乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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時々、無性にこの人の世界が読みたくなるのです。

銀の砂銀の砂
(2006/08/22)
柴田 よしき

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売れない作家の佐古珠美はかつて、女流ベストセラー作家・豪徳寺ふじ子の秘書だった。珠美は恋人の俳優・芝崎夕貴斗をふじ子に奪われ、彼女のもとを去った。夕貴斗はその後ふじ子とも別れ、いまは音信不通である。ある日、珠美のもとをフリーライターの男が訪ねてきた。夕貴斗のことを訊きたいという。なぜ今さら? 手に入れたはずの平穏な生活が崩れ始める―。(「BOOK」データベースより)

珠美が離婚してささやかながら自分の城を持った現在。ふじ子が作家になる前、主婦として暮らしていた息苦しくなるような過去。珠美がふじ子の秘書になったいきさつ。それぞれの時代が交錯して書かれていて、愛憎入り混じった人間関係の話なのかと思って読み進んだら、失踪した男性を探すミステリのような要素もでてくる。

すべての元凶、ふじ子。彼女の書きようによってはもっと救いのない流れになる気がするのだけど、そこはしっかり踏みとどまっています。

ラストの珠美の独白は、呆然となるせつなさがあるのだけど、荒々しく筆で書き上げた絵画のような、色彩のない迫力があります。
このラストは予想していませんでしたよ。すっかりやられました。

続けて何冊も、ではなく、時々、この人の文章に触れたくなる原因がわかったような気が。
(78点)



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