乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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シリーズ第2弾。

背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)
(2010/09/11)
大崎 梢

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「とある地方の小さな書店が経営の危機にあるらしい」よくある悲しい噂のひとつだと思っていたが、書店営業仲間の女性がそのことを妙に気にしていて…。個性的な面々に囲まれつつ奮闘する井辻くんは、東に西に今日も大忙し!出版社の新人営業マンの活躍を描いた、本と書店を愛する全ての人に捧げるハートフル・ミステリ。(「BOOK」データベースより)


出版社営業の「ひつじくん」こと井辻くんが主人公のシリーズ二作目。本屋関係なのだけど、「成風堂」シリーズとは一味違う読み応えが魅力。
そして何をモデルに書いているかが解るとまた一段楽しそう。有名文学賞であるとか、手芸専門の出版社とか。

この本の中では、「君とぼくの待機会」が好き。
東々賞(モデルが何かは…お分かりですね)という大きな文学賞にノミネートされ、ナーバスになっている作家さんたちと、それをフォローする担当さん、本屋に奔走する営業さん。そんなお祭りムードの中、「もう受賞作は決まっている」という噂が流れ、名指しされた作家さんが辞退するという騒ぎに発展しかける。どうやら書店員さんの間で同時に広がったらしい噂の出所を探さなくては…! しかし選考会まであとわずか! というタイムリミットのある推理もの。解けてしまえばちょっとした掛け違いから発生した誤解なのですが、なんといってもどたばた間がたのしい。
賞を取るというのは大変なことなんですねえ。

そして最終章に「成風堂」の面々がちらりと姿を覗かせるのも(いや本人は出てこないのですがね)嬉しい趣向です。地続きの話なんですね。

(87点。面白いです)
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おっと、3日あいてしまった。

天才探偵Sen〈4〉神かくしドール (ポプラポケット文庫)天才探偵Sen〈4〉神かくしドール (ポプラポケット文庫)
(2009/10)
大崎 梢

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携帯に人形の画像がとどいたら、神かくしにあう―。うわさを確かめることになった千たちが見たものとは…? 怖い、でも真実を知りたい! (「BOOK」データベースより)


毎回、この話はちょっとオカルト要素が入るのだけど、今回の雰囲気はすごく好き。
神隠しという正体のわからないうわさと、呪いのアンティークドール、いなくなってしまった少年。そして現実に送られてくる画像付きメール。
今現在メールが送られてくる以上、これをたくらんでいる悪いやつがいるはずだ――という部分と、どこからこの噂が出たのか、という原因調査の部分。このふたつが絡み合っていて、最後までどきどきしながら読めました。

シリーズをここまで読んでようやく、各登場人物の個性が際立ってきた気がします。今更! という気もしますが。さくさく読めることに甘えて読み飛ばしちゃってた部分も多いんだろうなあ・・・。

(79点)



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さて、いったからには感想書きましょう。

天才探偵Sen〈3〉呪いだらけの礼拝堂 (ポプラポケット文庫)天才探偵Sen〈3〉呪いだらけの礼拝堂 (ポプラポケット文庫)
(2009/02)
大崎 梢

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十年に一度、名画公開の日には、悲劇が起こる―聖クロス学園の噂の日がやってきた! あやしい魔方陣に黒魔術、不安にかられた生徒たちを名探偵の鋭い推理が突く。(「BOOK」データベースより)


大崎梢氏のYA小説です。
枚数制限があるのかしら、ちょっと物足りない描写もところどころありますが、全体によく出来た作品です。

近所の小学校で10年に一度公開される絵画。「あの絵を公開したら呪いがやってくる」とのうわさが広まり、新聞部の付き合いで調査に行く千。
のろいを跳ね返すために画策するオカルト集団、無事に更改を終えたい教師たち、のろいのうわさに巻き込まれてしまった少女。おいしそうな材料をこれでもかと詰め込んだ作品。

