乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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何冊かまとめて読んだので数日続けて更新できそう。

NO.6〔ナンバーシックス〕#9 (YA!ENTERTAINMENT)NO.6〔ナンバーシックス〕#9 (YA!ENTERTAINMENT)
(2011/06/14)
あさの あつこ、影山 徹 他

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待望の完結巻。

んんんんんんん~~~~~
うーん、うーん、やりたかったことも狙ったこともわかるのだけど、正直どうかなあ。

矯正施設から脱出したネズミと紫苑、待っていたイヌカシたち、騒乱のただなかにあるNO.6。巻き込まれる市民たち。明かされるネズミの過去。そして近づくNO.6崩壊の時。
盛りだくさんですよ?

その割に盛り上がってない気がするんですよね。
ネズミを病院に運び込んだ時の緊迫した空気はさすがだと思って読んだんですが、その後がいただけない。
一介の本読みがプロ作家に言うには生意気だけど、言わせていただこう。
あさの氏は、「その場全体の空気」を書くのが不得手ではないのだろうか。

主人公たちに感情移入して読む分には引っ掛かりは少ないだろう。こんな大変なことが次々と!だ。そこにはたっぷり紙幅をとって語ってくれている。
その割に、同じく傷ついているはずの「市民たち」はどうだ? 彼らが何を見て何を感じたのか。そこを語っていただけないから、これだけのテーマが私の心を打たない。
主人公だけが活躍して物語が終わるのか。

「ゆがんだ世界の終りと始まり」がテーマなのだ、と思いながら読んだのに。

ネズミと紫苑にほれ込んでこの物語を読んでいる方には、十分満足できる作品になっていると思う。
銃で撃たれたネズミがその後どうなるのか。
紫苑との危うい関係はどう発展するのか。
紫苑は母のもとに帰れるのか。
こう来たか! 的な展開が待っています。

ラストは少し駆け足だけど。

(点数は…つけるとえらく辛くなってしまうのでつけません。長い間読み続けてきた作品として、感想だけ)
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児童書出身だからか今まで書いていなかった、ヤングのつかないアダルト向け小説。恋愛小説です。

あした吹く風あした吹く風
(2008/12)
あさの あつこ

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父が不倫の末に事故死した功刀鈴/夫が自分の親友と不倫した来野美那子、愛を避けていた二人が、どうしようもない愛を知る。少年17歳、女性34歳、出逢ってしまった二人。 (「BOOK」データベースより)


女性のほうが年上の17歳差の恋愛、と聞いて最初は不倫小説かと思ったら、違いました。一応、純愛もの。
主人公は17歳の高校生男子と、34歳の離婚暦あり女性。二人とも、過去に「不倫」が原因で大きく傷を負った経験があり、恋愛に夢中になるような性格ではなかった、はずなのだけど。

仕方ない、出会ってしまったのだから。

そういってどんどんお互いにのめりこんでいくのです。
どうしてもどうしても会わないでいられない、離れている間も会いたくてたまらない…。
恋愛小説としてはよくかけていると思うのだけど、のめりこんで読めなかったのは生来の恋愛小説嫌いが原因か、この年の差に抵抗があるからか。

少年から青年にかけてのもろくて強い男の子の書き方も、30代女性の大人になりきれない部分も、筆が光っているのだけど。なんとなくきれいごとの話というか…。「恋愛」と「友情」だけで話が終わってしまったなあ、と思います。

(72点・・・)



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パソコンに向える時間が激減中。何とかこのくらいペースで更新したいところですが。

火群(ほむら)のごとく火群(ほむら)のごとく
(2010/05)
あさの あつこ

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凛々しく、まばゆい、一瞬の季節。何者かに兄を殺された林弥は仲間とともに運命に立ち向かう。葛藤を越え成長する少年剣士たちを描く傑作。(「BOOK」データベースより)


