乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今月は図書館本11冊! 今までで一番少ない・・・。その割に面白いほんのあたりは悪くなかったような。


パンプキン今月のベストブックパンプキン


「さまよう刃」 東野圭吾 (88点)

迫力ある文章でした。

「文化祭オクロック」 竹内真 (88点)
高校生活の楽しそうな様子がいい。

来月は精進したいです・・・。
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これも昨日のと同じく、特設コーナーにおいてあった本。「映画原作本」のコーナーでした。

さまよう刃さまよう刃
(2004/12)
東野 圭吾

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蹂躙され殺された娘の復讐のため、父は犯人の一人を殺害し逃亡する。「遺族による復讐殺人」としてマスコミも大きく取り上げる。遺族に裁く権利はあるのか? 社会、マスコミそして警察まで巻き込んだ人々の心を揺さぶる復讐行の結末は!?  (amazon・出版社 / 著者からの内容紹介より)


いや、前半は読むのが苦痛。
それは、少女が巻き込まれた犯罪が、これほど非道で残虐で、犯人たちには人として大事な何かが欠けている、ということを読者に納得させなくてはならないが故の書き方なのだけど、駄目な人は駄目だと思います。
その犯罪とはレイプ殺人です。
苦手な方はご注意ください。

そして。
この話の主題はそこからです。
少女を殺した犯罪者たちは、未成年なのです。
法の裁きを受けたとしても、恐ろしく軽い刑しか与えられない。
その事実を知った被害者の父親が、娘を殺した男たちを殺してやりたいと思ったとして、それを責められるものかどうか。
父親に同情するか。それでもやっぱり殺人はいけない行為か。
読者にも答えを求めつつ、物語はつむがれていきます。

途中にはさまれたマスコミの実態のようなもの、恐ろしく被害者感情を無視した行動は、現実の揶揄でしょうか。実際にありそうなところがまた気持ち悪い。
そしてさらに、「どんな非道な犯罪を起こした息子でも、母親は彼らをかばうもの」という書かれ方が、現実にそんな母を知っているからこそ余計に、胸に重い。

人の暗部に焦点を合わせて、逃げないで書ききった作品だと思います。
読後感もよくありません。
重くて苦しい。

さて、あなたならどうする?という問いかけが作中のそこかしこから聞こえてきそうです。

(88点)

決して「読んだ方がいいですよ」とお勧めはしませんが、東野圭吾のこういう作品が好きで私は彼の作品を読みつづけているのだと思います。



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何故今頃この本を? というとたまたま図書館で特設コーナーに置かれていたからなのでした。

陰日向に咲く陰日向に咲く
(2006/01)
劇団ひとり

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「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」ほか全5篇を収録。落ちこぼれたちの哀しいまでの純真を、愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説集。(「MARC」データベースより)


もっと、タレントのネームバリューで売る、中身がすかすかな小説を漠然と想像していたのだけど、そこまでひどくはなかった。
ちょっと文章が淡白すぎるかなとも思ったけど、一人称の語り口ならこれでも十分。
ふつうに新人作家の本として読んだら、もう一冊くらいこのひとの本読もうかな、と思ったに違いない。
ただし、巷で絶賛されていたほどのパワーは感じなかったなあ、というのが本音。
ふつうに読めて、ふつうに面白い。

特に評判だったらしい「Over ran」。
ギャンブルにはまってにっちもさっちも行かないほどの借金を抱えてしまった男が、そうだ、オレオレ詐欺ならできるかも、と適当な番号に電話をかけ、相手の老婆は自分を息子だと信じたのだが・・・という話。
私はこの話が一番駄目でした。
ひとの生き死にを使って簡単に感動ものを書いちゃ駄目ですよ。ずいぶんあっけらかんと書いちゃったなあ、という感じがしたんです。

というわけで辛口な反応でしたが、もう一冊小説が出たら多分読むと思います。
(72点)



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今月のカレンダーは白いですねえ・・・。なんか、本を読めない日々が続いてるんだよねえ。

文化祭オクロック文化祭オクロック
(2009/07/23)
竹内 真

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東天高校文化祭初日、ブラスバンド部のオープニング曲終了とともに、突如校内放送から謎の男の声が流れてきた! DJネガポジと名乗る男は、リクエスト曲を流しつつ携帯電話でのリレーインタビュー企画を進めていく。文化祭実行委員会と生徒会の合同企画だというが、どこか怪しい。DJの軽快な喋りに沸く生徒たちを尻目に、二年生の古浦久留美はDJの正体を探り始めるが―。(「BOOK」データベースより・抜粋)

高校の文化祭。人によっては高校生活最大の思い出になるだろうお祭りが舞台。なのですが、文化祭を表立って盛り上げる人たちからはすこーしピントをずらしたところでかかれています。

校内放送からかかってきた謎の放送。以降、FM放送を利用しての放送になるのですが、放送している集団の正体はわからない、ことになっています。
読者側から見たら、この人とこの人が絡んでいる、この部とこの部が関連している、と断片的な情報は入ってくるんですけどね。
しかし彼らの「目的」は最後まで謎なのです。

文化祭という短期集中の場面を上手く使った、テンポのいい小説です。
裏サイト(反転)とかの伏線も上手くはられてる。
青春小説としてみたら甘酸っぱさが足りないような気もしますが、複数視点を上手く使って、盛り上げ方もうまい。

高校のときの友達は宝だな、と。

そういうお話でした。面白かった!
(85点)



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三崎氏の「失われた町」が面白かった方なら、絶対面白いと思います。同じ世界が題材ですが、ストーリーはリンクしてないので、こちらを先に読んでも大丈夫。

刻まれない明日刻まれない明日
(2009/07/10)
三崎 亜記

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街の一角から、3000人を超える人たちが一瞬で消え去った街。それから10年。いなくなってしまった人たちがまだいるかのように日々を営んできた街だったが、転機が訪れて・・・。


連作短編の形をとった長編です。
最初は「10年前の事件」がどういうものか明かされずに、逸れによってトラウマを負ってしまった女性が、出会いを通して乗り越えるきっかけをつくる話。
そこから少しずつリンクして、だんだん事件の真相らしきものが明らかになる。
それを街の人たちに乗り越えさせようと、見えないところでこつこつがんばっている人たちの姿も描かれる。

でも、主眼なのは「突然大事な人を失ってしまった人たちの想い」です。
恋愛ものが中心で、でも甘くなりすぎない。
切ない場面がたくさんある、いい話でした。

(88点)



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