乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ
今月は買った本多いなあ。別にお財布に余裕があるわけじゃないんだけど。

最後の願い (光文社文庫)最後の願い (光文社文庫)
(2007/10/11)
光原 百合

商品詳細を見る


文芸サークル十周年記念の祝いの会で、響子は、一見人当たりがいいけれどちょっとうさんくさい青年に出会う。彼は、「劇団を作ろうと思っていて、人材がいそうな場所に積極的に顔を出してる」らしい。意識せずに一緒に行動していた二人だが、ちょっと不可解な場面に行き当たり・・・。

劇団を作ろうとしている青年は二人。度会と、風見。彼らがまた腰が軽くてどこにでも現れるし、好奇心が強くて、目撃してしまった不可解なことについて「これはこれこれこういうことでしょう」と口を突っ込まずに入られない、見ようによってははた迷惑な人たち。だけど、彼らの人柄に魅せられて、「ちょっと協力しようかな」という人たちが続々集まってくる、そういう話。

あのね。
光原さんの書くお話って、ほんの少し「いい子の香り」がするのね。これは悪口じゃなくて。
そういう観点で言ったら、この話も「いい子の香り」、すると思う。男女の愛憎とか、羨望や嫉妬とか、そういうどろどろしたものが入ってくる余地はいくらでもあると思うんだけど、入ってこなくて。でも、それが不自然じゃないと感じた。だって、この人たち、芝居バカなんだもの。
お芝居の神様に取り付かれたように、舞台を作り上げる人たち。
その周りの、「こいつはこれからどんなことをしでかすんだ?」と引き込まれて協力してしまう人たち。
まるで夢のような、劇団旗揚げまでの出来事。
ちょっと思い入れのある分野だからか、大変楽しく読めました。

芝居に思い入れはなくても、「日常の謎」系の話としても十分面白いと思います。
若い男性のデータを集める人の真意は。
容態が急変して死亡した画家の、死の直前にあった出来事は。
洋館の写真を撮られることを嫌がる所有者の、過去にあった出来事とは。

これらの謎を抱えた人物たちが、ラストで終結して、一つの舞台の幕が上がります。
いい話だよ。
(89点。続編希望!)




ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ

テーマ:読書感想 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sensa.blog121.fc2.com/tb.php/460-87cb2aa4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。