乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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何でこんな本を読もうと思ったんだか。

独身王子は早く死ぬ? (ピンポイント選書)独身王子は早く死ぬ? (ピンポイント選書)
(2008/06/12)
牛窪恵

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一生結婚しない男性は、既婚男性より8~9年早く死ぬ―。未婚者は人生でソンをする?トクをする?結婚するなら、早婚と晩婚、どちらがおトク?100人超の独身&既婚者から、リアルな体験を聞きました。いまの時代の「結婚の損得」がわかります。
(「BOOK」データベースより)

結婚して一人前、という風潮はなくなってきたと思います。私の周りにも結婚はおろか彼女の気配さえない、という人がたくさん・・・。

この本は経済的な観点などを踏まえた上で、独身がいいのか、早婚がいいのか、晩婚がいいのか、ということについて語っている本なのですが、私の読んだところやや独善的。
晩婚だとこういうメリットが、独身だとこういうメリットが、と紹介もされていますが、印象としては「結婚しておいた方がいいよ」という感じが残りました。
将来年金生活を考えたら配偶者はいた方がいいんですけどね・・・。(年金がもらえるんなら)

まああれだ、結局のところは結婚なんてめぐり合わせだよね、と思いながら読み終えました。

結婚したいなーと思っているけど出会いがないと思っている人にとっては、偉く気に障る内容じゃないかしら。

(点数付けず)
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私には詩は解らない、と思っていました。

詩画集 汲む詩画集 汲む
(1998/07)
茨木 のり子、宇野 亜喜良 他

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何せ小さな時から活字が大好きで、詩集なんて読んでもあっという間に終わってしまうし、興味がなかった。

私が目を開かされたのはこの詩集の中にある「自分の感受性くらい」という詩です。

難しい言葉なんて何一つ使っていない、誰でも言えそうな言葉。
なのに、力を感じました。

がつん、と殴られた気がした。自分の甘さを見透かされた気がした。
共感、なんて言葉で片付けられないものを感じました。

こういう詩人さんもいるんですね。不勉強でした。
私の目を覚ましてくれた作者に感謝。

この詩についてはネットで検索をかけても全文を読むことが出来ます。が、紙媒体で読むとまた一味違うかと。

(点数なんてつけられるものじゃないですよ)


自分の感受性くらい自分の感受性くらい
(2005/05)
茨木 のり子

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こっちのパターンでも読んでみたいなあ。また何か発見がありそうだ。



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ようやく自宅でネット接続完了、と思いきや、なんだか不安定なのである。やる気そげることはなはだしい。

サムシングブルーサムシングブルー
(2009/06/26)
飛鳥井 千砂

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ありえない。恋人と別れた次の日に、昔の恋人と昔の親友の結婚式の招待状が届くなんて―。今の私に、この結婚は祝えない。(「BOOK」データベースより)


いやあ、読書っていいですね。

私生活がごたごたしていて、精神的に結構大変なのです。
そんな時こそ本は読まなきゃね。

この話の主人公の梨香は、冒頭から不幸のどん底です。なんたって、恋人と別れるところから話が始まってしまいます。
別れの原因なんて些細なことで、「なんとなく話がかみ合わなくなってきた」これに尽きます。些細なことで言い争いをし、それでいて強迫観念的に週末になると会わずにはいられなく、しかし会ったからといって心浮き立つような何かがあるわけでなく、むしろすれ違いを実感してしまう。
気持ちとしては、「もう無理かな」といった感じ。
それでも別れて泣きに泣いてしまうのだからそこには愛情が残っていたのでしょう。

そこへやってきた結婚式の招待状。
差出人は、高校時代の恋人と、同時期の親友。

そんな話は聞いてない、いつの間に再会して交際をはじめたのか、ひょっとして当時から二人の間には何かあったのか…。
私がこんなに辛いのに、よりによってこのタイミングでこれかよ! と叫びたくなる気持ちはよくわかります。
しかもその後、彼らを含めたメンバーで集まって、結婚祝いの準備をしなくてはならなくなってしまう。
没交渉にするほど子供ではない、しかし平気でもいられない。ゆれる女性の心に共感しながら読みました。

