乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今月は図書館本11冊。途中でついていけなくなって読むのをやめた本もちらほらあるので、「読んだ」といえる本はこれだけ。

[XmasOrns]ガーランド*白-左 †SbWebs†今月のベストブック[XmasOrns]ガーランド*白-右 †SbWebs†

「英雄の書」 宮部みゆき (90点)
普通の女の子が、「どうしても取り戻したいもの」のために異世界でがんばる話。
骨格はオーソドックスな異世界冒険ものですが、一味違います。

冊数は少ないなりに読んだ本読んだ本面白くて、幸せな月でした。

今年のベストブック
今年読んだのは図書館本213冊、購入本12冊、再読本4冊。後半失速して250冊にも届きませんでした。300冊は読みたいところですねえ・・・。精進します。

詳しくは毎月のまとめあたりを参考にしていただけると幸い。

今年はなんと言っても、
沢村凜に出会えたのが一番の収穫。
瞳の中の大河」「黄金の王 白銀の王」あたりがおすすめです。異世界歴史小説です。信念を持って生きる男たちがかっこいい。

それでは皆さん、よいお年を。
来年は3日くらいから書けると思います。
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本年最後の感想は、大好きな作家さんの児童向け本。

フリッツと満月の夜 (TEENS’ ENTERTAINMENT)フリッツと満月の夜 (TEENS’ ENTERTAINMENT)
(2008/04)
松尾 由美

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父親に連れられて夏休み中やってきた街で、ミステリ好きの男の子・ミツルと友達になったカズヤ。二人で「資産家の老婦人の消えた遺産」の謎に挑むことになり・・・。


主人公・カズヤの一人称で語られるお話ですが、なんと言ってもいい味を出しているのはミステリ好きのミツル。大好きなミステリの話なら大人顔負けなのに、人付き合いの下手そうな不器用な少年ですね。
少年たちが老婦人の隠された遺産の謎に挑む話、なのですが、ここでいきなり仔細を知っていそうな謎の猫なんぞも登場して、普通のミステリとは違う味わいになってます。「しゃべる安楽椅子」に比べたら、普通ですが。
少年たちのひと夏の冒険譚。謎解き自体はミステリを読みなれた人なら難しくないと思います。「見えない通行人」ものですね。

もっと書き込んでも面白い気もしますが、この作品はさくさく読めるのも魅力のうちだと思います。

(80点)



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乾くるみさんというと、「イニシエーションラブ」のイメージが強いんですが、今回は正統派の謎解きものです。

カラット探偵事務所の事件簿 1カラット探偵事務所の事件簿 1
(2008/09/13)
乾 くるみ

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1とついているからには続編があると思うのですが、・・・本編ラストでこんな大きな引っ掛けばらしちゃってもいいんですかー、とつぶやいてしまいました。さすが乾くるみ。つるっとだまされてました。手法はそれほど斬新じゃないのに、技量というのはあるもんだ。

本編は「謎解き専門」の探偵と、その事務所に勤める主人公が数々の謎を解き明かすといったオーソドックスな形式です。が、解かれる謎がちょっとおかしい。遺産相続にまつわる暗号だの、失踪した父親の居所をさぐるだの、大掛かりな謎っぽいんですが、おとしどころは普通の日常生活というか。それでも登場人物たちの日常は続いていくのです。
このバランス、いいなあ・・・。

特に面白かったのが「怪文書事件」。団地に投げ込まれる「主婦の浮気」をほのめかす文書。しかし連続して投げ込まれた主婦たちには、まったく身に覚えがなくて・・・。
この設定から、とある心の病もにかんする話に持っていくあたり、すごい。そしてこの話のラストは全体の大きな引っ掛けの伏線であると思われます。

面白かった。

(80点)



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さて、こっちの方ももう少し更新して一年を終えたいです。

BとIとRとDBとIとRとD
(2009/06)
酒井 駒子

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大人向けの童話というか、絵本というか。
□(しかく)ちゃんという仮名っぽい女の子のことを書いた作品で、日常の一場面たちなのだけど、その場面が絶妙です。
どこにでもある一場面なのだけど、酒井駒子さんがかくとありふれたものではなくなるというか。
ぎゅうっと切なくなるようなお話たちでした。
絵の持つ力ってすごい。

一見の価値あり。ぜひに。

(88点)



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ようやく読めました。「ブレイブストーリー」に続く宮部みゆきのファンタジー。

英雄の書 上英雄の書 上
(2009/02/14)
宮部 みゆき

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お兄ちゃんが、人を刺して行方不明になった。何故、の答えは「英雄の書」が知っている。答えを求めてユーリは「印を抱く者」として旅立った・・・!


宮部みゆきのファンタジー作品のいいところは、主人公がかっこよくないことだと思うのです。
ごく普通の、年相応の、ちょっとだけ強い心の持ち主の主人公たちが、どうしてもどうしてもあきらめられないものに向かって、じたばたしながらかっこ悪くがんばっていくところ。
何もかも上手くなんてできないし、泣きそうになるし、協力者は優しい人ばっかりじゃないし、でも「あきらめられない」からがんばるんです。

今回の主人公は女の子。「英雄の書」にのっとられた兄を取り戻すために異世界へ旅立ちます。
協力者は、本が変化したネズミの「アジュ」と、「過去に何か罪を犯した」無名僧のソラ。魔法の力は持っているけれど万能じゃない、使い方もよくわからないのに、小学生のユーリは「大好きなおにいちゃん」のために旅立つ決意をします。
途中で自信がなくなってためらったり、本当に自分でいいのか自問したりしながら、それでも立ち止まらずに進むんです。

途中で明かされる、「お兄ちゃんがどうして英雄の書の力を欲したか」の場面はさすが。集団の中の弱者、弱者をいたぶってもいいと思う群れたちの心理。「理不尽なこと」として描かれているのに、宮部みゆきの筆は揺らぎません。
だからこそ、浮き出てくる悲しさ。

ああ、宮部みゆきはやっぱりいい。

決してすべて丸く収まるハッピーエンドではないのだけれど、それでも収まるところに収まった、いいラストだと思います。

(90点。もう少しボリュームがあるとうれしかったかな)



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