乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ
間が空きましたが第3巻。

天切り松 闇がたり3 初湯千両 (集英社文庫)天切り松 闇がたり3 初湯千両 (集英社文庫)
(2005/06/17)
浅田 次郎

商品詳細を見る

「武勇伝なんぞするやつァ、戦をしたうちにへえるものか」二百三高地の激戦を生きのびた男はそうつぶやいた…。シベリア出兵で戦死した兵士の遺族を助ける説教寅の男気を描く表題作「初湯千両」など、華やかな大正ロマンの陰で、時代の大きなうねりに翻弄される庶民に味方する、粋でいなせな怪盗たちの物語六編。(「BOOK」データベースより)


3巻になって、話の定型が整ったというか、きっちり一つの枠の中に収めながら、話の幅が広がっています。
戦争孤児の話があるかと思えば、詐欺の手口の話あり、芸者の願いをかなえる話あり。

中でも一番ぐっと来たのは、「道化の恋文」。
サーカスの道化の息子・仁太と知り合った松蔵。仁太はしきたりを破って中学に通わせてもらい、それだけの成績も収めている。さらに得意なのが器械体操で、足を伸ばして高い鉄棒のある公園で練習をつんでいたところ、その公園の近くの女学校の生徒から恋文をもらってしまい・・・。
ところが、仁太の父親は病気で。現代ならなんてことはない病気ながら、当時は死病といわれていた病気で。
少年の恋の話、身分格差、医療格差といろいろ盛り込んでいるのに、ページ数はむしろ短め。
なのに、そのままとおりすぎることの出来ない力があります。
ラスト3ページのサーカスの場面。泣けます。
第一巻のラストの場面、派手に「さあ悲しい場面ですよ、泣けますよ、ここが盛り上がるところですよ」と宣伝しつつ書かれているような気がしたのだけど、そういう書き方をしなくても十分心に迫る話が書ける人だと再実感。

特に3巻に読み返したくなる話が多かったです。まあこの辺は好みの問題もありますが。

(88点)



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ

テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sensa.blog121.fc2.com/tb.php/1120-d72f0a6f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。