乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今月読んだのは図書館本30冊、購入本4冊、再読本4冊。結構少ないなー。

今月のベストブック
 
「本格小説」 水村美苗(90点)
 
「塩の街」 有川浩(90点)

「女王国の城」有栖川有栖(90点)


88点、89点の本もあったんで、読んだ冊数の割に充実した一月でした。

次点
「氷の海のガレオン」
 木地雅映子 
今月一番ダメージの大きかった本。

今月の番外 「蒼路の旅人」シリーズ読了後に残ってた一冊。これだけでどうこう言うのはフェアじゃない気がする。
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西條さんの本は初読。この装丁はなんかちょっといやらしい感じがするのは気のせいか?

烏金烏金
(2007/07)
西條 奈加

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金貸し婆のお吟のもとへ、浅吉と名乗る男が転がり込んできた。浅吉は首の回らなくなった借金主と掛け合って、借金の整理をしてやり、お吟の商売の助けをする。しかし、浅吉には何かたくらみがあるようで・・・。

悪くない。
江戸を舞台にした軽い小説.。
浅吉のたくらみがどうやら「お吟から金を奪う」ことにあるらしいのは割と早々にわかるんだけど、じゃあその目的はなんなのか、何故お吟を狙うのか、といった謎は、ラストまで引っ張ってくれる。こんなに借主に思い入れしてたんじゃ商売にならないだろうな、商売抜きでも子供には思い入れする原因があるのかな、と思いながら読み進む。
ちょっと上手く行き過ぎる感じは残るものの、まあ、納得のいく展開。するすると読めて最後にちょっとほっとする。

ただ、もうちょっと書ける作家さんな手ごたえがするんですけどー。
なんか、読んだことある設定が詰まってるんですけどー。
もっとがっつり書いた本が読みたいな。

(75点。多くは語らず)



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タイトルと装丁に引かれた。なんだこのシンプルさは。

11時間 -お腹の赤ちゃんは「人」ではないのですか-11時間 -お腹の赤ちゃんは「人」ではないのですか-
(2007/06/29)
江花 優子

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2003年、12月、札幌で交通事故がおきた。被害にあった女性は妊娠中で、急遽帝王切開での出産に踏み切ったものの、生まれた女児は11時間後に死亡。悲しみにくれる両親に突きつけられたのは、「胎児は人ではない(業務上過失致死に当たらない)」という現実。小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作。

私は自分で自分のことをちょっと読書の好きな(笑)「普通の主婦」だと思ってる。別に、社会問題に詳しいわけでも格段の興味を持ってるわけでもない、が。
たまにこういう無視できない本にぶち当たっちゃうんだよなー。

ノンフィクション本なので、ネタバレは関係ないと思う、ので書く。
この本は、最後まで結論らしい結論はない。

何らかの外力で胎児が死亡しても、それ自体では殺人罪は問われない。たとえそれが予定日をすぎていて、生れ落ちれば何の問題もなく成長する子供であっても。それはおかしい、もっと早く人権を認めるべきだというのなら・・・じゃあ、望まない妊娠をした女性は「子供の人権を尊重して」出産しなくてはならないのか、という問題が立ち上がってくる。どこでラインを引くのがいいのか。
これに関して、私の思うところはとりあえず置いておいて。
問題は、「こういった問題があるということを知ってる人が少ないこと」、「法解釈が変わろうとしていることを、誰も知らないこと」。誰も知らない、議論の対象にならない、世論の流れが起こらない事。
いつもそうだ、十分な論議がされないまま、一般市民にとっても重要なことがこっそり決まってく。みんなが知って、いろんな考えが出てきたら、よい解決法が見つかるかもしれないのに。

なので、とりあえず私はここにこっそり書いてみる。

「みなさん、どう思います?」

(70点。ぜひ読んで欲しい本ではあるものの、読んで楽しい本かは微妙)




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「この本、読んだことありますか?」と聞かれて、未読だったら・・・そりゃあもう、読むしかないよね。

“It”(それ)と呼ばれた子 幼年期 (ヴィレッジブックス)“It”(それ)と呼ばれた子 幼年期 (ヴィレッジブックス)
(2002/09)
デイヴ ペルザー

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兄弟の中でただ一人、母からの虐待を受けて育った著者が、過去を振り返って語るノンフィクション。虐待の様子を生々しく語った「幼年期」、保護されてからの里親との生活を主にした「少年期」、初めての友人たちとの日々を描いた「青春編」、社会人になってからの苦悩を描いた「完結編」の4冊。

何でこの本読まなかったのかな・・・。興味本位に大騒ぎしているマスコミの姿勢に嫌気が差して、だったかな。
この本を読む際に、頭に入れておきたいのは、「時代と国が違う」ということ。家庭内での子供のしつけのやり方に、多少の暴力が含まれていても、隣人が何か言うような時代ではない。学校の教諭は「虐待」を知っていたが、何らかの手を打つことは不可能じゃないにしても一般的ではなく、「我が家の方針に口を出した」と非難されても仕方ないこと。
そして、虐待というのが一般的じゃなかったため、「保護されて里子になる」子供たちにも、何か悪いところがあるんだろうという偏見の目が注がれたこと。


通して読むと、各巻によって描き方の違いがあるところもあり、受け取るイメージは若干ぶれがあるのだけど、それでもいえるのは、「よくこれを書ききった」。
虐待を受けた子供が、そこから立ち直るのがどれほど困難かということを、想像ではなく、実体験として語れる人間は、そうはいない。
思い出すのも辛いというのはよく使われる言葉であるけど、それでもここまでの体験を思い起こすのはさぞ辛かっただろう、としか言いようがない。そして、この作品を世に出したことで、「虐待というのはこういうことなのか」と知ることの出来た人は少なくないと思う。よくこれを書き、発表し、そして各地で講演をし、ここまで精力的に走り回れるものだと、感心せざるを得ない。
作品として読むならば、著者の母の心の闇が語られないことに物足りない感じは残るが、「それを突き詰めるより、未来のことを考えたほうがいい」というメッセージは真摯で、強い。

(点数はなしで。「指南編」、今探してるところです)



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正直に言う。江國氏の本は、さほど魅力を感じない。たまたま、新刊本コーナーにあるのを見つけて、なんとなく「読んでみようかな」と思った本。

間宮兄弟間宮兄弟
(2004/09/29)
江國 香織

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三十代も半ばになろうかというのに、兄弟二人で同居し、ささやかな趣味を共有する間宮兄弟。なんとなく家に呼んで交流することになった女性たちとの、友情のような関係を、淡々と語る小説。

これね・・・帯に、「恋愛小説」って言葉が含まれてるんだよね・・・。どの辺が?
こういう、性別を感じさせない、どろどろしない小説を描けるってのは江國氏の最大の特長だよね。普通の小説家なら、もっとけれん味たっぷりに、仰々しく飾り立ててねちっこく書いちゃうだろうなあ。でも、そうしちゃうとこの本のいいところは全滅だ。
冷静に間宮兄弟の行動を追うと、「うえ~気持ち悪い」と思うだろうなあと思うんだけど、作中のイメージは「意外とさわやか」「結構純情」。ちょっとかっこいいかも、とすら思える。
ドラマ的な盛り上がりとか、驚く結末とか、そんなのなくてもいい小説というのはある、と教えてくれるような一冊です。

(70点)





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