乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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夏の庭」を読んで以来、大好きな作家さん。

西日の町西日の町
(2002/09)
湯本 香樹実

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母親と二人で暮らしていた「ぼく」の家に突然やってきたてこじい。母は今まで散々悪口を言っていたが、追い出すこともなく共同生活を始めた。


いや。ツボ。
なんといっても「少年とおじいさん」というモチーフに弱いのです!

そしてまた作者の筆が上手い。
母親がてこじいを邪険に扱う様子、それでいながら無視できない屈折。血がつながっているからこその愛憎。子供ながらに母の態度に不審を感じつつ、てこじいにだんだん近づいていく心の距離。
そして作中には「死」のかげりが漂っています。
誰にでもいつかは訪れる、死。本人の覚悟と、おくる人たちの覚悟を、さらっと無理なく描いてみせる。
いや、上手いなあ。

そして最後にてこじいと暮らした部屋から旅立つ「ぼく」。

中編ながら、しっかりとした存在感のある作品です。こういう話がすきなのだ。

(80点)



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コメント
この記事へのコメント
私も「夏の庭」以来、湯本香樹実さjんのファンです。
「西日の町」も前に読みました。

読んでるときには好きだという感じにはなりませんでしたが、強く印象に残っている本です。上手いですね。
2009/04/15(水) 20:51:27 | URL | 牛くんの母 [ 編集]
>牛くんの母さま
湯本さんはこういう「身近にあっていつ訪れるか解らない」死と
再生を描くのが上手いですよね。

私にとっては「外れない」作家さんです。
2009/04/16(木) 00:58:01 | URL | 千砂 [ 編集]
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2010/10/16(土) 10:36:23 | 粋な提案
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