乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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私にとってオールタイムベストだ、と言い切る有栖川氏の本、あまりに紹介書いてない事に気付いて、読み返してます。合間にしこしこあげる予定。

スウェーデン館の謎スウェーデン館の謎
(1998/05)
有栖川 有栖

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取材で雪の中の裏磐梯を訪れた、ミステリ作家、有栖川有栖。名所・五色沼を見に行った際、悲しみを抱えた一人の女性と知り合う。彼女は地元の人が「スウェーデン館」と呼ぶ館の住人だった。これをきっかけに、スウェーデン館に訪れ、友好関係を築く有栖川。しかし、雪の夜、残酷な事件がおきて・・・。

クイーンの国名シリーズに敬意を表して、といえば聞こえはいいけれど、「一度まねしてみたかったんだ」ということだと思われる、「作家アリス国名シリーズ」。その稚気が推理作家には必要なんですよ、うん。

作品をひとことで言うと「雪の山荘もの」。殺害時間より前に降り始めたはずの雪、なのに足跡は発見者のものしかない。誰がどうやって足跡を残さずに現場を立ち去ったのか?
トリック自体は今となっては目新しいものではないので、驚きだけを求める方には「もう古い」って言われるかもしれません。でも私が好きなのは他の部分なのです。
雪に埋もれたスウェーデン風の建物、その中に住む金髪の幸薄そうな夫婦、すでに失われた愛息子、と、哀しい静かな情景が目に浮かんで来るところが好き。
巻き込まれただけのアリスが、館の住人に感情移入しつつ、「早く事件を終わらせてあげたい」と一生懸命になるのが好き。
息子を失った童話作家の父親が、それでも息子へのメッセージをこめてお話を書き続ける、哀しさが好き。

優しい人たちばかり住む館で起きてしまった殺人事件。これはね、事件前の、「優しい人たち」の部分がちゃんとかけてないと、話が薄っぺらくなるよ! その点、この本は成功してると思う。
(80点。初期の傑作のひとつ)

 
 
ここからおまけ。

しかし、このシリーズ、気付くと「作家アリス」ではなく「火村助教授」シリーズと名前を変えていたのです。なぜだ~。
このあと「火村准教授」シリーズになるのかしら。ちょっとイメージ変わるわ~。
(そのうち慣れるんだろうけど)



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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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