なんといってももう、これはラストの! 犯人を追い詰める場面が!
「いつから疑ってたかって? それはあの時、あなたが××(自主規制)と言った時からだ!」という探偵もの憧れの展開。
少年探偵物はこれでいいのだ。

(76点)



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ああー申し訳ない、この方はきっと中編のほうが向いていると思ってました! 自分の見る目のなさに愕然。

スノーフレークスノーフレーク
(2009/02/27)
大崎 梢

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「溶けない雪の欠片を見にいこう」その約束を果たせないまま、死んでしまった幼なじみ・速人。六年後、高校卒業を控えた真乃は、彼とよく似た青年を見かける。ほんとうは生きているのかもしれない。かすかな希望を胸に、速人の死にまつわる事件を調べ始めた真乃だったが―!? 函館の街を舞台に描いた青春ミステリー。(「BOOK」データベースより)

主人公の真乃が、おとなしく目立たない「普通の」女の子なのに、死んでしまった「かもしれない」幼馴染、速人のことになると積極的になるのが好印象。
速人の死因は「車で海に飛び込む一家心中」で、速人だけ遺体が発見されていない。
生きてはいないだろうとしてもうお葬式も終わっているのに、でも「ひょっとしたら・・・」という気持ちが捨てられない、生きていると信じたい・・・。
切ない乙女心です。

さらに、なぜか6年たった今、速人の生存を示すような目撃証言が相次ぎます。付き合いがなくなっていた速人のいとこも、情報を持ってやってきます。何が起こっているのか、本当は生きているのか。大学進学でこの地を去る前に、何か結論を出したい気持ちを抱えて、だんだん加熱していく真乃の行動。
そして、何者かが真乃を追い立てている気配があります。
忘れるな、思い出せ、と。

この犯人の心境も、想像すると悲しい。

そして。
私がこの話で評価するのは、主人公の真乃が自分で真実にたどり着き、そのことによって苦しんでいる人を救うこと。劇的な展開ではない、まっすぐに、正面から向き合う姿勢。変なけれんがない分、静かにしみていくような実感があります。
すこおし、優等生な文章なんですよね。おとなしい、生真面目な。私はこれ、高く評価してます。ただね、恋愛を書くのは下手な作家さんだなあ、と思います。多分、「男女」の生々しさはかけないんじゃないかしら。もっと純粋な気持ちの話は、上手いなあ、と思うんですけど。
これは欠点ではありません! この路線でどんどん書いていただきたい。

文句なし!
(90点)



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前巻も面白く読みました。その後発表された「夏のくじら」も面白かった。最近順調な作家さんですね。

天才探偵Sen〈2〉オルゴール屋敷の罠 (ポプラポケット文庫)天才探偵Sen〈2〉オルゴール屋敷の罠 (ポプラポケット文庫)
(2008/07)
大崎 梢久都 りか

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天才探偵の千は、転校生の麻美から頼まれ、調査に行くことに。麻美の邸宅の隣の家から、深夜オルゴールの音がするというのだ、前にすんでいたのはオルゴール好きの老婦人だったようだが・・・。


天才肌で推理力抜群な少年・千、お転婆な香奈、美形なのに小心者の信太郎。二作目なのに、気分的には「また会えたね」な感じでした。

今回は少年探偵の王道、「同級生の家で起きる不可解な出来事」の解明です。
近所で有名なお化け屋敷、でも家の中には高価で珍しいオルゴールもいっぱい。毎晩鳴り響くオルゴールの音色。誰か悪いことをたくらんでる人がいるのか、それとも本当に幽霊が?

十分堪能させていただきました。
同級生の反応がちょっと幼すぎる気がするのですが(リアルに同世代の子と暮らしている身としては)、それは重箱の隅というものでしょう。少なくとも作品の出来に関係のある部分ではないと思われますんで。

謎解き部分は秀逸です! みんなで「おやしき」を探検するんですよ、その設定だけでわくわくします。
変にひねっていないストレートな作りながら、ラストは「おお!」と思いました。

根っからの悪人が出てこないつくりも、大崎さんの長所だと思います。

(83点)



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