乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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あともう一冊くらいは感想あげられるつもりでいたのですが、どうにも時間が取れないので今年は残念ながらこれで閉めたいと思います。お付き合いいただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

今月読んだ本は 図書館本15冊 購入本1冊 再読本2冊。 計18冊。
いまいちでしたねえ・・・。

というわけで今月のベストブックはなし!

今年のベストブック

一瞬の風になれ」 佐藤多佳子

夏の庭」 湯本香樹実

カイト・ランナー」 カーレド・ホッセイニ

久しぶりに自分のブログ読み返してみて、
今ならこう書くのに下手だなあ と思う文章と 
あーこういう表現はもう書けないなあ と思う文章が
混在していることに気付きました。

一年分、私も変化してきたみたいです。

それが好ましい方向でありますように。

では皆さん、よいお年を。
来年の更新は多分3日ごろになると思います。
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最近、更新が滞っております。なんか読書に集中できないんだよねえ・・・。

だれかのいとしいひと (文春文庫)だれかのいとしいひと (文春文庫)
(2004/05)
角田 光代

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転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう病癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL…。どこか不安定で仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。ちょっぴり不幸な男女の恋愛を描いた短篇小説集。 (「BOOK」データベースより)

角田氏の書く女性は本当にいそうで、毎回「あるある」って共感して読む。
今回はその中でも、ぼんやりと不幸な感じの女性ばかり出てくる短編集。(男性主人公のものもあり)
全体にパワーが足りない、状況に流されがちな・・・。でも、本当にこんな女の子、いるよね。

「よくも書いた」と思ったのが「花畑」。
交通事故を起こして借金を申し込んできた弟、妊娠中に精神的に危うくなった姉、離婚寸前の親、とだれにもすがれない状況の「私」。弟が恋人からもお金を借りて失踪したため、恋も失ってしまい、会社内での立場も微妙。こんな災難に次から次へと見舞われていくのに、読後感は陰鬱じゃないのです。未来が明るいかどうかは解らないけれど。

そしてすばらしいのが装画。酒井駒子氏のイラストが絶妙です。最近、挿絵の入っている本を読むと「邪魔だなあ」と思うことが多かっただけに、感服しました。
(78点)




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お久しぶりでございますm(_ _)m あっちに力を入れるとこっちがままならない、徹底的に不器用な私です。ああ、時間配分もっとうまくなりたい・・・。

夜想夜想
(2007/05)
貫井 徳郎

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妻と子を事故で亡くし、惰性で生きていた雪藤は、人の持ち物から「思い」を読んで人生相談のようなことをしている天美という女性と出会う。もっと人の役に立ちたいと考えている彼女のために、力を貸そうとする雪藤。やがて、天美の周りには自然発生的に集団が生まれ、サークル化していくが・・・。(あらすじ)


※今回、適切ではない表現が含まれています※
自分の持っている力で、人の役に立ちたい。これほどきれいな感情はない。しかし、世の中の人に知られるためには宣伝もしなくてはならないし、相談に乗る場所も必要だし、状況整理をする人間も必要・・・奇麗事では収まらない話。
作中の人物たちは「これは宗教ではない」「自己啓発セミナーのようなものでもない」「ただ他愛の精神でもう少し豊かな気持ちになりましょうという呼びかけです」というが、前半は新興宗教の成り立ちそのもの。教祖にあたる天美にも、側近の雪藤にも、団体を作ろうという気があったわけではなく、流されていって気付くと後戻りできなくなっていた、というのがこういう集団もあるのかな、と思わせる。
それだけに、中盤までは非常に気持ちが悪い読み物になっている。
宗教ではない、といいながら、宗教の人が言うのと変らない言葉を言う登場人物。精神的に大分壊れている。そしてその揺れ幅はだんだん大きくなっていく。自分の発言の矛盾に気付かない。
・・・非常に、気持ち悪いです。不快感がある。

そして時々挟み込まれる主婦「嘉子」の章。子供を大事に思うあまりに束縛してしまう母と、その母を嫌って家を出てしまった娘。娘を探すにも手がかりがなく、追い詰められていく嘉子。この嘉子もかなりオカシクなっている。世の中の人物はみんな自分に協力してくれて当然、だって私は娘を愛して厳しくしつけてきたんだから、何も間違ったことなんてしてないんだから・・・という独白がもう・・・もう、本当に病んでいる。

この二編がやがて交錯するのだろう、と思っていたものの、その後の展開はちょっと予想外でびっくりしました。嘉子の病み方にもそれなりに理由が付けられてたし。私はあの理由は許せないものだったけど、そういう腹をたてる場面ではない気もします。

