乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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ちょっと長い本に取り掛かっていたらなかなか読み終わらず、間が空いてしまいました。そっちの感想は後日。

ガミガミ女とスーダラ男ガミガミ女とスーダラ男
(2009/09)
椰月 美智子

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おちゃらけ者でシモネタ好きの夫。妻のイライラはつのるばかり。日常的に激しいバトルを繰り返すが、なぜか赤ん坊も生まれて…。夫婦という不可思議な関係をユーモラスに綴った、風変わりな「愛」の物語。 (「BOOK」データベースより)

あれ、椰月さん、こういう話も書くのね、と思ったら、エッセイ集でした。
いいかげんなダンナと戦いながらの子育てと日常を書いた話。

このダンナが、実にいい味を出しているのです。多分、本人に言ったら、「とんでもない!」と勢いづいて否定しそうなのだけど、そのとんでもない破天荒さが、実に素敵。
駄目なところはいくつでもあげられるけど、いいところは「手先が器用」しかない、と途中で書かれていますが、しかしこの「器用」は、子供の保育園のお弁当まで作れてしまう器用さなのです。

実際、育児ブログのいくつかで、こういう「どうしようもないダンナの所業」を目にすることがありますが、結構近いものがあります。しかし読ませる力はやはりプロ。
共感しつつあっという間に読み終わりました。

「うちのだんなは本当にどうしようもない」と思っている人が、共感しつつ読むのが一番楽しいかな。

(78点)
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シリーズ最長編(今のところ)、上下巻です。

都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸上 (YA! ENTERTAINMENT)都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸上 (YA! ENTERTAINMENT)
(2007/07/22)
はやみね かおる

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栗井栄太のつくった究極のRPG、R・RPG(リアル・アールピージー)のテストプレイヤーとして塀戸村を訪れた内人と創也。次々に起こる不思議な出来事に翻弄されながら、ゲームクリアを目指すことになります。

いろいろイベントが起きて、「どこまでゲーム? これは主催が仕掛けたもの?それともバグ?」という楽しみ方ができる、わくわくする一冊。
冒険譚、ですよね。

夢中になって読みました。内人の恋心がかわいそう。
今までの巻で登場人物の性格がわかっていた方が楽しめると思います。

(冒険譚として読むなら、80点) 理由は追記にて。



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シリーズ4作目。絶好調の一冊。

都会のトム&ソーヤ(4) 四重奏     YA! ENTERTAINMENT都会のトム&ソーヤ(4) 四重奏 YA! ENTERTAINMENT
(2006/04/25)
はやみね かおる

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究極のゲーム制作資金を集めるために、炎のテレビマン、堀越ディレクターの幽霊屋敷探検テレビに出演。そこで仕組まれた頭脳集団(プランナ)の罠(トラップ)からふたりは逃げ切れるのか!?
他にクラスメイトのピンチを救うためにマラソン大会を大脱走する短編と、栗井栄太の秘密が初めてあかされ、新たな招待状が届く章も収録され、シリーズ第4作も充実 のラインナップ。(Amazon ・出版社 / 著者からの内容紹介より抜粋)

いろんな味わいの短編を詰め込んだ、おもちゃ箱のような一冊。
究極のゲームについては一休みして、都会での冒険を主軸にした話です。

最初のころよりどんどん創也の性格が変になって言ってる気がしますが。
内人との対比がよく出てきて、いい感じです。キャラクターがたっている、というのはこういう小説のことですね。

本編に当たるのは「幽霊屋敷探検」の章ですが、めっぽう面白いのはおまけの「保育士への道」。
創也のお目付け役の卓也さんが、「すっっごく、変」なことがよくわかる短編です。
こういうので〆てしまうあたり、このシリーズは面白い。

(80点)



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お久しぶりの角田氏。

草の巣草の巣
(1998/01)
角田 光代

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家を作ってんだ、男は言った。「連れてってやるよ」―ふとした気まぐれで無口な中年男の車に乗り込んだ「私」が、あてどないドライブの果てにたどり着いた場所は…? 「今」の空気を映して話題のロード・ノベル「草の巣」と「夜かかる虹」の二篇を収録。(「BOOK」データベースより)

中編二編が入っています。
片方は「理由なく顔見知りの男の誘いに乗って遠出してしまい、帰る気をなくした」女の話で、もう片方は「わがままな妹に振り回される」女の話です。

まず、表題作、「草の巣」。最初は「こんな馬鹿な女いないって」と思いながら読みすすめましたが、なんとなく後半理解できそうな気分になってくる。だんだん流されていく女。自分で馬鹿なことをやっていると思いながら、止められない女。
いろいろな問題が決着しないままストーリーは終わるけれど、これはここしかおとしどころがないかも。

そしてもう一方、「夜かかる虹」。
自分にそっくりなのに性格はぜんぜん違って、周りの人を利用して利用して生きていく妹と、その妹に嫌悪感を持ちながら無碍に出来ない姉の話。
こんな妹は嫌だ、と思いながら読んでいくと、姉の側にも問題があることがわかる。
「あの男のどこがいいの」、この台詞が飛び出す場面、よかった。

両方、「共感出来ない」と思って読んでいるのに、だんだん理解できてくるあたりが実にいやらしい。
女性の心情を書かせたら上手いなあ、と、しみじみ。
でも読後感は悪いです。女のいやらしいところを剥き出しにされた感じ。

(70点)



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読んだことのない作家さんを避けていたら、どんどん小さくなっていってしまう。これを座右の銘にしようかと考え始めました。

僕は運動おんち (集英社文庫)僕は運動おんち (集英社文庫)
(2009/06/26)
枡野浩一

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運動も勉強もできず、落ち込みがちな高校生の勝。運動音痴から「うんちゃん」とあだ名され、同じ高校に美しい妹が入学してからは変に目立って、ますます死にたい毎日。そんな中、詩を書く柔道部の男子と親しくなり、彼の幼なじみである、髪の長い女子柔道部エースに恋してしまう。なぜか運動部にも入部するハメになり、学校生活は予想外の方向へ―。笑えて元気が出る青春小説。 (「BOOK」データベースより)

この話を一言でまとめてしまうと、
「高校生男子って馬鹿だなあ」
これに尽きると思います。

今からちょっと昔の時代の高校生。
得意なことがなくて、自分に自信がなくて、始終死にたいと考えているような男の子が、遺書のようにつづった物語、という設定です。
男子高校生の頭の中には当然異性の裸のことなんかもあるわけで、サイズの悩みとかもあるんですが、不思議とそれがいやらしくない。
さすが歌人の書いた作品で、難しい言葉なんて何にも使っていないのに、一つ一つの言葉がぴしっと決まっています。
作中の詩が場面を引き締めてくれていて、いいアクセントになってます。

純情少年の話だよ。
馬鹿で素敵。

(76点)



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