乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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ペンギンブックカフェの感想を読んで、予約待ちをしていた本。ペンギン店長さんの感性はいつも感心しているのです。

プールの底に眠る (講談社ノベルス)プールの底に眠る (講談社ノベルス)
(2009/12/08)
白河 三兎

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夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い一週間の中で、僕は彼女に恋をする。あれから十三年…。僕は彼女の思い出をたどっている。「殺人」の罪を背負い、留置場の中で―。誰もが持つ、切なくも愛おしい記憶が鮮やかに蘇る。第42回メフィスト賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)


ミステリの空気を漂わす、青春小説。
13年前の夏の一週間、少年が少女に出会って恋をして・・・、でも彼女の背景にはいろんな過去があって・・・。
その一週間を、13年後の今、主人公が、留置所でゆっくりと思い出す。
何故主人公が留置所に入れられているのか、どんな犯罪を犯したのかはラストまで明かされず、それが全体になんともいえない喪失感を漂わせる一因だと思います。

なんというのかな、何かをなくしてしまった少年と少女が出会って、かけてしまった部分の手触りが同じで惹かれあって、とシンプルな恋愛小説に近いつくりなのだけど、切ない透明感がある文章なのだけど、読んでいて恥ずかしくならない。それは作者の文章力によるものなのかもしれないし、主人公がどうにも現実から一歩身を引いた冷静さからくるものなのかもしれないし・・・。
感情過多にならない、飾り立てない文章が実に好み。

メフィスト賞受賞作なのだけど、ミステリ色は薄いです。それとも最近のミステリの懐が広くなったのか。

(85点。ぜひ次回作も読みたい)



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テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
 久しぶりにお邪魔します。褒めていただき(?)ありがとうございます。
 なんとなく復活してきたかなぁと、最近の記事を楽しく読ませてもらってます。やっぱり千砂さんは、ビシバシと厳しい批評をしてくれなくっちゃ面白くありません。
 この本、意外といいですよね。次の作品に多大な期待を抱いてしまうのですが、どうなりますことやら。楽しみに待ちたいと思います。
2010/02/17(水) 19:10:44 | URL | ペンギン店長 [ 編集]
>ペンギン店長様
ご無沙汰しております。

厳しい批評を書いているつもりはないんですが(汗
思ったことをそのまま書くように努力してます。
やっぱり「世間並みの感想」に落ち着けようとしちゃだめなんですよねー。
酷評されてても私はこの話好きだなあ、っていうのを残しておかないと。

この本は意外とよかったです。先入観なしで読めたのがよかったのかも。
次回作に期待です。
2010/02/21(日) 00:14:32 | URL | 千砂(せんさ) [ 編集]
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