乱読にもほどがあるッ!
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こっちは「蒼穹の昴」と同時に借りられたので続けて読みました。

珍妃の井戸 (講談社文庫)珍妃の井戸 (講談社文庫)
(2005/04)
浅田 次郎

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列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは―。 (「BOOK」データベースより)

「蒼穹の昴」と同じ世界観、同じキャラクターで書かれた清朝末期の歴史もの。続編というには物足りず、スピンオフ小説というのが一番近いかもしれません。

義和団の乱の際、列強たちが中国を襲う中、後宮の妃が井戸に投げ込まれ、死亡した。それはつまり、天子もいつ暗殺の危機にさらされるかわからないということ。日本・イギリス・ロシア・ドイツ、それぞれの国から遣わされた男たちが、真相を探り出すべく関係者たちの間をめぐって調査を始めるが・・・。

ひとりの証言を、次の証言者が覆す という形式で連なっている作品で、ミステリとしては王道なのだけれど、まず間違いなく「蒼穹の昴」を読んでいない人には物足りない話になっていると思います。
そして結末も、ミステリとしては不十分。何故みんなが真相と異なる証言をしたのか、また最後の証言の信憑性は、と、謎はいくつも残ります。

ただ。
単行本発行の際の帯に書かれた、「愛の物語」という観点でいくのなら、これほど見事な終わり方をしている話もないでしょう。
最後の一章を書くために、浅田次郎はこの物語を書いたのではないかと思います。

(75点)



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