乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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ひょっとすると、外国人作家さんの中で定期的に読んでいるのはこの方の著書だけかもしれない。

ダークホルムの闇の君 上 (創元ブックランド)ダークホルムの闇の君 上 (創元ブックランド)
(2006/07/27)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

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いまや魔法世界はめちゃくちゃだった。別世界の資本家チェズニー氏が送りこんでくる巡礼団のせいで町も畑も荒れ果て、諸国の財政もすっからかん。魔術師大学の総長ケリーダのもとには、魔術師、吟遊詩人、傭兵、はてはエルフや龍までもが、口々に不満をうったえてくる。世界をチェズニー氏から救わなくては…でも、どうやって? 困り果てたケリーダたちに神託が示したのは、変わり者の魔術師ダークだった。(「BOOK」データベースより)

「魔法があって、エルフや龍がいる世界に、悪者を倒しにいかないか?」 これ、すごく魅力的なお誘いだと思います。たとえ、参加するのにお金がかかっても、いきたいと思う人はたくさんいると思う。
チェズニー氏はその要求をかなえるべく、異世界冒険ツアーを組んでいます。と、言うとすごくいい話のような気がするのですが。
しかしツアー客がやってこられる世界の人たちも普通の生活があるわけです。
そもそもツアー客に倒されるような悪の首領がいるわけもなく、時間もお金もかけて準備して、「ツアー何日目にはこの規模の戦闘が」「何日目の深夜には魔物の襲撃が」と書かれた計画書に沿っておもてなしをし、最後のクライマックスとして悪の首領との対決が計画されているわけです。
これが、その世界の人たちが決めて、計画段階から自分たちが立案するものなら、大変楽しい企画だと思うのですが、この本の中ではそうじゃありません。
チェズニー氏が、強力な魔物の後ろ盾を得て、逆らえない状態で結んだ一方的な契約を元になされている企画で、魔法世界の住人たちは、突然渡された企画書に沿って右往左往しているんです。

この、あっちこっちでいろんなことが同時に起こって、みんなで全力を尽くしてことに当たった結果、お互いの思惑が錯綜してどんどん大変なことになっていくというストーリー展開は、ダイアナ女史お手の物で、文句なく楽しい。
しかも何かたくらんでいる人がいて、事態をかき回しているらしい、というのが透けて見えて、でも登場人物たちはそれを知らずに走り回っているわけです。

そして。
しっかり書いてしまいますが、この話、ハッピーエンドです。
家族っていいなあ、って気持ちにさせてくれます。

児童書としてもいい本ですが、大人も読み応えありますよ。

(80点)



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