乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今月読んだ本は図書館本28冊、再読本2冊。
それほど短い本ばっかりじゃないと思うんだけど、冊数は多かったなー。

今月、80点台を付けた本が多かった割に、飛びぬけて「これがお勧め!」がないのが残念。

 今月のベストブック 

愛しの座敷わらし」 荻原浩 (89点)
感情移入しやすい本のほうが好きな私。ちょっとウエットっぽいほうがいい。まさに好みどんぴしゃな本。

神様がくれた指」 佐藤多佳子(87点)
私にとってこれは、「ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)」と心の中の同じ棚にしまった本。こういうの、大好き。

今月の番外:「夢の中まで語りたい」ふつーに対談集。どちらかのファンなら面白いんだろうけど、これだけでは特筆する要素なし。
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どの作家さんが古典で、どの作家さんがそうじゃないのかの区分って難しい。私にとっては横溝正史は古典じゃないけど三島由紀夫は古典。このカテゴリは、そういうちょっと歪んだ基準でくくりますんで、「これは違うだろう!」っていうのがあってもご容赦を。

坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫)
(1950/01)
夏目 漱石

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四国に教師として赴任したおれ(坊ちゃん)は、曲がったことの大嫌いな一本気な性格。同僚の赤シャツや狸とやり合うことになるが・・・。

なんてあらすじ書いてみたけど、解説本もいろいろ出てるし、中学校のころには授業でもやるし、説明の必要もないような名作ですね。

私、未読でした。

授業で教わってあらすじを知っていたから、読む気が起こらなかったんです。
しかし、読んでみて思う。
やっぱ、名作といわれるものは面白いね。

小学生のころ太宰治を読み、さっぱりよさがわからなかったので、「古典名作って呼ばれてるものって、あんまり面白くないんじゃない?」とかってに決め付けてました。面目ない。
坊ちゃんの、無鉄砲な勢いのよさ、江戸っ子の口調、地元の人たちとの齟齬、畳み掛けるように進むストーリーが勢いがあってどんどん読めるし、応援したくなる感じ。
結局は「個性的すぎて縦社会に上手く順応できない青年」の話なのだけど、当時はこのくらい破天荒でも大丈夫だったのかと、今の時代を鑑みて色々考える部分がありました。
(今ならこんな先生、親のクレーム集中するだろう、きっと)

(古典については点数つけません)



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ミステリランド、やっぱり面白いなあ。なかなか価格的に全部追いかけるわけに行かないのが残念無念。
酸素は鏡に映らない (MYSTERY LAND)酸素は鏡に映らない (MYSTERY LAND)
(2007/03/30)
上遠野 浩平

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クワガタを追って公園に駆け込んだ健輔は、未来を予告する不思議な青年に出会う。彼はどうやら世界の支配者らしいのだが? 彼を事故に巻き込みかけた元特撮ヒーローの守雄と友に、健輔は幻の金貨を探すことになるが・・・。

どうやら、上遠野氏のほかの作品とリンクしてるみたいです。私はほとんど読んでないんで、よくわからないんですが。それを暗示する、意味ありげな描写が所々に見られます。

が、そんなのはどうでもいい。そういうもんなんだ、とまるのみで十分。
単発作品としても、金貨を探すミステリとして、十分楽しめます。活発な少年と、ちょっとオタクな(でも隠してる)姉、ひねくれかけてる元ヒーローという取り合わせも面白い。
子供たちに振り回される大人(こういう人達は大体悪巧みをしている)との対比も秀逸。

予備知識があったらもっと面白かったんでしょうか。十分楽しめましたが。
(75点)



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SFだ! これはぜひ、作中と同じ季節、6月~7月前後に読むのが気持ち悪くて楽しい。

月の裏側 (幻冬舎文庫)月の裏側 (幻冬舎文庫)
(2002/08)
恩田 陸

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九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく……。 (出版社/著者からの内容紹介より)

最初は失踪事件を追うミステリっぽい作品なのかと思っていたら、気付くと非常に気持ち悪いSFになっていました。生理的嫌悪感がつかれまくりで、それなのに先が読みたくなるジレンマ。「うーわー」と心の中で何度叫んだことか。

老女たちの失踪中の記憶がないというのが非常に重要な伏線で、そこから「自分の記憶は本当に連続しているのか」と否応なく考えさせられるあたりが気持ち悪さの原因か。
単に、「同じ形の粒々が並んでいる」というのも、私にとっては気持ち悪さの原因で、(蛙の卵とかね)そういう意味でも非常に「気持ち悪い!」作品でした。

作中の雰囲気は最高。ぞくり、とします。

(83点! この作品、「気持ち悪い」は褒め言葉)



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プラネタリウムのあとでプラネタリウムのあとで
(2005/11)
梨屋 アリエ

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闇夜にきらめく、美しくて切ない四つの恋物語。
心の中に小石を作ってしまう少女、体が膨張する少年、吸脂鬼に脂肪を吸われる乙女、自分の抜け殻を咀嚼する異母姉…。別世界へ誘う珠玉の4編。 (「BOOK」データベースより)

「プラネタリウム」の続巻ともちょっと違う。前作を読んでないと理解できないというわけでもない。
中学生の心象風景を反映した、「ちょっと不思議」な出来事が起きてしまう世界。
読んでて、「ああ、こんな時期あったあった」と共感できるのがいい。

一番切なかったのは第一話、「笑う石姫」。
この話の中に出てくる母親が、変質的で、やってることは間違ってないのだけど子供の事を考えてない、非常に「痛々しい」母親で・・・。こういう母親に頭を抑えられて育った子供が、どれだけ感情表現が不器用になるか、臆病になるか、両方の視線から読める分、非常に痛い話だった。
この後、彼女はどうなるんだろう、彼はどうするんだろう、ストーリーが終わった先を心配したのもこの話。

主人公以外の人物が痛々しい感じがするのもこの本の特徴。はー、生きてるって大変なこといっぱいあるねえ・・・。

(75点)



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