乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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この、「ミステリ・マスターズ」結構好きな本が集まってるんだった。半分くらいしか読んでないかな・・・。もう少し探してみよう。

月読(つくよみ) (本格ミステリ・マスターズ)月読(つくよみ) (本格ミステリ・マスターズ)
(2005/01)
太田 忠司

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「月読」、それは死者の最期の言葉を聴き取る異能の主。故郷を捨て、月読として生きることを選んだ青年・朔夜と、婦女暴行魔に従妹を殺され復讐を誓う刑事・河井。ふたりが出会った時、運命の歯車が音を立てて回り始める…。(「MARC」データベースより)


SFじみた設定の上に成り立っている、本格ミステリです。

SFな部分は、「人は死ぬときに『月導』というものを残す」「その月導を読み解くことができる『月読』という人たちが存在する」、この二点です。あとは私たちの世界とさほど変わらない、あえて言うなら通信機器の発展が少し遅れた世界です。

高校生の男の子が、同級生の女の子に振り回されているうちに事件に巻き込まれてしまう話と、『月読』の男性が自分の失われた記憶を探して昔滞在していた町を訪れる話とが交互に語られます。早い段階で同じ町の話だとわかるので、このふたつの話がどう交錯するのか楽しみに読みました。

・・・そうきたか!

こういうSFめいた話は、ミステリの根幹部分に「どうしてもその世界じゃないと成り立たない」と思うのです。その部分を軽々クリアして、さらにもう一段上に行かれた感じ。脱帽です。

殺人の動機にきれいごとはないと思いますが、それにしてもこの話の動機はひどい。ひどいのだけど、こういう考え方をする人、いるのかもしれない、と思わせるだけの表現があります。しかし好き嫌いは分かれるかも。
パソコンや携帯電話が普及してないことも、ストーリー上、欠かせない部分でした。

こういう話が読みたかったのよ。やっぱ私の根幹はミステリです。

(85点)
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なんかここ数日、「あたり!」の本を引けない…。

ヴィヴァーチェII  漆黒の狙撃手 (カドカワ銀のさじシリーズ)ヴィヴァーチェII 漆黒の狙撃手 (カドカワ銀のさじシリーズ)
(2010/02/11)
あさの あつこ

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図らずもヴィヴァーチェ2号のクルー(乗組員)として、自分の夢を叶えることになったヤン。しかしクーデターを逃れ、少女とともに乗り込んできた王家の護衛兵士は、強制的に船の行き先を指示する。目的地は輸送船オオタカが幽霊海賊船に襲われた地点だった!?オオタカで目撃された死せる英雄バシミカル・ライ。彼は生きてそこにいるのか?そして、兵士が護衛する少女の正体は…。王家の姫か、それとも妹のナコなのか。 (「BOOK」データベースより)

ストーリーが進まない…。

大騒動の末宇宙に逃げ、見習いクルーになったヤン。目がまわるほどの忙しさの中で、船員としての基本を叩き込まれる。妹かどうか確かめたかった姫をも話をすることが出来、友情らしきものをはぐくみ始める。一方、姫の側近のスオウにはいろいろな事情があるようで・・・。
スオウの目的も解らないまま、幽霊海賊船が出るとうわさの宙域に向かうヴィヴァーチェII 。

今回はクルーの人たちの説明メインだったような。
いろんなエピソードを重ねて、主人公の周りの人物の輪郭をはっきりさせる、というのは必要な巻ではあるのですが。しかしそれにしてもストーリーが進まないですねえ・・・。

ようやく到着した海域で、彼らが出会うものは。以下次巻。
ああ・・・物足りない・・・。

(78点)

RDGが一巻ごとにそれなりの展開を見せているところを見ると、出版社側からの提案でこういうストーリーの進め方になっている訳ではないと思う。一応、YA層の本なんだから、あんまりゆっくりしていると読者が代替わりしてしまう気がします。



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タイトル長すぎ。ちゃんとブログに表示されるかしら。

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
(2008/12/05)
西尾 維新TAGRO

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平和だったはずの私立千載女学園で、不可思議かつ不可解な殺人事件が起こる。そしてそこに勤務していたのは、こともあろうか倫理教師となったあの串中弔士。病院坂迷路を巻き込んだ事件から14年。探偵ごっこの犯人捜しが再び始動。犯人は一体?!これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリー。(「BOOK」データベースより)


うーん。
シリーズ通してノベルズで購入している、唯一つの西尾維新作品なんですが、それぞれの作品で味わいがだいぶ変わるので、読んでみるまであたりかはずれか解らない・・・。

この本は、私にとって外れでした。

「連続殺人事件」なのだけど、探偵役を割り振られた人が探偵をしない。そしてつぎつぎ人が死んでいくのに、ミンナあまりショックを受けない。なんとなく話が展開して、なんとなく事件が解決する。叙述トリックとしては完成度も高くないし、そもそもミステリとしてもいまいち。

