乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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大体、映画化が決まった小説って、そろそろ文庫化されて図書館で予約なしで借りられるようになるんだよね。さて、面白いのかな?

ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)
(2008/08)
奥田 英朗

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対人恐怖症のフリーライター、杉山博(32歳)。NO!と言えないカラオケBOX店員、青柳光一(26歳)。AV・風俗専門のスカウトマン、栗野健治 (23歳)。文芸コンプレックスの官能小説家、西郷寺敬次郎(52歳)。専業主婦にして一応AV女優、佐藤良枝(43歳)。デブ専裏DVD女優のテープリライター、玉木小百合(28歳)。選りすぐりの負け犬たち、ここに集合。(「BOOK」データベースより)

愛すべきダメ人間たち、といった感じかな。
この、ダメっぷりの書き方については、奥田氏にかなう人はいない世なあ、と常々思う。今回はエロ方面に突出してるんで、笑えない人は笑えないんだろうなあ、とも思ったけど、「ダメ人間なのに憎めない」のですよ。あっけらかんと書きはなってる。
やってることは「盗聴」だったり「郵便物盗難」だったり「猥褻行為」だったり、「放火」だったり「未必の故意による殺人」だったり(ネタばれにつき反転。PC以外の方ごめんなさい)、犯罪なんだよね。それでも、極悪人ではない、「あーこういうことやっちゃう人いるかも」と思わせるのが筆力。

一話目の脇役が次の話で主役を張るパターンの話なので、「あ、あそこではこういうことがおきてたのか」と思わせる部分も。これはおまけ的な楽しみ方で。

(74点)
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書き忘れてた、結構前の読了本。

邪魔〈上〉 (講談社文庫)邪魔〈上〉 (講談社文庫)
(2004/03)
奥田 英朗

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及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴一年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。(「BOOK」データベースより)

タイトルからなんとなく、「最悪」みたいなストーリーを期待してたんですが、そういう意味ではちょっと肩透かし。
夫が放火に巻き込まれて入院し、最初は被害者だ、重症じゃなくてよかったと思っていたものの、犯人は当の夫じゃないか、と疑い始めた主婦が、どんどん心の平衡を崩していく話。
放火犯を追う刑事の話、利権が絡んだやくざの下っ端の話、が時々入りますが、やっぱり主人公は恭子かな。

ただ、疑心暗鬼から逃れる為にのめりこんだ「運動」仲間から裏切られたり、パート先のスーパーで冷遇されたりして、だんだん追い詰められていく恭子の様子は、非常に重い。
変に共感できる分、余計に重い。
認めたくなくて逃げ出して、でもわかっているから逃げられなくてどんどんおかしくなっていく。だんだん、判断力がなくなって、馬鹿な行為に走ってしまう。

読後感は苦ーい感じでした。
もうちょっと、突き放して読めると違うかもしれない。

(75点)



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こないだから「銀行員に自分のお金を他人に渡されそうになってキレる中年親父の話(ネタわれなので反転)、誰のなんだったかなー」って思って探してました。これでした。記憶力、年々落ちてるなー。

最悪 (講談社文庫)最悪 (講談社文庫)
(2002/09)
奥田 英朗

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不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。無縁だった三人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。(「BOOK」データベースより)

登場人物に、悪人はいないんですよ。
たとえばみどりの章で出てくるセクハラ上司とか、セクハラの事実を利用して競争相手を蹴落とそうとする派閥のトップとか、「嫌なやつだなー」と思うことはあっても、「大悪人」というのではない。あえて言うなら和也を追い込むやくざは割と悪人かな。でも先に付け入る隙を作っちゃったのは和也だし。
普通に、日常生活を送ってて、ほんの少し躓いて、それを何とか取り返そうとしたら事態はさらに悪い方向に向かっちゃって、どんどん加速度が増していって、そんな人たちが出会ってしまったらそりゃもう悪いほうにしか行きませんぜ、みたいな話です。

最初の方はスピード感もそれほどじゃないんですが、後半どんどん勢いが付いていきます。何でそっちを選ぶわけ? と腹立たしくなりつつも、いったいこの先どうなるの?と気になって気になって、一気に読み進む感じ。
ワイドショウ的な下世話な興味、というか・・・まあ、他人事で作り事だから笑えるんだよね。

そしてラスト、決してハッピーエンドじゃないのだけれど、あまり苦くない読後感。
事件の落としどころは「最悪」ではありません。

(80点! 再読なのに楽しめました)



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この本、発売直後にどこかのレビューで取り上げてるのを見て、「面白そう~」と思っていたのに、当時予約枠がいっぱいで予約できずにいて、最近ようやく思い出しました。・・・ノート作ろう。そうしよう。

家日和家日和
(2007/04)
奥田 英朗

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何気なく、不用品をインターネットオークションに出してみたところ、予想外の高評価がもらえてすっかりはまってしまった主婦・紀子。頭の中は「次は何出そう・・・」ということでいっぱいで、旦那の持ち物を勝手に出してしまうが・・・。 (サニーデイ・あらすじ)

「家」がテーマの短編集。ほんの少しシニカルで、くすりとしたりほろりとしたり。「伊良部医師シリーズのような極端さはないので、奥田英朗初心者には向いてるかも。

一番好きなのは「ここが青山」。突然会社が倒産して、妻が働きに出ることになった家庭。主夫として、日々の家事に熱中し、上達していく夫。専業主婦もやりようによっては楽しいんだなあ、って思えました。疲れたときに枕元においておきたい、この話。

(84点)



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有栖川氏の「乱鴉の島」と同じ時期に出て一緒に叩かれてたやつだったんじゃなかったかな・・・とちょっと中途半端な予備知識で読んでみました。

町長選挙 町長選挙
価格:¥ 1,300(税込)
発売日:2006-04

「イン・ザ・プール」から続く馬鹿精神科医伊良部シリーズ。今回の患者は「暗闇が怖いプロ野球球団オーナー」「日本語がかけなくなったIT社長」「容姿を保つことに強迫観念的な女優」「離島で町長選挙の派閥に挟まれ苦労する都職員」の4人。相変わらず馬鹿な助言をして、自分の趣味で注射打ちまくる幼児並みの伊良部の話

・・・面白いことは面白い。だけど、叩かれるのは解るかな。

最後の「町長選挙」を除いて、「モデルはあの人だな・・・」と思いながら読む。モデルとなった人たちに関心があるわけじゃないけれど、それとも関心がないからか、えらく薄い話に感じちゃう。スケールが小さいというか、馬鹿度が足りないというか。

こんなのありえないって! という豪快な馬鹿患者を期待してるんだけどね、ちょっと上手くまとめちゃってる感じかな。流行りものは風化が激しいから、あっという間に「古く」なっちゃうし、そうなったあと笑えるかというと微妙。

多分読むなら今がぎりぎりでしょう。もう遅すぎる位かも。

(74点。でも楽しかったのです・・・)




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