気で好きだったのだと気づいた―。有川浩、朝倉かすみ、梨屋アリエ、石原まこちん、吉野万理子、紺野キリフキ、宮木あや子ら七人の人気作家たちが、人生はじめての大切な失恋を綴った小説アンソロジー。(「BOOK」データベースより)


どうですかこの豪華執筆陣。若手注目株ばかり。
そしてやっぱり有川浩はうまいね。味のついていないから上げを食べたときの優しさの種類の違いって、あんな短いエピソードでくっきり書けるものなのか。

しかし一番気に入ったのは紺野キリフキ「刺抜き師」。幻想的で、象徴的な『とげを抜く人』の話。いろんな解釈で読めそうな懐の深さも魅力。

メディアファクトリー刊で活字大きくて短めの話しばかりなので、普段あまり本を読まない人も面白いと思います。しかも「失恋もの」って、共感しやすいし。

(80点)



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これは結構読んだことがある話が多かったかな。

金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前にI 真夜中に読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-10)金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前にI
真夜中に読みたい10の話

(2008/11/10)
有島 武郎 いしい しんじ

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時代を超えて通用する、個性派ぞろいのYA世代向けアンソロジー。これもYAか!と思うような作品もたくさんです。というか一般誌に書かれた作品ばかりですから、探してくる人が慧眼なんですね。

好きなのは梨木アリエ氏の「タケヤブヤケタ」かな。
転校してきたばっかりの主人公に不自然にくっついてくるクラスメイトがいて、その子が実は…という話。
自分のことを「ぼく」といってしまう女の子の屈折した気持ちや、母親の理不尽さが書かれている佳作。タイトルも上手い。

このアンソロジーシリーズを読むと、有島武郎が読みたくなりますな。
(他の作家さんは大概おさえているのに彼の作品をぜんぜん読んでいない自分に嫌気がさすというか。)

(80点)



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