乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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表紙を見てサッカーの話かと思ったらバスケの話でした。

リリース (teens’ best selections)リリース (teens’ best selections)
(2010/04/09)
草野 たき

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「医者になれ」という父の遺言をまもってきた明良。周囲の期待に応えるため、ひたすら内心を隠して生きてきた。ところが、中二の夏、一人の女子から尊敬する兄の裏切りをきく、バスケ部でも問題発生…人生八方ふさがりだ。そんな中、おばあちゃんからも爆弾発言がとびだし、一家離散の危機。それぞれの人物が自分の本心と向き合った時、家族、チーム、兄弟の絆は…。(「BOOK」データベースより)


なんとなく、草野氏は女の子の話の方が得意かと思ってて、中学生の男の子の話だったので驚きました。

主人公は中学3年生で、バスケ部のキャプテンで、なくなった父の代わりに医師になれとと親戚中にいわれていて、でも本当はバスケットの選手になりたくて――という、中学生の頃の全能感たっぷりな少年で、傲慢といってしまうのは簡単だけど、そこから「周囲から見た自分」を想像してギャップを乗り越えていくというのは必要な儀式だと思うのです。また、この子がそこそこ優秀で、カンチガイしやすい感じなんだよね。
主人公にとっては意味不明な行動をとる女の子が出てきたり、無愛想な転校生が出てきたりと、一気にいろんなことが起きて、一つ大きく成長する話。

この転校生がかっこいい! 才能あふれるけど無愛想で、世渡りも下手そうだけど、肝心のところではずさない。そしてチームメイトの男の子たちも情けないけどかっこいい。
男の子同士っていいなーと思わせてくれるお話でした。いいなあ。

(80点)

そして次は「キケン!」を読んでます。男の子同士っていいよなあ、と思いながら。
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久しぶりの草野たきさんの本。少女の痛々しい気持ちを書かせたらうまいなあ、と思う作家さん。

反撃 (teens’ best selections)反撃 (teens’ best selections)
(2009/09)
草野 たき

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おとなしい子―と思ったら、大まちがい! けしてあきらめない中学生5人、しぶとく、しなやかに、進め! (「BOOK」データベースより)


女子中学生5人の話の連作です。
それがみんな一筋縄ではいかない感じの女の子で、決してクラスの主流ではなく、むしろいじめられっ子に近い感じの子かな。
部活をやめて行き場がなくなったり、地元になじめなかったり、いとこに片思いしていたり、と、すこーし欠落感を抱えている子達です。

こういう子達は(多少形を変えて)私の学生時代もいました。今もいるんでしょうか。
作者の草野さんもあとがきで、「うれしいと思うポイントや怒りのツボ、(中略)あの頃と変わらないだろうと思っています」とかかれています。
がんばれ女の子。と応援してあげたくなるようなお話でした。

(80点。ぜひ現役中学生の感想を聞いてみたいところです)



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気がつくとこの作家さんの本も結構読んでるなあ。やわらかい語り口が好きです。

リボン (teens’ best selections 11)リボン (teens’ best selections 11)
(2007/11)
草野 たき

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亜紀は中学三年生。自分を主張するより、周りに合わせているほうが多いし、楽。部活ももう少しで終わるし、受験ももうすぐ。上手に自分を主張した先輩の様子を見て、自分探しが始まるが・・・。

第二ボタンをもらうのの発展系で、「尊敬している女子先輩のリボンをもらう」のが慣習になっている中学校。卓球部では、「先輩全員からリボンをもらう」のがマナーとされていて主人公の亜紀もじゃんけんに負けて仕方なくぜんぜん尊敬してない先輩にリボンをもらいに行くんだけど、「あなたが私を尊敬してるわけないじゃない」とあしらわれてしまう。
この場面の後、「私ならリボンがついたままで記念撮影されても笑えない」って思うところがリアル。この短い場面で、主人公が「人からどうみられるか気になる性格」で「人並みでいたいと思ってる」ことが解る。
そしてクラス替え。今までの友達と離れてしまって、一生懸命「一緒にいられる人」を探す場面とか、実際の中学生がこれ読んだら応援したくなるだろうなあ。

これといって目立つものがあるわけではない、どこにでもいる中学生の、それでもやっぱり「自分らしさ」はあるのだと、だからみんなも自分らしさを探そうと、そう静かに語りかけてるような作品。佳作です。

(83点)



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普段私が読んでいる児童書より、いくらか幼めな本です。

ハーフ (teens’ best selections)ハーフ (teens’ best selections)
(2006/06)
草野 たき

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ぼくの母親の名前は、ヨウコという。
ぼくは小さいときから、ヨウコが母親だと教えられてきた。
ヨウコは、茶色い毛並みのきれいな、犬だった。(本文3Pより)

主人公は小学6年生の男の子。お父さんは普通のサラリーマン。ところが父親は犬のヨウコを母親だという。
ぼくはそれが嘘だって知ってる。でも、父親には問いただせない。本当のことを知っているだろう親戚にも、聞けない。でも、本当だって信じているふりをするのもそろそろ大変。
子供は、大人が思っているより大人だよなあ、と思いながら読んだ。「本当は知っているけど、何も知らない子供の役を演じてあげるよ」とか、考えてたもんね、私も。
あることをきっかけに、「何も知らない子供の役」を卒業する「ぼく」。ちょっと変則的な家庭の、「再生の物語」。

この本は、ページのあちこちに挿入されているイラストがかわいらしいです。優しい気持ちになれる感じ。

(80点)



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この本は表紙が好き。草野たきさんの本は、いつもほんやりあたたかい。

ハチミツドロップスハチミツドロップス
(2005/07)
草野 たき

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てきとー、お気楽、いい加減、がモットーのソフトボール部のキャプテン、カズ。春になって、ソフトボール部にやる気に満ちた新入生が続々入ってきて、「私たちの心地よいハチミツドロップスのようなソフト部」はなくなってしまった。家では家で両親の間に何かあるみたいだし、付き合い始めた彼氏もちょっと変? ・・・どうしたらいいの?

何かあったとき、ここに来て、何もしなくても仲間としゃべっているだけでちょっと元気が出る・・・そんな場所、わかるわかる。
お調子者で、元気がいい私をみんなが期待してるから、ちょっとスイッチ入れて「カズ」を演じてやるか・・・そんな気持ちも、わかる。
失ったもの、大切だったもの、それを失って哀しいけれど、「哀しい」「嫌だ」っていったら相手がどう考えるか不安で、本音じゃなくて距離置いて話してしまう感じ、わかるだけに辛い。
それでもラストは暗くないことに感謝。
特別じゃない、普通の、でも頑張ってる女の子の、喪失と再生の物語。

(80点。現役の女子中学生が読むともっと得点高いかも?)



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