乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
このカテゴリーの記事


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ
予告どおりに。4巻から読んでしまうあたり邪道といえば邪道ですが、このシリーズについてはそれもありなんじゃないでしょうかね。

女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー (角川文庫)女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー (角川文庫)
(2006/04)
山田 真哉

商品詳細を見る


キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で遭遇する奇妙な事件。駄菓子屋再生の鍵を握るのは問屋さん!? 悪質な在庫隠しの驚天動地のトリックとは? 買収された企業の消滅を防ぐ秘策はあるのか―萌実の名推理が「会社」という不可思議な存在の秘密を鮮やかに解き明かす! (「BOOK」データベースより)


失礼ながら、小説としての出来はそれほどではありません。

といってもどこぞの表紙と話題性だけで売れている本に比べたら、キャラクターのたて方もしっかりしているし、話のテンポも悪くない。及第点といったところでしょうか。

この話のキモは、どちらかというと「どんな会計問題をテーマに(面白く・解りやすく)書いてくれるか」というところにありますね。株式買収、棚卸減耗、在庫管理。私は今会計関係に興味を持っているから余計面白く読めるのでしょうが、知識がなくてもそれなりに楽しめるのではないでしょうか。
そして今現在簿記を勉強している人に読んでもらいたい。
私の勉強していることは、こうやって現実社会とリンクしているのか、と思えるので。

私が好きなのは最後の薬屋さんの話。
内容がどうこうより、ややステロタイプな、自分の会社の商品を愛している社員達にぐっと来ました。

(80点)
スポンサーサイト



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ
ただいま。

フラン学園会計探偵クラブ Report.1 (角川文庫)フラン学園会計探偵クラブ Report.1 (角川文庫)
(2010/01/23)
山田 真哉

商品詳細を見る


この本の感想は以前も書いたことがあるのであらすじなどは割愛。

で、更新しないでいた半年の間、何をしていたかというと全力で勉強をしておりました。職業訓練校というやつに通っていたのです。
めでたく検定にも合格しまして、無事就職も決まり、現在フルタイムで勤務中です。
…となると、ぜんぜん本を読む時間が取れないんですね。

しかしもう我慢できなくて、新しい本じゃなくてもいい! と手に取ったのがこれ。
簿記の勉強も一通りしたし(しかしまだ7月に試験を受けるのである…)、ちょっとは感想かわるかなあ、なんて考えてました。
で、結論。
簿記って面白いよね。

(というか私基本的に勉強が好きみたいなのです)

この本の中心は確定申告。一般に「簿記」として勉強する内容とは異なっているんですが、それでも懐かし楽しい感じがしました。
小説として読むには異色作、でもキャラクターもしっかりしているし読みやすい。主人公二人の変人っぷりも面白い。ましてや顧問のはっちゃけっぷりは言わずもがな。
お金って大事だよね、税金って大切だよね、と思いながら読みました。

女子大生会計士の事件簿も読んでみようと思います。というかこれ、続巻でないのかしら。



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ
普通だからこそ面白い小説ってあります。

ダリアの笑顔ダリアの笑顔
(2010/07/17)
椰月 美智子

商品詳細を見る


自信満々の別の自分を空想する長女・真美。友人たちと揺れる40代を惑う母・春子。転校生にピッチャーの座を奪われそうな長男・健介。係長なのに全然やる気の出ない父・明弘。四人家族の綿貫さんち、それぞれの悩みや不安の日々から生まれる、ささやかだけれど大切なもの。どこか懐かしくて元気が出る、あなたと同じ普通の家族の光り輝く物語。(「BOOK」データベースより)


第一章目の主人公は真美。家を建てるために働きに出るようになったお母さんのために、あれこれ頑張ってる子です。たとえば、お母さんが帰ってこない、お米は炊いた、朝の残りのおかずが一人分だけあるから弟に食べさせて、私は納豆ご飯でも食べようっと…という場面があります。いじらしいよね。しっかりしてるよね、まだ小学生なのに。でもこういう気持ちをまっすぐ汲んであげられる母ばかりとは限らないのです。痛々しいくらい健気。
なーんにも得意なことがなくて、いつも怒られてばかり、と自分のことを卑下しているこの子が、とあることをきっかけに自分を好きになっていきます。きっかけについては読んでください、母親っていいなと思えます。…この展開は心温まるものなのですが、私はてっきりもっと大変なトラブルを招くのかとひやひやしながら読みました。

