乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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とりあえず、新刊はおさえておく、畠中さんの本。

ころころろころころろ
(2009/07/30)
畠中 恵

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摩訶不思議な妖怪たちに守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる江戸有数の大店の若だんな・一太郎。ある朝起きると、目から光りが奪われていた! (「BOOK」データベースより・抜粋)


ここ数年の話の中では一番好き。

幼少時にあったエピソードが最初に語られて、それから年月が流れ、若旦那が突然視力を失うところから物語がスタートします。
すわ一大事! と右往左往するいつもの長崎屋の面々。
それぞれの探索をそれぞれの視点から書いた連作短編に近い形になっていますが、読み応えは長編ですね。

「人」と「妖怪」の違いについていろいろ書かれてきたシリーズですが、今作では今まであまりかかれてこなかった「神」との違いにふれています。
西洋とは一味違う、日本文化としての「神」。しかしどことなくほのぼのした話に仕上がっているのは畠中氏のお人柄でしょう。

この路線の話も、何作か読みたいですね。

(85点)
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読みたくて読みたくて、なのに発売当時図書館の予約がいっぱいですっぽり忘れていた本。図書館に行ったら新刊コーナーにありました! やっほい!

アイスクリン強しアイスクリン強し
(2008/10/21)
畠中 恵

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明治維新の記憶が薄れ始めた首都・東京。誇示として生まれた真次郎は、念願の洋菓子屋「風琴屋」を開いた。しかし友人の警官たちがひっきりなしにやってきては問題ごとを持ち込んで・・・。 

私は前々から、「畠中氏は長編より連作短編の方が面白い」と思っていまして、まさにそのジャストな長さのお話でした。

「アイスクリン強し」「シユウクリーム危うし」などといったタイトルもいいし、ほんの少し古風な感じのする時代設定もいい。主人公真次郎の、なんだかんだいいつつ頼まれごとを断れない性格もいいし、脇を抑える「元幕臣」の警官たちを振り回すお嬢様・沙羅の元気よさも、沙羅の父さんの無邪気な老成感も好き。
ミステリ仕立てになっている話も多くて、実に実に好みの作風なのでした。

あとひとつ注文をつけるとしたら、警官たちの個性の出るエピソードがそれぞれ一つ二つ書き込まれていたら、もっとよかったと思います。「このキャラクターが好き」っていいながら読むのが楽しい本だと思うんですよね。全体にもう少しいろいろ濃く書き込んでくれるとうれしかったかな。

でも、「まんまこと」にしてもシリーズ初回本はいまいち書きなれていない感じがして、もう少し突っ込んで書いてほしいなあと思う場面はいくつかあったんで、この本もシリーズ化したらきっとどんどん面白くなるんじゃないかと思います。

(期待をこめて、78点)



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畠中氏はすごく好きな作家さんなのだけど、この本のいい評判を聞かなくて、おっかなびっくり借りてみた。さて・・・。
こころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたりこころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたり
(2008/01/22)
畠中 恵

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江戸・橋本町の下っ引き宇多が、恋しい思いを伝えられぬまま亡くしたはずの、於ふじが帰ってきた――幽霊の身となって! 神田川でこときれた於ふじと千之助兄妹の死の真相を探るうちに、九人の幼なじみたちそれぞれの恋や将来への悩みが絡み合ってきて――ほんのりせつない大江戸青春恋物語。 (e-hon 内容紹介より)

悪くはない、と思うのよ。
幼なじみ9人の絡み合った恋模様を、巷で起こった色々な事件と絡めて書いた連作短編。
結婚年齢になって、恋と跡取り問題と商売の問題と、色々絡めながらそれぞれがこれからの人生を見出していく、という趣向。(何人か死亡してるけど)

ただねえ・・・。
ちょっと書き急いじゃった感じがするんだよね。ただでさえ人数多いというのに、それぞれの個性が余り全面に出てこなくて、「お店の娘でおっとりしている」とか説明されてるんだよね。・・・もったいないなあ。
それぞれのエピソードでは好きなものも多いし、栄治とお染の行く末なんかはどうなるかどきどきしたし、いい場面もいっぱいあったのに、「面白かった!」って諸手をあげられないのが残念。

(73点。・・・苦渋の点数)



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テーマ:感想 - ジャンル:本・雑誌

うーん、うーん、作品の感想とはちょっと違った感じになってしまいました。ちょっと毒舌気味に。

みぃつけたみぃつけた
(2006/11/29)
畠中 恵

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5歳の一太郎は病弱で、いつも1人で寝ている。ある日、屋根裏から何か小さな生き物たちの気配を感じて・・・。

ストーリーは平凡です。
普通の人には見えないものが見える子供が、ある日ちいさな生き物を発見して追いかけっこをして、友達になる話。
ちいさな生き物が鳴家だから「しゃばけ」ワールドになるけれど、これが妖精だったり、コロポックルだったり、靴を直してくれる小人さんだったりしても、違和感はないと思います。
この本を支えてるのは柴田ゆう氏のやさしいあたたかいイラスト。「しゃばけ」の世界を支える柱の一本がこのイラストなんだなあ、と実感した本でした。影絵のイラストは秀逸です。

で。
この本のどこが気に入らなかったのかというと・・・対象がどの辺なのか、いまいちよくわからなかったところ、です。
子供向けにしては振り仮名がなさすぎる。
大人向けにしては文章が絵本的すぎる。
結局は、「絵本の雰囲気を味わいたいしゃばけファン」がターゲットなんだろうけど。
そして実際、この本それなりに売れたみたいだけど。
「新潮社、おまえもか」みたいな感じが、しちゃうんですよねえ。

(75点。悪くはない。むしろ好き、なのだけど・・・)



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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

ちょっとあんまりなんで今日はもう1冊。

つくもがみ貸しますつくもがみ貸します
(2007/09)
畠中 恵

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江戸の片隅、姉弟二人が切り盛りする「出雲屋」。鍋、釜、布団、何でも貸し出す店ですが、中にはちょっと妙な品も混じっているようで……妖怪たちが引き起こす騒動の数々、ほろりと切なく、ふんわり暖かい連作集。 (出版社 / 著者からの内容紹介) 


この本に出てくるつくもがみは、確かに妖怪なんだけど、たいした力を持ってるわけじゃない。せいぜい人の見ていないときにちょっと移動するとか、話をするとか、その位。
退屈紛れに貸し出されていった家の噂話を聞き込んできて、出雲屋で色々しゃべり、店主がそれを勝手に盗み聞いて、もつれた人間関係を解きほぐす形、かな。
過去の恨みは出てくるものの、全体に軽めの話で、するする読めます。
予定調和気味のラストも、予想できたものの気持ちいい。

私は「しゃばけ」の方が情が強くて好きだけど、これはこれであり、だと思います。

(72点)



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