乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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追っかけてるわけではないのに、新刊見かけると読んでしまう作家さんというのが何人かいて・・・この人が筆頭かもしれない。

前巷説百物語 (怪BOOKS)前巷説百物語 (怪BOOKS)
(2007/04)
京極 夏彦

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損料屋。人に物を貸して、貸したものが痛んだ分の損を、お金に換えてもらう仕事。ゑびすやは、普通の損料屋の扱う、貸し布団や食器類などのほかに、人生の損を引き受けて、その分の穴を埋める仕事もしていた。双六売りの又市は、そんなゑびすやとかかわるようになり・・・。

全然、期待しないで読んだんですよ。
京極夏彦って、薀蓄楽しむ分にはいいけど、物語としてはそれほどじゃないなあ、と思っているので。(しかし、薀蓄部分が浮かないのはさすがだと思うのだけど)

が。
大変面白かったです。

何がいいって、妖なんかいねえよ、でもそいつがいる事にすりゃあ、みんな丸く収まるんだヨ、
って言う姿勢がいい。
そして、金さえもらえれば何でもやるってのは裏の世界の住人のやることだ、俺達は表向きの生業もしっかり持ってるし、裏世界とは一線を引いてる、人死がでないような仕掛けを作るのが仕事だよ、っていう又市の主張も、いい。
それでも最終話は、陰惨な話になってしまうのだけど・・・やっぱり人の世は甘くはなかったよ、って哀愁も感じられて、いい。

「後巷説~」より面白かった! といってしまってはファンを敵に回すのか?どうだ?

(78点)
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なぜか異常に読むのに時間がかかってしまいました。なかなか世界に入り込めなかったのが原因です。

後巷説百物語 後巷説百物語
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2003-12

文庫版も4月に出たばかりのようです。チェックしてないけど。

「巷説百物語」から数十年、江戸時代からご一新を経て、時は明治の世。一等巡査の矢作は、事件に関わる奇妙な伝説の真偽を確かめに百介の元を訪ねる。隠居していた百介は、過去に又市と関わりあった事件を思い出しつつ語り始めるが・・・。

全6編、全部こういう出だしです。「巷説百物語」の時代の事件と、作中の時代の事件とが、同じ伝説を下敷きに絡み合いながら解決に向かう話。

あらすじがどうとかいうより、「京極夏彦の文章」に酔うための小説じゃないかなあ。独特の仮名遣い、文章のテンポ。読みやすいとはいいがたいのだけど、心酔する人がいるのもうなずける。又市が回想でしか語られないのがちょっともったいない。京極堂シリーズに「世の中には不思議なことなどないのです」の台詞がなかったら味気ないのと一緒。

「御行奉為(おんぎょうしたてまつる)---」

いやもう、なんというか、水戸黄門の印籠みたいなものですね。

(70点。『巷説~』『続巷説~』を読んで面白かった人にだけ勧めます)




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陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) 陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2003-08-09

講談社ノベルズ

花嫁が、初夜の朝に何者かの手によって死ぬという由良伯爵家。新たな婚礼を前に、警護と解明のために雇われた榎木津、その付き添いのために同道した関口。そのころ京極堂の元に、過去の由良家の事件を扱った元刑事が訪れて。今度の惨劇は防げるのか?

今回暴言ありです!

この作品は、揺らぎを楽しむものだと思う。ちりばめられる薀蓄と宗教観、常ならぬ装飾の建物への恐れ、どれが真実で誰の言っていることが事実か解らなくなるような眩暈。

私の知人に、京極夏彦のとてつもないファンがいて、この本も買ったはいいがもったいなくて読めない、という。読みながら思った。これはすでに、宗教じゃないか。「京極教」。崇め奉る人がありがたがって読むもので、決して普通の人が、「ちょっと本でも読んでみようかな。この人有名だよね」と読んで面白いものではない、と思う。「黒死館」のように評価が分かれる作品だと。

(そして、まだ「黒死館」ほど偉大な作品にはなりきれてないと思うのよ…)

姑獲鳥は読んで「こんな本もあるのか!」と感心した。でももう、面白いけどお腹いっぱい。少なくともすぐにこの続きを手にとろうとは思わない、かな。でもきっとそのうち読むんだろうな。そんな本です。




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