乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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やはり「オルタ」はすごかった・・・。まだ影響を受けてる感じがする。上手く言葉が選べなくて、今日の更新はやめようとまで思った。

対岸の彼女 (文春文庫 か 32-5)対岸の彼女 (文春文庫 か 32-5)
(2007/10)
角田 光代

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行き場が見つからずに、子供連れの母親たちが集まる公園を、毎日渡り歩いていた小夜子。このままじゃいけないと心機一転して就職することにする。そこでであったのは、同じ年の女社長、葵だったが・・・。

誰か私を見て。私を頼りにして。私が必要だといって。

この本のテーマを抜粋するとこうなると思うのだけど、ちょうど前後して同じテーマの本をもう1冊読んだ。これ、今の30代位の人が共通して抱えてる悩みなのかな。

小夜子が勤める葵の会社は旅行代理店なんだけど、副事業としてお掃除請負の仕事を始めることになって、その専属で雇われたのが小夜子。主婦が働くのに反対な夫・義母とのわかりやすい摩擦と、新業種立ち上げの苦労と充実感、まあ、ありがちな話。
これと並行して語られるのが、葵の過去。クラスの中で浮かないように努力しながら、自分でその努力を覚めた目で見ている葵の、たった一人の友人との、高校時代の話。
決して、奇抜な話ではなく、今までも何度もどこかで読んだ話であり、なのにぐうっと引き込まれて、最後まで読みきった。いや、さすが。
特に、意見を聞かれた時に、かすかな幸福感と充実感を覚えて、いつまでも話し続けたいと思う小夜子に共感。わかる、わかる。そこからはあっという間にラスト。耽溺。
これは、結局、主人公たちがあきらめないで頑張る話。決して完璧じゃない、間違うこともあるし、何もしないことで事態を悪化させてしまうこともあるけど、気付いたところから一歩ずつ踏ん張る話。好き。

(88点。若手主婦層がターゲットの本?)

ここから追記。

ところで。
私、この人のコバルトデビュー作、読んでると思う。今日知った。そうか、あの人がこうなったのか・・・。納得。



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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
はじめまして
『対岸の彼女』、先日読みました。
私もあっという間にラストまで読んでしまいました。

確かに奇抜なエピソードがあるわけではないのに
惹き込まれてしまうのは、角田さんの手腕なのかもしれないですね。

今朝記事をアップしました。
駄文ですがTBさせてください。

普段は絵本関連の記事を書いていますが
最近は自分自身の読書記録もつけています。
選書の参考にさせていただきたいので
これからもお邪魔いたします^^どうぞよろしくお願いします。
2007/10/31(水) 12:35:26 | URL | 新歌 [ 編集]
>新歌様
はじめまして!
新歌さんのページを見て、この小説が「勝ち犬・負け犬」といわれてるのを知りました。
そういう見方をする人もいるんですね。

TBはどんどんどうぞ!
私が「承認」ボタンを押さないとブログ内に反映されないようになってるんで、ちょっと時間かかるかもしれませんが、お待ちしてます。

どうぞこれからもよろしく。こちらからもうかがいます。
2007/11/01(木) 09:48:28 | URL | 千砂 [ 編集]
これは、私のようにそこそこ一生懸命頑張って仕事して、結婚して主婦になり母になり、自分の固有名詞がないと感じてる世代が引き込まれる話でした。
私はこの一歩が未だに出ないんだけどね^^;

でもあっという間に読み終わり、うん。またこの人読みたくなった!
2009/01/21(水) 07:06:12 | URL | kaz [ 編集]
そうですそうです、
結局固有名詞としての「私」が希薄な人が読むと迫ってくると思います。
(私もだ)

角田氏の本は
本当にいそうな人間が主人公で
なおかつ奇抜なストーリーではないのに
引き込まれる話が多いです。

面白いよ!
2009/01/22(木) 11:16:00 | URL | 千砂 [ 編集]
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2007/10/26(金) 16:14:22 | ぱんどらの本箱
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