![]() | RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ) (2010/05/29) 荻原 規子 商品詳細を見る |
学園祭の企画準備で、夏休みに鈴原泉水子たち生徒会執行部は、宗田真響の地元・長野県戸隠で合宿をすることになる。初めての経験に胸弾ませる泉水子だったが、合宿では真響の生徒会への思惑がさまざまな悶着を引き起こす。そこへ、真響の弟真夏の愛馬が危篤だという報せが…。それは、大きな災厄を引き起こす前触れだった。(「BOOK」データベースより)
幕間的な一冊。「敵」との対決がひと段落して、生徒会の仲間と夏休みに避暑兼合宿に出かけましょう、といった話。
大きくストーリーが動いた感触はないのですが、いろんなエピソードが詰め込まれていて、今後の展開に期待できる感じです。
今回はどちらかというと宗田きょうだいの方が主眼で、完璧に見える真響の弱いところや真夏の裏の面も描かれて、物語全体の奥行きが深くなった気がします。
いろいろ企んでいる、裏の事情がある人たちばかりの話なので、全貌が見えるようになるにはまだ少し先かな。
そして深行がいろんな面を見せてくれてるのが嬉しい。泉水子との関係はよくなったり悪くなったりを繰り返しながら、だんだん近づいていってる気がします。こういうささやかなときめき要素があると読んでて楽しくなるから現金な私。
(今回は80点。紫子はかっこよかった)
ランキング参加してます。


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)