乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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少女の気持ちを描いてうそ臭くならず、生々しく、弱さも強さもきらめきも、全部かける作家さんというのは貴重だと思うのですよ。

ピンクの神様ピンクの神様
(2008/06/26)
魚住 直子

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嬉しい時、辛い時、女友達がそばにいた。 人から見たらささいなこと、でも自分には大切なこと。人生はそんなトラブルに満ちている。あらゆる世代の女性たちの気持ちを細やかに描き、元気をくれる短編集。 (amazon・内容紹介より)

このブログに書いてあるのは2作だけですが、アンソロジーなんかで目にすることも多く、中学生くらいの少女を主人公にすえた小説では定評のある作家さん。

そんな作家さんの一般向けの短編集、七編。

いくつになっても大人になりきれない部分というのは誰もが持っていて、特に人間関係は大人になったらなったなりの苦労というのが待ち構えている。
嫁姑関係とか、ママとも作りとか。
うん、大変だよね、私も大変だよ。でも、もうちょっとがんばってみようか。
そういうメッセージのこめられた作品です。それぞれの作品の登場人物がすこー氏ずつ重なっているのも高感度高し。

特に気に入ったのが「首なしリカちゃん」。
幼稚園でのママ友作りに出遅れて、ようやく親しくなれたのが、ずうずうしくって仲良くなりたくないタイプの母親しかいなく、憂鬱になっていた主婦の話。
みんな、一緒だよ。それなりに大変だよ。と気付いて成長する話でもありますね。
自分に引き寄せて読めたからなおさら気になったのかもしれませんが。

(全体通して78点)
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テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌

「リ・セット」が予想より面白かったので、デビュー作までさかのぼって読んで見ました。わたしが読んだのは単行本です。文庫版は大幅に加筆・修正しているそうです。

非・バランス (講談社文庫)非・バランス (講談社文庫)
(2006/05/16)
魚住 直子

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小学生のころお調子者で、クラスを盛り上げようととった行動が裏目に出て、いじめにあっていた「私」。中学生になって、前のクラスメートとは違う学校に進むことになり、今度はいじめに会わないように心を閉ざしてしまう。なのに、願い事を何でもかなえてくれると噂の人物に出会ったとき、口に出してしまったのは「タスケテ」という言葉で・・・。

少し、古風な感じかな。書かれたのは今から10年以上前の話だしね。
主人公が声をかけたのはデザインを勉強して衣料関係の職についている20代のリサというなの女性で、この出会いをきっかけに2人はだんだん仲良くなっていく。「私」の親は仕事が忙しくて、家庭内のことには無関心(に、見える)。誰にも心を打ち明けられない「私」は、リサに色々話すことでだんだん変化していく。
教本のようなストーリー展開。正直、先は読めた。
主人公が年より幼いのが気にかかるのだけど、これはやっぱり友人関係が上手くいってないひずみの表現なのかな?
というのも。
デザインを勉強していた女性が、「衣料関係」の仕事について、実際やってることはデザインではなく商品管理や配送・・・って、中学生くらいなら「あ、才能を認めてもらえないんだ」くらいの気は回すだろう。それを「商品管理って言うのはきっとデザインと同じくらい大切な仕事に違いない」と思い込むって、そんなもんですか?
あー、でも、こういう気のまわし方をする子供って「いじられ」の対象になりやすいんだよねえ・・・。
どこまで計算して書いているのか、それとも自然とこうなったのか、深読みするべきなのかそうでないのかつかめない感じ。

文章も上手いとはいいかねるのだけど、この主人公の心情には合ってる感じもする。

(70点。デビュー作ってのはこのくらいだね)



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お初な作家さん。児童文学畑の人、らしい。

リ・セットリ・セット
(2003/03)
魚住 直子

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友人関係にどこか冷めている中2の三帆。居心地は良くないものの、ムードメーカーの友人に合わせておけばなんとなく日々が過ぎていく。父と離婚した母はブティックで働き、三帆はそんな母に頼り過ぎないように生活していた。そんな中、海辺でキャンプをする「元・父」と出会い・・・。

毎回思うのだけど・・・やはり、今の中学生は「なんとなく居心地は良くないけど、周りに合わせて集団の一員でいる」ことが大切なんだろうか? それとも、そういう感性の人に本好きが多いの? (特に女子の)中学生を主人公にした小説、その手の話多い。みんなそういうの読みたいのかなぁ。

主人公の三帆は典型的なそういう感じの子で、でもグループの子達の行動をみて「あんなことやらなきゃいいのに」と思いながらも、なんとなくあわせて流す、という、「自分が傷つかない」様にうまく立ち回る子。でも、なんとなく違うんじゃないかなあ、って気持ちはある子。これ、子供に限らず大人の世界でもある。子供たちが精神的に早く大人になってしまうってことなのかも。

しかし、この話のポイントはなんといっても「あかり」。
三帆のグループに「ビミョー」と陰口を叩かれている事を察しながら、でも孤立するよりはと無理に明るく振舞ってグループの一員になろうと努力する女の子。途中であかりは転校することになるんだけど、このときの三帆たちの対応と、それを受けてのあかりの行動がいい。この場面がなかったらこの話はもっと平凡だったと思う。
少し説教くさい部分はあるものの、文章も丁寧だし、よくまとまった話。

(72点。やや平凡)



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