乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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風の墓碑銘 風の墓碑銘
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2006-08-30

新潮社

「凍える牙」「鎖」に続く女刑事音道貴子シリーズ長編第三弾。

東京の下町の解体工事現場で発見された白骨死体。貴子が担当となって捜査していた所、現場の地主今川が殺害される。痴呆が始まっていて会話が成り立たない時もあるという老人を、誰が、何故? 配属された捜査本部で、貴子はまた滝沢と組んで捜査に当たることになる。

「凍える牙」、大好きでした。男社会の中で理不尽な目にあう貴子。本人、悪意を持っているつもりはないものの、女となんかやってられるかという感情むき出しにした滝沢。そして、クライマックスの、静かな、張り詰めた空気。映像が目に浮かぶような描写。

「鎖」は、「~牙」に比べると、長くて重くて暗い。一見物分りがよさそうに見える男の方が頑迷だったりする。精神的に追い詰められていく貴子が痛い。前作では全然貴子を信用していなかった滝沢が、変化していく過程もいい。読み応えのある作品。

短編集を数冊はさんでの今作なんだけど、事件としては派手さに欠ける、かな。貴子と滝沢、二人の視点から見た事件が変わりばんこに語られるんだけど、ラストに向けてのカタルシスというか、そういうものに欠ける。じゃあどんな人にお勧めか。貴子と滝沢が好きな人、としか言いようがない。この一作を突然読んで面白いのか見当がつかない。一作通してお互いの関係が歩み寄っていく、その過程が楽しい。前段はあった方が読みやすいと思う。

ただ、これだけ読んで「訳わかんない」とかいうものではないです。必要なラインはクリアしている。私は「音道貴子シリーズ」が好きで追いかけているからこんな感想になるけど、違う意見の人もいるんだろうと思います。




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