乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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直木賞受賞作。受賞決定したと同時に図書館に予約したんで割とすぐ読めましたが、今確認したらめちゃめちゃ予約殺到してます。直木賞って怖い。

吉原手引草 吉原手引草
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2007-03

今回はあらすじなしで感想に。

舞台は、江戸時代の吉原。そこで働く人たちに、何物かが、世間話を装いながら質問していくというかたちで話は始まります。どうやら、調べているのは「葛城」という花魁についてらしい。葛城は、何かとんでもないことをしでかしたらしく、その事件の直後には噂話を求める人で吉原中ごった返したらしい。そこまでは割と早々とわかるのだけど、じゃあ何が起こったのか、葛城というのはどんな人物なのか、これがわからない。解らないのが面白い。

原因の一つに、文体が全部話し言葉、というのがあげられると思います。インタビュー記事みたいな。ただし、記者の言葉は全部カットして。

で、語る人物はどんどん変わっていくし、その人物によって話の内容もちょっとずつ変わってきます。葛城の人物像も、だんだんはっきりしてくる割に、人によって評価が違う。

これが、面白い。

たとえば私なんかはすれているんで、「この質問している人はみんな同じ人なんだろうか?」とか余計なところまで気を回しつつ読んだんですが、もっとまっすぐ読んだんでいいと思う。

つまり、「葛城は、何をしたのか」「何故そうしたのか」の二つがポイント。

ネタバレ覚悟で書いちゃいますが、決して、驚愕のラストではない。叙述トリックなんかもない。まっすぐ、素直に読んで、それでも「なるほど」と思えるような、隅々まで神経の行き届いた作品です。読んでよかった。

(90点。今月初めからこんなにいい本ばっかり読んでていいんだろうか)

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読み始めてすぐに、「あっ」と思った本。いろいろ思惑込みで読むなんてなんてもったいないことするつもりだったんだろう、って。なので、ちょっと間をおいてじっくり読んでみました。

非道、行ずべからず 非道、行ずべからず
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2002-04

江戸最大の劇場中村屋がもらい火で焼け落ちた。幸い関係者に被害はなかったものの、焼け跡から男の死体が発見される。下手人は果たして劇場の関係者か? しかし、それはそれとして劇場は再建され、客を呼ぶために女形の「荻野沢之丞」の代替わりが話し合われる。反目しあう兄弟のどちらが名跡を継げるのか? そして、第二の殺人が起こる・・・。

気合入れて読みましたが、難しかった~。ストーリーが、ではありません。歌舞伎界のしきたりが、よくわからなかったのです。劇場主ってどのくらい権力があるの? 役者の名跡って? 金主ってどのくらい口出すもの? といった基本的な部分にいちいち躓いて・・・。勉強させていただきました。

で、劇場が舞台なんで、役者から道具方から人数は多いし、役人は出てくるし、名前も古風だし、と入り込むまでに時間がかかりました。京極夏彦なんかに比べたらずっと読みやすい文章なんですけど。

人の情と芸の道は重ならない。長子相続なんて甘いものじゃない。我が子でも、場合によっては敵になる。

そういう、壮絶な役者たちの話でした。面白かった。面白かったけど、この世界に愛がある人じゃなければ、読むのに気力が必要かと思います。

(70点。ストーリーはすごく好きなんだけど・・・やっぱり75点)




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