何より、登場人物に魅力がない!
「くっはーこいつこんなことやるなんて人としてありえん!」と思いつつ、なんとなく愛着がわいてしまった様刻や黒猫のような、引力を感じない。
黒猫さんが出てきたところだけ(回想だけど)嬉しかったけど、そこをのぞくと、どこをどう褒めたらいいものやら。

作家が成長して「私が読みたいもの」と「作者が書きたいもの」が離れていくことはしばしば経験済みです。
西尾維新の、勢いがあってむちゃくちゃなキャラクターがぐいぐい話を引っ張っていくストーリーが本当に本当に好きだったんだけど、ここ数年はご無沙汰です。

最終巻は黒猫さんが出てくるらしいので、それだけでも読もうと思います。

(72点)



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二冊目ほどはあいだを開けずに読めました。

アルカディアの魔女―北斗学園七不思議〈3〉 (ミステリーYA!)アルカディアの魔女―北斗学園七不思議〈3〉 (ミステリーYA!)
(2009/09)
篠田 真由美

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鬱蒼とした森に囲まれた全寮制の北斗学園。広大な敷地内の一画「旧ブロック」には戦前からの建物が点在し、その全貌を知る者は誰もいない。新学期をひかえた三月。来月からは中等部三年生になるアキ、ハル、タモツは、寮の引っ越しや新聞部の特別企画の準備に奔走していた。そんな中、森に妖精が棲んでいるという奇妙な噂が流れる。夢のように美味しい食べ物、熱くない焚き火の炎、ニンフたちと美しい女王。妖精の宴に遭遇したという生徒たちは、口をそろえて同じ情景を語る。謎めいた暗号文もその噂を裏づけているように思える。一方アキは、いくつもの偶然に導かれ、草花が鮮やかに咲き乱れる温室らしき場所にたどりつく…。(「BOOK」データベースより)

前作で抱いた感想は変わってないのですが、今回の話の方がしっくりきた感じがします。
(やっぱりもう少し書き込んでもいいな、とは思うのですが)
何でだろうと考えたら、多分「謎」ではなく、「友人関係」が先にクローズアップしたから、かな。寮内で原因不明の(本当はわかっているけれど、認めたくない理由の)いじめを受ける3人、なのによくわからないまま仲たがいした状態になり…って言う展開が自然。そして「七不思議」が絡んできているのだけど、今回アキを動かしたものは知的好奇心やよくわからない陰謀への対抗意識ではなく、共感を覚えてしまった女の子への義侠心。その女の子・実津枝も陰謀の被害者ではあるのだけど…陰謀がなくても、アキは助けに行ったと思います。まっすぐな正義感を持っている男の子。

ひょっとすると単純に、「忠誠心」より「嫉妬」や「絶望」のほうが共感しやすかっただけかもしれません。

そして篠田氏。
裏でいろいろ設定するのが好きな作家さんだとは思いますが(建築探偵もそうだった。多分何か含みがあるんだろうなあという場面が序盤からばんばん出てきていた)、やりすぎると読者置いてきぼりになるかもな、と思いながら読みました。
温室を発見したときとか、どれだけよく出来た偶然だ?と思ったし、実はそれは運命で、といろいろ展開していくようですが、どうしても「偶然」じゃ片付かないことも結構混じってますよ?
ページ数に制限があるのか、あまり込み入ったストーリーにするわけにいかないのか、ご都合主義一歩手前な部分もちらほらあったりして、なんとも評価しにくいシリーズなのでした。

(78点。ちょっとだけ点数アップ)



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久方ぶりに本が読みきれなくて貸し出し延長をかけてしまいました。忙しい感じもないんだけど、なんか本が読めません。

坂道の向こうにある海坂道の向こうにある海
(2009/11/27)
椰月 美智子

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朝子と正人、卓也と梓は恋人同士。けれど少し前までは、朝子は卓也と、正人が梓と付き合っていて…。城下町・小田原を舞台に描かれる、傷つき、もつれた四角関係の“その後”。(「BOOK」データベースより)


作者初の恋愛小説です。
二組のカップルが組み合わせを変えたその後、という設定です。この4人の他に兄弟だったり同僚だったりの恋愛話も絡んできますが、全体に淡白な印象。
ただ、お互いのことが好きで交際しているだけなのに、どこのカップルもなんだかんだややこしい事情を抱えてしまうのね、というのがテーマかな。

主人公4人の勤め先が介護関係で、特養だったりケアハウスだったりするのですが、これが狭い業界で、仕事をやめて他所の職場に移っても仕事関係で顔を合わせることも多い、という設定が生きてきている気がします。だってお年寄の中にはあちこちの施設をすこしずつ利用する人もいるからね。書類を運ぶだけの仕事でも鉢合わせすることはある、と。
ところどころに出てくる老人の描き方は上手いなあ、と思います。ただふわふわした話にならなかったのはその重石のせいかと。

(76点)



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