2006-07-30 (Sun)
青空の卵に続くシリーズ2作目。
![]() | 仔羊の巣 (創元推理文庫) (2006/06/17) 坂木 司 商品詳細を見る |
坂木は同僚から、同期の女性の様子が最近おかしい、と相談を受ける。おりしも鳥井は風邪でダウン中だったため、自力で探偵役をつとめるが、さて結果は・・・?
有栖川氏が解説を書いてるのを目次で確認して、ちょっとお得感を得つつ購入。
でも。でも、有栖川氏は「僕は鳥井を好きになれない」「もし最初から彼の行く末を温かく見守っているという方がいたら失礼。別の読み方があるというしかない」とおっしゃって。
え! ええぇぇー!!
私は、わりかし最初から鳥井くん、いい子だなあと思って読んでたよ。一話目は確かに「何だこいつ」だったけど、一冊終わる頃には、もう。
別の読み方をしてるってことですか・・・(がっくり)
何でだろう。私に引きこもりと似た経験があるから? 特に外出したいと思わない、気を許している同居人が帰宅するのは嬉しいけど他に友人を増やそうって意欲はあんまりない、生活のために買い物には出掛けるけど近所の人と立ち話とかは・・・したくない、人ごみに出掛けるのは嫌。これってやっぱり引きこもり?
実を言うとこれ、妊娠・出産・育児初心者の頃の私でして。マタニティーブルーとかもあったのかも。今はもう少しまっとうな生活をしてる(つもり)ですが、仕事が休みの日なんかは一日外出しないこともあるなあ、まだ。
で、旦那はやっぱりそんな私と暮らしてて、苦労したと思うんですよ。感謝。
ちょっと話がずれましたが、私にとって引きこもりは理解しにくいハンデではないってこと。鳥井くんは、自分のそういう部分も自覚していて、でも自活できるよう職業(在宅のプログラマー)を選んだし、料理もちゃんとつくるし、自分を管理できるってこと。人付き合いがだめ、ってとこを除けば、鳥井くんはいい子だと思うな。それが大事だろ! とお叱りを受けるかもしれないけど。
あと、私は年配の方を魅力的に書いている小説に弱い。昨日書いたとおり。だから私にとっての肝は栄三郎さん。彼が出てこないようなお話なら、つまらなかったかもしれない。
カテゴリ:坂木司
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