乱読にもほどがあるッ!
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今日も一冊。

ボクハ・ココニ・イマス 消失刑ボクハ・ココニ・イマス 消失刑
(2010/02/19)
梶尾 真治

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実刑判決を受けた浅見克則は「懲役刑」と「消失刑」のどちらかを選べ、と言われる。消失刑だったら、ある程度の自由が与えられ、刑期をどのように過ごしてもかまわないらしい。いったい、どんな刑罰なのか?(「BOOK」データベースより)


近未来を舞台にしたSFです。
「消失刑」とそれに関するアイテムがSFなだけで、日常の描写はまるっきり現代ですが。

勤め先の女性のトラブルに巻き込まれる形で暴力事件を犯してしまった主人公が、「行動の自由を認められ」「刑期が短くなる」というのにつられて選択した「消失刑」。特徴は、誰からも見えず、声もだせず、触ることも出来ない、まるっきり「いないもの」として扱われる刑だということ。
首に計器をつけることで、周りの人から受刑者の姿は見えなくなるし、声を出したり触ったりと自分の存在を告げようとするとリングがしまってしばらく行動不能になる、といった設定です。

前半はこの刑に服している主人公・浅見の、日常生活を襲う孤独感やそれでも何とか順応していこうとする様子がかかれています。浅見は基本的に善人だし(犯罪者だけど、状況的に同情の余地がある)、共感できるように書いてあります。
それなのに残酷にも刑期の終了をつ得る機械は壊れてしまい、頼りの綱の管理センターも撤収されて、いよいよ孤独のどん底に突き落とされる浅見。そこにテレパシーのようなもので話しかけてくる女性が現れて…。なのに彼女も犯罪に巻き込まれていて…。

ちょっと切ないラブストーリー風味な小説で、でもそんな簡単な話でもない。人間は社会性の生き物だということや、孤独についても考えさせられる小説です。リングが壊れるあたりはちょっと都合がいい展開かなとも思いました。ラストもすべてが解決したわけでもないし。

で難しくはないんですよ。文体もライトでさくっと読めます。梶尾真治らしい小説だなあと感じました。

(80点)



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