乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今月読んだ本は図書館本18冊、購入本7冊。色々あって少なめです。無理しないでいたらこのくらいなのが今のペース。

ローズ2 今月のベストブック ローズ

赤×ピンク」 桜庭一樹 (88点)


生きていくのが苦しい、愛されたいと渇望している女の子たちの話。女性なら共感できる! と思う。


ラットマン」 道尾秀介 (88点)


ミステリファンのためのミステリ。騙される快感。


黄色い目の魚」 佐藤多佳子 (88点)


青春小説の教科書みたいな本。面白いよー。次は「一瞬の風になれ」よまなきゃなー。

今月の番外・「めざせ!ポジティブADHD」「あなたはダメな子じゃない」 (amazonに飛びます) 両方すごくすごくいい本で、大変ためになったのだけど、感想とかお勧めとか、そういう次元の本ではないなー・・・と思いました。子育て中のお母さん、参考になると思います。
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恩田陸の長編が読みたい。ワンアイディアで書いてしまう短編より、断然長編の方が好き。

いのちのパレードいのちのパレード
(2007/12/14)
恩田 陸

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恩田ワールドの原点<異色作家短編集>への熱きオマージュ。ホラー、SF、ミステリ、ファンタジー……クレイジーで壮大なイマジネーションが跋扈する、幻惑的で摩訶不思議な作品集。 (帯より抜粋)

残念ながらこれは短編集。
ああ、恩田陸って人はSFの人なんだなあ、と実感させられる作品でした。

こぎれいな、細かいつじつまあわせより、読者の想像の枠を飛び越えてしまう、イメージの連なり。どこかで曲がり角を間違えて、しらない道に迷い込んでしまった時のような、不安定な感じ。
これが実に鮮やか。

読後感がすっきりしないのも、味。

一番好きなのは「隙間」。
ホラーと見せかけて、ミステリ的に落ちるのか? と思ったらやっぱりホラーだった。この一ひねり余分な感じが、実に恩田陸らしくて、好き。

(75点)



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「東京・地震・たんぽぽ」が大変よかったんで、次に何を読もうか狙っていた作家さん。

花が咲く頃いた君と花が咲く頃いた君と
(2008/03/19)
豊島 ミホ

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ひまわりで遊び、コスモスに恋をし、椿に涙して、桜の微笑みに頬笑む-。目を閉じ、耳を澄ませば、可憐な花の囁きが聞こえる。日常の切ない一瞬を切り取る名手が、いま、分岐点にいる人に贈る珠玉の短編集。 (「MARC」データベースより)

まさに、短編集、です。
主人公はそれぞれ違うし、ストーリーのタイプも少しずつ違う、それでいて「何かが変わってしまう」ことへの不安、切なさ、そういうものが共通してる、トータルして統一感のある本。

中三の夏、タイプの違う友人と過ごす夏休み。終わってしまう中学生活の象徴のような季節。
秋に出会った、逃亡者。逃げている彼に共感を覚えたものの、彼はまた新しい土地へ逃げていく。
冬、深々と寒い時期、亡くなったおじいちゃん。じわじわと沸いてくる実感。
春、片想いの女性と空き地にひっそりと咲く桜を重ね合わせた少年の、恋の行方。

ちょうどこの年の人が読むよりも、もう少し大人になって、甘酸っぱく思い出すほうが似合う本だと思います。

(78点)



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文庫出るの、待ちました。どうせ買うんならやっぱり同じサイズでそろえたいし。次は二ヵ月後、我慢、我慢。

クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社文庫 に 32-2 西尾維新文庫)クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社文庫 に 32-2 西尾維新文庫)
(2008/06/13)
西尾 維新

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鴉の濡れ羽島で起こった密室殺人事件から2週間。「ぼく」こと戯言遣い・いーちゃんは、級友・葵井巫女子に誕生祝という名の飲み会に誘われる。級友と一緒にすごす休日に興味のなかった主人公だったが、強く押されて断れずに参加することに。その頃、世間を騒がせていた連続殺人。犯人の零崎人識に狙われた主人公だったが・・・。

いや、上手い上手い。前作よりずっといい。
ただし、「ミステリ」としての枠で見ると、それほど高い評価は出せないかな。

連続殺人が最初大々的に取り上げられてたし、犯人の「零崎人識」が早々に出てきたんで、てっきりそっちに添って話が進むのかと思ってたらそうじゃなかった。
大学の級友、「葵井巫女子」の友人が密室で殺され、容疑者の一人として警察に取調べを受ける主人公。一度開放されたものの、連続殺人の様相をなしてきて・・・。と、こっちの方がメインの謎。
しかし、読みどころはやっぱり主人公の「こわれっぷり」じゃないかと思う。人として、何かが大きく欠けていて、それを自覚している少年。「子供たちがこの本を抵抗なく読むのか?」と思うと空恐ろしくもあるのだけど、実際私もぐいぐい読まされたし(顔をしかめる場面はいくつもあったけど)、やっぱ、上手いんだよねえ。
これでもう少し血の匂いのする文章だったら、読めなかったかもしれないけど。

そして、ラストのどんでん返しの後にもう一段の「真相」が待っている構成はさすが。
そう思って読み返してみると、きっちり収まるところに収まる感じ。なのに全体の印象としては「謎解きは狂言回し」な感じなんだよね。このバランス感が絶妙です。

(80点)



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結構たまってた積読もこれで一応の解消です・・・。あとは、「単行本を図書館から借りて読んでたのが文庫になったんで買いました」って本と、『ドグラ・マグラ』くらい。『ドグラ・マグラ』は何回チャレンジしても途中で萎えちゃうんだよね。

黄色い目の魚 (新潮文庫)黄色い目の魚 (新潮文庫)
(2005/10)
佐藤 多佳子

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海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて―。 16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。(「BOOK」データベースより)

失礼しました。私が悪かった。
実を言うと、この本買ったの結構前で、最初の2章だけ読んで、「絶賛されてるらしいけど、それほどでもないなあ・・・」と思って読むのをやめてたんでした。(貸し出し期限のある図書館本のほうが優先される傾向にあり)
しかし、この本の面白いのは3章に入ってから、なのでした。
第一章が、別居している父親を通して「絵」と出会う小学生の悟の話。第二章が、イラストレーターの叔父を持つみのりが、いじめと友人関係のあれこれで悩む話。
第三章になって、2人が同じクラスになってから、話が動き出すんです。

「絵を描く」という、誰にでも出来るのに才能の有無がはっきり傍目で解るもの。
取り付かれたように絵を描き続ける悟と、「自分に描く才能はないけれど絵の近くで生きていきたい」と切望するみのり。安易に恋とはいいがたい、強い感情。たった一人に出会ってしまった、苦しみと喜び。
まさに「青春小説」って感じです。16歳、高校生の頃の、不安定で一生懸命でときどきむしょうに走り出したくなるような強い衝動を抱えてる感じ、よく出てます。
これは確かに大傑作。読み返しても味が濃くなる、いい作品です。自分の見る目の無さにがっくり。
(88点!)



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