乱読にもほどがあるッ!
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昨日ようやく入手できまして、一時間ほどで読破。

NO.6〔ナンバーシックス〕#8 (YA!ENTERTAINMENT)NO.6〔ナンバーシックス〕#8 (YA!ENTERTAINMENT)
(2009/07/25)
あさの あつこ

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矯正施設でついに沙布との再会をはたした紫苑。だが、沙布は紫苑の手をとろうとはしなかった。彼らの生存と、マザーコンピューターの破壊を願う沙布。沙布の最後の望みをかなえようとする紫苑とネズミだったが・・・。

正直に言いますと、「ええ! そんなことになってたんですか!」という展開ではありません。これはもう、ある程度SFを読んでる人なら予想できる範囲内のストーリーですね。
(特に主人公の紫苑、沙布、ネズミの方は)
しかしストーリーが予想できたかどうかというのは、この作品の価値を語る上で些細なことだと思います。

以下、ネタばれにて追記の方に。

(82点)
ここから追記。(ネタばれあり!)

囚われの身の沙布を助けに矯正施設に侵入したネズミと紫苑。しかし、沙布は逃げ出すことよりもマザーコンピューターの破壊を願います。なぜなら・・・。
ネズミは沙布に会ってすぐに、沙布の現状に思い至ったようですが、紫苑は気付かなかった。これはそこに愛情があるからでしょう。その紫苑を逃がすために、限界まで協力する沙布。この場面のラストの沙布の心境、よくこう書いてくださった。こんな女性だからこそ紫苑は助けにきたのだなあと、すんなり飲み込めた気がします。

一方、街では「原因不明の死」に直面した市民が、管理局へ対して暴動を起こします。
読者は「寄生バチ」が原因だと知っているわけですが、市民は知らないわけです。安全だと思っていた生活が、そうではないと気付いたときの怒り。ここの書き方は絶妙。
そして、暴動への協力を申し入れられた紫苑の母は、それを断ります。

「彼はNO.6の崩壊を叫んだ。しかしその後、どんな世界をここに現出させようとしているのか、具体として示そうとはしなかった」(抜粋)

この悲しみ。
破壊ではなく再生を願う視点。
母親としての彼女の生き方が、この場面に凝縮されています。

この母にして、あの息子あり。

都市内も、旧市街も、運命の輪が加速をつけて回りだしています。

紫苑は無事脱出できるのか。ネズミは無事か。暴動はどうなるのか。
次の巻が楽しみです。



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コメント
この記事へのコメント
私も読みました!

沙布の乙女心の描写、あつこさん
上手すぎですよね

今回の感情移入はいつもより
濃厚(?)でした。


個人的には、もうちょっと
ストーリーのテンポを早めて
ほしいです(笑
2011/03/24(木) 21:12:36 | URL | ほっぺ [ 編集]
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