捨てるなよ、そんな大切なもの…。

二章目からは母、弟、父が交代に語っていく話です。どうやら無事に家は買えたみたいです。お姉ちゃんもちょっと元気に練ってて喜ばしい。

確かにどこにでもありそうな平凡な一家の話なのだけど、それぞれのエピソードはきらきらしています。大人になっても女の子の部分って残ってるよね。こういう話を魅力的に書ける作家さんって素敵だなあ。

しかしなんだかんだいってもやはりおねえちゃんの章が一番好きでした。

(85点)



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ

テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌

なんか新刊でてるなあ、と思ったら「古典部」だし! コレを読み落としていたとは、不覚なり。

ふたりの距離の概算ふたりの距離の概算
(2010/06/26)
米澤 穂信

商品詳細を見る


春を迎え、奉太郎たち古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。だが彼女は本入部直前、急に辞めると告げてきた。入部締切日のマラソン大会で、奉太郎は長距離を走りながら新入生の心変わりの真相を推理する! (amazon・内容紹介より)


今回の話はマラソン大会が舞台です。
二年生になった奉太郎たち古典部と、仮入部してきた1年生。仲良くやっていたと思ったのに、急に入部しないと言い出されたため、原因を探るべく奉太郎が過去を回想します。

ああ、奉太郎変わったな、というのが第一の感想。
「やらなくてもいいことはやらない、やらなくてはならないことは手短に」といっていた頃から一年。以前の奉太郎なら、新入部員を獲得しなくてはならない理由があるわけでなし「入部しないというのなら何か理由があるんだろう」と流してしまっておかしくなかったのに、入部しない理由を考え込んでしまうあたり、誰かの影響が大きいなーとニヤニヤしました。実際、入部取り消しによって一番傷ついたのは千反田えるだろうし。

今回の話も前回同様、物語が終わる時点というのは決まっていて、「マラソン大会の終了時」がそれです。それまでにいろいろ思い起こして推理をまとめなくてはならない、この制限たっぷりな中で奉太郎の回想がまた無駄がないのです。推理の要素がぎっしり詰め込まれていて、それでいてちゃんと青春小説で楽しく読み進められて、謎解きでは「あれとあれがこうなるのか!」って驚きもたっぷりで、文句なし。ちいさな場面も読みおとせないですよ。これぞ日常の謎、という話です。すごく高度な技を、そう感じさせないくらい鮮やかに見せてもらった話というか。

学年が進むことで人間関係にも変化が生まれてくるのは当たり前なのだけど、古典部の面々も少しづつ成長してますね。
奉太郎が実にいい男に育ちつつあります。素敵。
ちゃんと、物語内の時間を進めて成長を実感させてくれることに、感謝します。

(90点)



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ

テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌

山本弘といえばと学会。でも端正なSFも書くよね、「フェブラリー」とか読んだな、SNEからは独立したんだよね、…なーんてことを考えながら手に取ったんですが、そういういろんな考えなしにして読めばよかった。

詩羽のいる街詩羽のいる街
(2008/09/25)
山本 弘

商品詳細を見る


「あの日まで、僕はこの世に奇跡が存在するなんて信じていなかった」。マンガ家目指して持ち込みを繰り返すもののいっこうにモノにならない僕。ある日突然現れた詩羽という女性に一日デートを申し込まれ、街中を引きずり回される。お金も持たず家もない彼女が、行く先々ですることは、街の人同士を結びつけることだけ。しかし、そこで見たことは、僕の人生を変えるに十分な出来事だったのだ。―幸せを創造する奇跡の人、詩羽とは。 (「BOOK」データベースより)


なんといっても「詩羽」がいい!
「他の人に親切にして、その見返りにいろんなものをちょっとずつもらい、家も金銭も持たずに生活している女性」の話です。
そんな馬鹿なことが、と思うのだけど、実際読んでいるとこういう生活もありかと思えてくるからすごい。
もちろん善意の人に囲まれての生活なんですが、そういう人を見つけるのも上手いんだろうなあ。
詩羽と出会ったいろんな人が、誰かに親切にすることによって少しずつ幸せになっていく、心温まる話です。

それでいてただ甘い話ではないんだよね。
ネット上で匿名の陰に隠れて人を傷付ける人もでてきます。
「ルールを守りなさい、というだけじゃ誰もルールなんか守らない。ルールを守ることによって得をすると気付けば、強制しなくたってみんなルールは守る」といった、冷静な発言もあったりします。
でも突き放さない。あなたは私には関係のない人だ、とは言わない。きっと、どこかで分かり合えるよ、と伝えてくれている感じがします。

特に最終話、知識も技術も必要だけど、人とコミュニケーションを取る能力も必要だよね、という発想を基にしたゲームが、単純だけど面白い。こういうゲームなら参加してみたいなあ、と思えました。

(88点! 文句なし!)



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ

テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。