ネタバレをするのは無粋だと思うので一言だけ。
この話、ハッピーエンドです。
辛い気持ちを乗り越えた彼女は、きっとこれからも元気に生きていくでしょう。時々傷ついたり、泣いたりしながら。

この本がこのタイミングで私の手元にやってきたのは、神様が采配してくれたかのようでした。
もうだめだ、もう無理だ、と思う気持ちを吹き飛ばしてくれたよう。
ダメでもいいんだ、ダメな過去の自分も込みで今生きてるんだ、まだこれからがあるんだ…って。

いやあ、読書って本当にいいですね。

(甘々ですが、90点)



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「ふるさと」、ありますか?

チョコレートの町チョコレートの町
(2010/07/21)
飛鳥井 千砂

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シャッターの下りた商店街。傍若無人な昔の同級生。どこか馴染めない家族。俺は、嫌っていた故郷で働きだした。そうして初めて見えた、大切なこと。故郷を持つすべての人に捧げる物語。 (「BOOK」データベースより)


主人公の遼は賃貸を中心とした不動産店で店長をやっているなかなか有能な青年。ところがトラブル処理のためしばらく嫌っていた実家のある町の店で臨時店長を務めることになってしまうのです。
この『嫌っていた実家』の設定が絶妙ですよ。近隣に大きな市があるからそれほど人口は流出しない、でも田舎で、近所付き合いが濃密で、詮索好きで、すんでいると「うわあ、うっとおしい!!」と叫びたくなるような町です。時に若い頃は。
しかし、しっかり町に順応していてふるさとを愛しちゃってる人も旧友にいたりして、「何で嫌わなくちゃならないんだよ?」とかいわれてしまうのです。そのたびに内省してしまう遼がかわいいです。
そこに大手の工場と地元の商店街の確執とか、兄の結婚問題とかが絡んできて、もともとのトラブルは片がついても欠員補充の目処がつかず、遼はやっぱり振り回されてしまいます。

なんというか。
嫌いだけど憎んでいるわけではなくて、好きな部分もないわけではないけれど、ちょっと距離を置いて離れたところから思い出しているほうが幸せな町。そんな感じです。人間関係にもこういうのってあるよね。

遼と一緒に働く不動産店の店員さんのバランスも素敵です。この町は好きだけど、生まれ育った人たちとは本の少し温度差がある感じ。
工場長もそうですね。

そしてだんだん遼が「嫌いではないんだけど」と変化していく様子も解る。
私も地元は嫌いではないですが、もう長らくあそこで生活していないので戻ってもなじめないだろうな。
そんな共感を持ちながら読みました。

(83点)



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ちょっと本の表紙がみづらいので、ちょっと大きくしてみました。ブログ重くなるかな?

ドラゴン・ティアーズ──龍涙ドラゴン・ティアーズ──龍涙
(2009/08/07)
石田 衣良

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このシリーズは私の中で一度「マンネリだなあ」と評価が落ちて、そのあと「やっぱ面白いなあ」と反転したものです。
「ちくしょう、こんなのそのままにしておく訳にいかないじゃんか」という、単純な気持ちからトラブルを解決するマコト。共感できます。

今回のトラブルは「キャッチセールス」「ホームレス問題」「出会い系」「中国人実習生」。

仰々しく「この国の惨状は!」とやられてしまうときっと萎えると思うんですが、もっと個人的な話に持っていくあたりが上手い。たとえば、ホームレス問題にしても、マコトがやるのは「ホームレス全員が住宅に住めるようにする」なんていう大きい話じゃなくて、もっとちいさな、だけど切実な「生きていくために与えられた権利」を守ろうとする話、です。

池袋ならではの話っぽくなくなってきていると思いますが、それはそれで楽しめるからいいかと。

私が好きなのはやっぱり「ドラゴンティアーズ」かな。中国人労働者問題。珍しく、マコトと似たタイプの策士と共同戦線を張る話です。

(78点。 安定して面白いと思います。)



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