乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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余談と蛇足だけじゃあんまりなんで、もう1冊。

透きとおった糸をのばして (講談社文庫) 透きとおった糸をのばして (講談社文庫)
価格:¥ 490(税込)
発売日:2006-06-15

恋の告白がらみで親友と行き違ってしまい、元に戻れるよう努力するもからまわってしまう中二の香緒。香緒の同居人の大学院生の知里を頼って、自分を振った恋人を追ってきたるう子がやってきた。懸命に恋人に連絡を取り、待ち伏せ、後をつけるるう子だが、香緒にも解るくらい逆効果な行動で・・・。

冒頭、女の子同士がいさかう場面で、「ああ、またいじめの話かな」と辟易しそうになった。そこまで浅い話ではなかったので、安心した。いじめる・いじめられるの二元的な話じゃない。それまでどれだけ仲がよくても、ちょっとした引っ掛かりで話をするのも嫌になってしまう中学生の潔癖さ。それで拒まれているのに相手の気持ちを理解できない中学生独特の鈍重さ、純粋さ。この道を通ってきた人は「うんうん」と頷けるだけのリアルさがある。

求められているのはちょっと大人の距離感なのだけど、香緒にはまだ難しかったようで、同じところを堂々巡りするだけだったのが、るう子の行動で次第にまわりに目を向けていく様子が、丹念に書かれている。

結局、「人の気持ちを思いやるって難しいねー」って話で、「押せ押せでいっても人の心は動かないことがあるよ」って話。

ちょっと最近、中学から高校生の話を読むとどろどろしたものが多すぎて、ダウンしかけていたのだけれど、この話はさわやかだった。ラストに希望が生まれてるのもいい。

この本を読んで共感した女の子たちは、もうちょっと大人になったら「唯川恵」とか好きになるんじゃないかな、と思いました。

(75点。点数が低めなのは勧めどころが難しいから)




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