そして、ラスト。
パタパタパタッと話が展開して、ちょっといい話に収まっているのが意外でした。
もっとえげつない終わり方になるかなーと思っていたんですが。
最後に書かれた「希望」。
ちょっと生のままっぽい(こなれてない)感じがするんですが、人が生きている限り苦悩から解き放たれることはないわけで、これはこれでありなんじゃないかと。

(73点)



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一昨日の結構早い時間にカウンターが20000を超えたみたいですね。いつもご訪問くださいまして、ありがとうございます。
そういう肝心な日に更新できないあたり、結構間抜けなワタクシ。

MAZE (双葉文庫)MAZE (双葉文庫)
(2003/11)
恩田 陸

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アジアの西の果て、白い荒野に立つ矩形の建物。いったん中に入ると、戻ってこない人間が数多くいると伝えられている。その「人間消失のルール」とは? 謎を解き明かすためにやってきた4人の男たちは、果たして真相を掴むことができるのか? (「BOOK」データベースより)

理論で割り切れない部分が、恩田陸の魅力です。
中に入ると「消えてしまう」、聖地のような禁忌のような土地がある。
何故消えるのか。消えた人物はどこに行くのか。何故こんな土地があるのか。
そういう疑問の追求はすべて後回しにして、「どういう人物が消えるのかのルールを探る」。
これ、私にとっては、心霊現象の追求と同じです。幽霊とは何か、ではなく、どんな人物に幽霊が見えるのか、というところを追求するような感じ。

消えてしまった人物たちのエピソードがいくつか紹介されて、本編の主人公たちが描かれます。
日本人のコーディネーターと、現地の案内人、軍人、そしてコーディネーターに連れられてきた、何も知らない民間人。この4人が謎を追求する影で、陰謀が起きているらしい、のですが。

ラスト三分の一ほどで、謎は解けます。一応。仮説ですが、「こういうことだろう」と書かれます。
しかしそれから先の部分で、その答が正しかったのかどうか、揺らぎながら物語は閉じていきます。
深読みをするといくつにも解釈ができそうなエピソード郡。何回読んでも、その時々の気持ちによって解釈が揺らぎそうです。
時間をかけて、伏線を拾いながら読み返すといいんじゃないでしょうかね。それでも多分、自信を持って「これが真相だ!」と言い切れないだろう、あいまいさも、この本の魅力のうちです。

(75点 分類するなら古代史ミステリーか、ホラーファンタジーか)



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今日は再読本。長編に手を出す前に読みだめ(&書きだめ)中。

R.P.G. (集英社文庫)R.P.G. (集英社文庫)
(2001/08)
宮部 みゆき

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建築中の物件の中で、男性の刺殺体が発見された。彼は現実にも妻子がいるのに、ネット上でも「お父さん」を演じ、「娘」や「お母さん」と交流を持っていたらしい。その家族を見たことがある、という実の娘に面通しをさせるため、「家族」たちを取調室に呼び出した刑事たちは・・・(あらすじ)

タイトルの「RPG」は、ゲームの一分野として有名な「RPG」ではなく、「ロールプレイング(役割演技)」をして遊ぶ、という意味ですね。
ロールプレイングというのは、「お客」の役割を従業員の誰かが受け持って、「こういうクレームがきたらこう対処する」とか、「「こういうお客様にはこういう進め方をする」ということを、特に接客業などでシュミレーションとして行うものです。
以上、蛇足かとも思いましたが注釈として書いておきます。

殺された男性、所田良介は、この「役割ごっこ」を、ネット上で、それも現実の自分に極めて近い「お父さん」として、行っていた人物です。現実と違って、「物分りのいい父」、「何でも親に相談する娘」「そんな親子を暖かく見守る母」「ちょっと斜に構えた息子」を演じて、和気藹々と楽しんでいた、と。
そして殺害の原因は、その「役割ごっこ」にあるのじゃないか、という推理。

この小説を宮部みゆき作品にしているのは「お母さん」の視線だと思うのです。
お母さん、というか、「ちょっと年配の女性」としての視線。
いまどきの若い女性たちの、自分本位な激しい感情を、「若い頃はそう思ってしまいがちだけど」とちょっと離れたところから見守る視線。
その、身勝手な少女たちを、突き放して描く筆力が、宮部みゆきの魅力。

犯人あての推理小説として読むなら、物足りないかもしれません。
登場人物は、かなり初期の段階から絞られてて、彼らの中に犯人はいます。
後は会話でどうやって容疑を絞り込んでいくか。
・・・と、思いきや、ラストで仕掛けがあったりして、これだから宮部みゆきは侮れない。
(86点。大好きなのです)



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