時代物です。
刀さえ抜かないまま殺されていた兄。その弟として家督を継がなくてはならない林弥。道場では身分の違いを意識せずに仲良くしている友人も、もう少しで元服し大人になる。その後は気軽に名を呼ぶことさえ出来なくなる・・・。

この時代だからこその「子供時代の終わり」を書いた作品ですね。抗えない時の流れと、身の内に宿る衝動と、じりじりとした感情を描いた佳作。
バッテリーもそうだけど、こういう、身の中に獣を飼っている少年の書き方は上手いですね。

兄の死の真相を追うミステリ的な要素もあるのだけど、こっちは少し書き急いじゃった感じがします。ぱたぱたっと大急ぎで話が進んじゃうんですよね。謎解きがメインではないから仕方ないのか。

「少年の成長もの」として読むならぴかいちです。

(80点)



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ちょっと前に読んだあさのあつこ氏。

ガールズ・ストーリーガールズ・ストーリー
(2009/12/03)
あさの あつこ

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「助けて、誰か助けて…」おいちは十六歳の娘ざかり。江戸深川の菖蒲長屋で、医師である父・松庵の仕事を手伝い、忙しい日々を送っていた。いつか父のようになりたい、との思いを胸に秘めて。おいちが他の娘と違うのは、この世に思いを残して死んでいった人の姿が見えること。この不思議な力を誰かのために生かしたい、と願うおいちの夢に、必死の形相で助けを求める女が現れた。(「BOOK」データベースより)


この世に思いを残して死んだ人の姿が見えるおいち。その思いをしかるべき人に伝えることで、誰かの救いになれるかもしれない…。
物語自体はそれほど目新しい設定ではないにしろ、読み応えのある佳品に仕上がっています。医者の娘という人の生死に隣り合う家にうまれたおいち。みえる「だけ」という能力。医者の父親と、周りの人々。きれいごとだけですまない人情話を、上手くまとめた一編です。
結婚や恋愛も絡めて、人の愛憎に一歩踏み込んだ話です。他のシリーズではちょっと難しいジャンル。

そしてすべて解決した後に出てくるせりふがまた深い。
「為すべきことを精一杯為す。それだけ。」
これで〆るあたり、上手いなあ、と思います。


ただし!
このタイトルはいただけない!
どうしてサブタイトルの「おいち 不思議がたり」をもっといかしたタイトルにしなかったんだろうな。「ガールズストーリー」って、どんなジャンルの話かわからない。もったいないなあ、と思います。

(80点。面白かっただけに、タイトルでちょっと減点)



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月がかわりましたが、ひと月のまとめを書けるほどの冊数を読んでいないので今月もお休みします。

夜のだれかの玩具箱夜のだれかの玩具箱
(2009/12/09)
あさの あつこ

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死期を前に忘れえぬ女性の面影を追って妻娘と旅に出る男。恋女房に去られ落ち込む職人を案じる若旦那の胸の内。少年時代の悔恨と、満開の桜の思い出が甦る亡き友の作文。父を看取る日を前に、夫との関係に揺れる娘に訪れた奇跡。切ない恋愛から艶めく時代小説まで自在に描き出す著者の才がしっとり冴えわたる六篇があふれだす小説の玩具箱。(「BOOK」データベースより)


タイトルに「夜の」とついている通り、ちょっとダークな話を集めた短編集です。現代ものと時代物が混在しています。時代物と現代ものではちょっと文章も違う印象です。

こうやってシリーズではないものを読んでいて思うのは、やっぱりあさの氏は雰囲気作りが上手いなあ、ということ。怪談ばかりではないのだけど、ちょっとぞくっとする場面がああちこちにあります。

そんな中で死者はでてくるものの怖い話ではない「お花見しましょ」が一番好きだったりします。小学校の頃親友を事故でなくしてしまった男性の後悔の話。

最初と最後の話が背中合わせになっているのもいいな、と思います。

(85点)



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