乱読にもほどがあるッ!
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「おそろし」に続くシリーズ第二段。今回は前作とは少し味わいが違うような。

あんじゅう―三島屋変調百物語事続あんじゅう―三島屋変調百物語事続
(2010/07)
宮部 みゆき

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さあ、おはなしを続けましょう。三島屋の行儀見習い、おちかのもとにやってくるお客さまは、みんな胸の内に「不思議」をしまっているのです。ほっこり温かく、ちょっと奇妙で、ぞおっと怖い、百物語のはじまり、はじまり。 (「BOOK」データベースより)


全作では大きく傷ついて自分のことでいっぱいになっていたおちかですが、今回は不思議話の中心にいるのが子供だからか少ししゃんとしてきた気がします。

特によかったのがおひでりさまの話。
日本の神様というのはきちんと祀っていれば福をもたらし、怠れば災いを運ぶもので、人間くささも残していて、だからこそ人々が上手く折り合いをつけて共存してきたもの――だったはずなのですが、この「おひでりさま」はとりわけ幼く、上手く人間に利用された挙句に疎んじられてしまう神様です。頑是無い子供のような外見がそれを象徴しています。
大水が出ないように神様に懇願したのに、いつしかその恩恵を忘れて粗末に扱い、さらに時代が下ると軽んじて封じてしまう…。何十年もたった後、その神様は一人の少年の力を借りて封印をとき、村に災いをもたらそうとする。…のですが、この災いがまた大変なのだけど現象としては小さなことで、しかも封印を解くのに手を貸した少年の周りでしか起こらないものだから、村人たちは彼のせいにして江戸へと厄介払いしてしまう。
収まらないのはおひでりさまで、さらに怪異を呼ぶものだからまわりまわって三島屋の客になってしまう、といった展開です。

そしてこの「おひでりさま」に対する三島屋の面々の反応がいいのよね。
怪異はあるとして、どうやってそれと折り合っていくか。

くろすけの話もかわいかったし、子供たちはたくさん出てくるし、宮部みゆきはこういう話もいいよね。

(86点)



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