乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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三人子供を育ててる身としては、保育園問題って人事じゃないのです。

星降る楽園でおやすみ 星降る楽園でおやすみ
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2006-08

無認可保育園「アイリス」に二人組みの男が5人の園児を人質に立てこもった。身代金は一人500万円。園長の早紀とその姪の淑恵も監禁され、何とか外部に助けを求めようとするが・・・。

ひとことで言うと、「フーダニット」の話。ひねってあるのは、誰が犯人か、ではなく、誰が共犯者か、というところ。

まず、500万という金額が上手い。にっちもさっちも行かない金額ではなく、警察に通報するより払おうと考えられるぎりぎりの金額。(ただし、作中にも出てくるけど、夕方6時から深夜12時までの間に用意するのは難しいと思うが)

次に、園児5人の家庭環境の設定がいい。実際にこんな家庭ありそう。それでいて似通っていないし、それぞれの問題点もばらばら。事件への対応もばらばら。面白い。何はさておき子供の命を優先するか、交渉するか、ひとに委ねるか、自分ならどうするか考えながら読んだ。

そして、保育士たち。共犯者なしでは成り立たない犯罪。同じ職場に勤めていても一枚岩ってないのはまあ当たり前にしても、ミスリードさせるべく書き込まれている保育士達の事情がよくできてる。誰も彼もが怪しく見えるようにかかれてて、早紀が疑心暗鬼になるのもわかる。それでもって、疑いつつ行動するから他のひとの疑いを呼ぶっていう悪循環。よく組み立てた。「組み立てた」ってのは我ながらいい表現かも。それぞれのパーツが上手くはまって回ってる感じ。個性をみっしり書き込んであるわけじゃないけど、混乱するほど稚拙でもないし。

そうですね、全体的な評価は「重くないミステリ」。結構好きなタイプの話でした。最後の方の冷静なお父さんの話はぞっとしたけど。

(78点。難を言えばタイトルなんとかならないか)




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