乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今月読んだ本は図書館本5冊購入本1冊。
ベストブックをまとめるほどの冊数でもないですね。

今月は本当にPCトラブルが多くて…買い替えの時期なのかなあ。
amazonから貼り付けるのはPCじゃないとダメなので、はかどらないですね。

来月奈3日には更新したいです。

それではみなさま、よいお年を。
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マシントラブルでしばらくログインできないでいるうちに、すっかりモチベーションが下がってしまいました。
後何冊か、何日かかけてつらつらと、Upしていない本の感想を書いてしまって、今年は終わりにしたいと思います。

プラスマイナスゼロ (ポプラ文庫ピュアフル)プラスマイナスゼロ (ポプラ文庫ピュアフル)
(2010/11/05)
若竹 七海

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ある時、センコーがアタシらを見てこう言った―「プラスとマイナスとゼロが歩いてら」。不運に愛される美しいお嬢様・テンコ、義理人情に厚い不良娘のユーリ、“歩く全国平均値”の異名をもつミサキの、超凸凹女子高生トリオが、毎度厄介な事件に巻き込まれ、海辺にあるおだやかな町・葉崎をかき乱す!学園内外で起こる物騒な事件と、三人娘の奇妙な友情をユーモアたっぷりに描いた、学園青春ミステリ。(「BOOK」データベースより)


「歩く平均値」の主人公を中心に、美人で成績もよくって育ちもいいけど運だけが壊滅的に悪いお嬢様と、義理人情に厚いヤンキー娘の三人を主軸にすえたミステリー。
さすが若竹七海! と思ったのがミステリ的手法をこれでもかこれでもかと手を変え品を変え使ってくること。それでいて読後感のいい連作ミステリになっていること。
こういう、ちょっとすっとぼけた人物を書かせたら上手いよね。この持ち味は他にはいないよ。
それでいて、ちゃんと人間として筋が通っているから読んでて楽しいんだよね。

明るくさくさくと読めるので、ちょっと時間が開いたときに読むのにいいかも。
こういうの好きです。

(80点)



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3編なんだけど、やはり分類としてはアンソロジーなんだろうなあ…。

シティ・マラソンズシティ・マラソンズ
(2010/10)
三浦 しをん 近藤 史恵 あさのあつこ

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スポーツ用品メーカーの肝いりで書かれたシティマラソンの話、3編。東京・ニューヨーク・パリの3箇所が舞台になってます。

基本的に「以前アスリートだったが今はいろんな事情でスポーツから離れている人」が何らかの理由でもう一度「走る」話です。42kmを。
「走ることってこんなに楽しいんだ」、というのがテーマですかね。

ニューヨークマラソンのしっちゃかめっちゃかぶりが一番好きかな。
町全体が走る人たちを応援する、楽しげな雰囲気が伝わってきます。他者から命令されてしぶしぶ走ってみたものの、やっぱ俺って走るの好きなんだな、っていう心境の変化も自然だったし。

同じテーマで競作なのに味わいはそれぞれちょっとずつ違います。あさの氏の話はちょっと生真面目だし。
それほど長い話ではないので、読み比べも楽しいです。

(80点)



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「おそろし」に続くシリーズ第二段。今回は前作とは少し味わいが違うような。

あんじゅう―三島屋変調百物語事続あんじゅう―三島屋変調百物語事続
(2010/07)
宮部 みゆき

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さあ、おはなしを続けましょう。三島屋の行儀見習い、おちかのもとにやってくるお客さまは、みんな胸の内に「不思議」をしまっているのです。ほっこり温かく、ちょっと奇妙で、ぞおっと怖い、百物語のはじまり、はじまり。 (「BOOK」データベースより)


全作では大きく傷ついて自分のことでいっぱいになっていたおちかですが、今回は不思議話の中心にいるのが子供だからか少ししゃんとしてきた気がします。

特によかったのがおひでりさまの話。
日本の神様というのはきちんと祀っていれば福をもたらし、怠れば災いを運ぶもので、人間くささも残していて、だからこそ人々が上手く折り合いをつけて共存してきたもの――だったはずなのですが、この「おひでりさま」はとりわけ幼く、上手く人間に利用された挙句に疎んじられてしまう神様です。頑是無い子供のような外見がそれを象徴しています。
大水が出ないように神様に懇願したのに、いつしかその恩恵を忘れて粗末に扱い、さらに時代が下ると軽んじて封じてしまう…。何十年もたった後、その神様は一人の少年の力を借りて封印をとき、村に災いをもたらそうとする。…のですが、この災いがまた大変なのだけど現象としては小さなことで、しかも封印を解くのに手を貸した少年の周りでしか起こらないものだから、村人たちは彼のせいにして江戸へと厄介払いしてしまう。
収まらないのはおひでりさまで、さらに怪異を呼ぶものだからまわりまわって三島屋の客になってしまう、といった展開です。

そしてこの「おひでりさま」に対する三島屋の面々の反応がいいのよね。
怪異はあるとして、どうやってそれと折り合っていくか。

くろすけの話もかわいかったし、子供たちはたくさん出てくるし、宮部みゆきはこういう話もいいよね。

(86点)



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ミステリフロンティアの薄青色の背表紙を見ると手にとってしまうんですよねえ…。

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)
(2010/02/24)
梓崎 優

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砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。(「BOOK」データベースより)


「ミステリーズ!新人賞」受賞作を冒頭においた連作短編集。この「砂漠を走る船の道」を読んだときも、こんな本格魂がある新人がまだいるのかと感じたものですが、まとめて読んでみるとまた圧巻ですね。

世界中を旅する斉木という男を主人公にすえた話ですが、まさに「この国」「この土地」だからこそ成立しうるミステリなのです。特に「砂漠~」の殺人事件の動機! こういう切り口のミステリもあったのか、としみじみ感心しました。謎が隠されているけど文章としてはフェア、というのも好きです。
そして何より最後の情景が美しい。着地が上手いミステリというのはそれだけで好印象です。

一つだけばたばたっとした印象の話があるのが残念。他のは「そうだったのか!」なのにそれだか「そんなんあり?」な印象なんですね。
「叫び」とか本当に衝撃的な作品なのに。息抜きなのかしらん。

でもぜひこの方にはこの路線で書き続けていただきたい。今後に期待、の一冊です。

(76点)



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