乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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ミステリが読みたいなあ、さらっと読めるやつじゃなくて人名がカバー裏に書いてるようなやつ。何が面白いだろうなあ。

絶望ノート絶望ノート
(2009/05)
歌野 晶午

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いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分にとっての“神”だと信じた。神の名はオイネプギプト。エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自らの血をもって祈りを捧げ、いじめグループ中心人物の殺人を神に依頼した。「オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください」―はたして是永はあっけなく死んだ。しかし、いじめはなお収まらない。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈り、そして級友は死んでいった。不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが、さらに殺人は続く―。(「BOOK」データベースより)


前フリとは関係なく、叙述トリック系ミステリをよく書く歌野氏の本です。
上手い!

前半は、いじめにあっている男の子が書いた日記を軸に、その周りの人物の様子が書かれています。
そして中盤で、その男の子をいじめていた男の子のひとりが事故にあい、さらにもう一人が屋上から転落。いじめにあっていた男の子は、神様に「あいつを殺してください」と祈っていて。もちろん呪いは犯罪にならないんですが、果たしてこのふたつの事故は偶然か、誰かが仕組んだことなのか?
ここからが見ものです。この物語はいったいどこに向かっているんだろうと思いながら読みました。

語り手がくるくる変わり、少しずつ真実が明らかにされ、そして…という展開。伏線は引いてますが、まさか、とすっかり騙されました。絶対騙しが入ると思って注意して読んでたのに。まさに活字マジック。
しかもその上ラストに救いがなさ過ぎる。これ読んだら、学校生活に期待が出来ない。

上手い、と思うけど、面白いよ、と薦めるには全体に暗い気がします。事件が起こるまでの前半部、必要なのはわかるけど、少し長すぎる気もします。

(80点)
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ううう・・・いつの間にかすっかり「土日は更新出来ない」習慣がついてしまいました・・・。悔しいなあ。

ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)
(2008/10/25)
歌野 晶午

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カントクに選手生命を台無しにされたと、失意のうちに自殺したマラソンランナーのアユミ。同じクラブ・チームのジェシカは自分のことのように胸を痛めて泣いた。それから七年後……。(amazon・内容紹介より)


実を言うとこの本を読むのは二回目で、前回は「なんかよくわからないなあ」と思ったのみでした。で、私の側にこの話を面白いと思う素養が足りなかったのかも知らん、と思って読み返してみたのですが・・・。

(74点)



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かれこれ、20年前の作品になるんですか? (文庫が出たのは結構最近だけど)

ガラス張りの誘拐 (角川文庫)ガラス張りの誘拐 (角川文庫)
(2002/05)
歌野 晶午

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「私は断じて愉快犯ではない」―世間を恐怖に陥れている連続婦女誘拐殺人事件。少女惨殺の模様を克明に記した犯行声明が新聞社に届けられた。ところが、家族や捜査陣の混乱をよそに、殺されたはずのその少女は無事戻り、犯人とされた男は自殺、事件は終結したかに思われた。しかし、事件はまだ終わっていなかった。捜査を担当している佐原刑事の娘が誘拐されたのだ! しかも、犯人は衆人環視のなかで身代金を運べと要求する…。犯人の目的はいったい何なのか?(「BOOK」データベースより)


幕開けは華々しく、連続誘拐殺人事件。ここからどれほどアクロバティックな展開を見せるのか、と思いきや、この事件はあっけなく終結してしまう。

そして刑事の娘が誘拐され、脅迫電話がかかってくる。しかし犯人は「警察を呼べ」だの「捜査状況はマスコミに知らせろ」だの、誘拐犯としてはありえない要求を、次から次へと要求。
こんな不可能状態でどうやって身代金を奪うのか、とここから盛り上がる? と思ったところでこちらも失速。

そしてこの二つの事件の輪郭を浮き上がらせるべく、過去に起きた事件が語られるわけなのだけど。

なんというか、「王道は承知しているけどあえてそこからはずしたストーリーにした」話。
あらすじから連想される警察もの小説とは、まるっきりの別物。
「犯人」の自白の場面が納得背できれば面白い、かな。

私は「はた迷惑な!」と思ったけどね。

(70点)



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今日はいつもの時間に更新できてうれしい。なかなか時間が決められないのだ。

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)
(2007/01/12)
歌野 晶午

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インターネット上で知り合った、ミステリマニアの5人。「頭狂人」「044APD」「ザンギャ君」などのHNを持つ彼らは、推理ゲームをしていた。普通の推理ゲームと違うのは、その殺人が実際に行われ、推理の為に必要な情報はマスコミ報道によって得られること・・・。

うーん。
ゲームとして、こういう設定はありなんだろうな、と思いましたが、(そしてこういう話を喜ぶ方もいるんだろうな、と思いましたが)私としては不快。
殺したい相手がいるのではなく、「このトリックを使いたい」から行われる殺人。
命、というものをとことん軽視しないとかけない話。


現実がこの話に追いつかないことを、切に切に希望します。

(70点)



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ミステリに飢えてます。面白いミステリがよーみーたーいー・・・。

生存者、一名 (祥伝社文庫)生存者、一名 (祥伝社文庫)
(2000/10)
歌野 晶午

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鹿児島の遙か沖の孤島、屍島に六人の男女が降り立った。彼らは都内で爆弾テロを行なった四人の実行犯と二人の幹部だった。翌日、幹部の一人が船とともに姿を消し、残りの五人は文字通り絶海の孤島に閉じ込められた! 組織に対する疑心と、食料をめぐる仲間同士の暗鬼。やがて、一人また一人と殺されていく…。犯人は誰か? そして、最後に生き残る者は。(「BOOK」データベースより)

ミステリです。クローズドサークルです。孤島ものです。
ある程度知識のある方なら、「そして誰もいなくなった」を連想されるかと思うのですが、まさにそんな感じです。
テロの実行犯が一つの島に置き去りにされ、いつか組織が助けに来てくれるのか、くれないのか、食料はいつなくなるのか、そういう不安の中で殺人が起きるという筋立てです。テロに関わっているから、警察や海上保安庁に助けを求められないことになってます。やや強引な気もするけど、傷と言うほどではありません。
ストーリーの合間に、「すべてが終わった後、この島で死体が発見され、捜索が行われた」ことを示す新聞報道風の文章が挿入されています。そこで冒頭から、「生存者は一名」と書かれているんですね。
つまり、この作品中では全滅はない、誰かが生き残るんです。読者はそれを知っています。けれど、それが誰なのかは、最後の最後まで明かされない。考えながら読むのも楽しみの一つ。

叙述トリックの雄、歌野晶午の作品ですから、きっちり騙してくれます。こう書いても、読書中の興をそがない自信があります。何回かひっくり返されますから。「そうきたか!」な感じ。

それでいて、決して冗長ではない、コンパクトにまとまった構成。これぞミステリ! までいったらいいすぎか。

(85点)



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