乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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これはひょっとして共同テーマの連作なんでしょうか。「」「」、そしてこの「秋」。

ポプラの秋 (新潮文庫)ポプラの秋 (新潮文庫)
(1997/06)
湯本 香樹実

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夫を失ったばかりで虚ろな母と、もうじき7歳の私。二人は夏の昼下がり、ポプラの木に招き寄せられるように、あるアパートに引っ越した。不気味で近寄り難い大家のおばあさんは、ふと私に奇妙な話を持ちかけた―。18年後の秋、お葬式に向かう私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに甦る。(「BOOK」データベースより) 

父の突然の死。
ショックが大きすぎて魂が抜けてしまったような母との生活を経て、移り住んできたアパート。
少女である「私」が、大家のおばあさんと触れ合うことで、心の傷を乗り越える話。

突然訪れた近しいものの死。それは大きな傷になる。
大人でも苦しいし、ましてや子供なら言わずもがな。
おばあさんは、ちょっとした嘘とちょっとした手伝いをすることで、その傷を「在るもの」として受け入れるお手伝いをしてくれて。
この、おばあさんの書き方が実に上手いのね。本当に、そこにいそうな感じ。ちょっと偏屈で、自分の理屈を持っていて、なのに頑固ではなく、幼いものへの慈しみの心を持っているおばあちゃん。
最初はただただ「おっかない」人として書かれているのが、だんだんかわいいおばあちゃんに見えてくる。

終わり間近の、お葬式の場面はびっくりしたしほろりとした。
こういうお葬式が出来るのは、おくる方もおくられる方も幸せだよなあ、と。

(85点。私は夏の庭の方が好き)



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