乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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シリーズ3作目。

夜叉沼事件 (創元推理文庫)夜叉沼事件 (創元推理文庫)
(2009/10/30)
太田 忠司

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俊介が中学生になって2ヶ月が経過したある日。彼の担任教師・松永が石神探偵事務所を訪れ、20年前に兄が被害者となった誘拐殺人の真相解明を依頼した。身代金を強請る電話の後、なぜか犯人は受け渡しを前に約束を翻し、その後死体が発見された。なぜ少年は殺害されたのか?依頼を受けた所長の野上と俊介が事件関係者を訪ねて回る中、新たな悲劇が起きる。(「BOOK」データベースより)


毎回毎回騙しのテクニックが違うあたりが小憎い。
今回の話は誘拐されて白骨化してから発見された少年にそのとき何が起こったのか、というところからスタートします。この出だしだけで、ミステリマニアは「あれか?」と思うに違いない。しかし一筋縄ではいかないのですよ! 20年前の誘拐事件と無関係ではないような形でもう一計事件が起きてしまいます。舞台は妖怪が出ると評判の沼、その隣に立っている陰鬱とした別荘。旧地主の家庭内のどろどろした事情なんかが絡んできて、人間ドラマの要素も兼ね備えています。

語り部であるところの野上さんも、探偵の引き立て役かと思えば真相の一部を掘り当てたりして、多重構造になっているのも面白い。それでいて全部がかみ合ったときにさーーっと霧が晴れてすべてがあるべきところに収まる快感があります。ピアノ教室や駄菓子屋も、ちょっと唐突かと思ったけどちゃんと大事な一ピースでした。

今回のストーリーはトリックというより人間関係が主になっているのだけど、それぞれの人物の個性が話を引き立てるいい味になってます。

しかし。
なんとなく野上さんはちょっと太目の人のいいおじさんというイメージで読んでいたのだけど、この表紙を見る限りもっとハードボイルドな感じなんですねえ・・・。

(86点)



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