乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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久しぶりの浅田次郎氏の本。

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)
(2002/06)
浅田 次郎

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一時期、浅田次郎氏の本は読み漁っていたのですが、山場での「印象的な泣かせの場面」の大仰しさが鼻について、しばらく遠ざかっていました。
(「珍妃の井戸」あたりを読んだあたりから、かな。「蒼穹の昴」の直後に読みました)
しかし友人がこの本のレビューを書いていたのを見て、「ああ、このシリーズ読んでないな」とおもい、手に取った次第です。

で、結論。
やっぱり泣かせの場面はあります。
しかしそれが嫌味じゃない。
舞台は大正時代の東京、「江戸」の記憶を残す人たちと、新しい時代へと突き進んでいく空気。だんだん変わっていく街のなか、「人情」を大切にした盗ッ人一門の様子を描いた作品です。

安吉親分の下でつかいっぱしりをしている松蔵が主人公。この松蔵、ばくち打ちの親父の下に生まれて、母親は医者にもかかれず死んでいく、姉は女衒に売られる、松蔵本人は盗人一門に修行に出される、と、目も当てられない不幸な生い立ちなのですが、(でもきっとこの時代こういう子供は結構いたのでしょう)その修行に出された先が良かった。
盗っ人といっても、半端な仕事はしない。
金持ちから盗んで貧乏人に施すような、筋目の通った盗人たちです。

特に、第二話の「槍の小輔」の話が良かった。
スリのおこんが面子をかけて掏り取った「金時計」。しかしその持ち主の山県有朋はおこんを別邸に引き取る。すぐにでも出て行けるはずのおこんは、山県有朋にほれ込んでしまい、一緒に暮らすことになるが・・・。
この話、ラストに向けてのおこんの心情が、ぐっと来ます。

最終話の「衣紋坂から」も良かった。こういう、悲劇的な運命を書かせたら、やっぱ浅田次郎は上手いね。

(80点)



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コメント
この記事へのコメント
「あ!きたきた!!」っていう感じはありますよね
でもそういう分かりやすさに救われたりする今日この頃
もう少ししたら水戸黄門の良さが分かってくるのかしら・・・んむむ
4巻まで行ったので折り返して再読してます(笑)
2009/08/18(火) 16:02:13 | URL | 桃葉 [ 編集]
Re: タイトルなし
わかりやすいのが悪いんじゃないんですー
ドラマティックでおさえるところおさえててしっかり泣かせてくれて
いい話だなあ とは思うのだけど 続けて読んだらおなかいっぱいになっちゃうの。

私、今この二巻目を探してますが見つかりません_| ̄|○
3巻も4巻もあるのに~~何故2巻だけないのよう・°・(つД`)・°・
2009/08/22(土) 01:01:08 | URL | 千砂 [ 編集]
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