乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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この本が、一時期東京創元社の本を買うたびに巻末広告になってて、「読めってことか? 読めってことなんだな?」と一方的にケンカを買った気分だったのでした。ようやく読めたよー。

私家版 (創元推理文庫)私家版 (創元推理文庫)
(2000/12)
ジャン=ジャック フィシュテル

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編集者のエドワードは、学生時代に知り合ったニコルが、自分の生活の「光のあたる部分」をすべて横取りし、自分は影になって生きていると感じていた。そんな中、ニコルが作家にとって最大の栄誉である「ゴングール賞」を受賞する。エドワードは、ニコルを許さないことに決め、復讐を開始する・・・。


ゴングール賞とはなんぞや? フランスで最も権威のある文学賞で、新進作家を中心に与えられる賞。登竜門とされる。・・・日本の直木賞みたいなもの、ってとらえ方でいいんじゃないかしら。詳しくはわからないけど。
エドワードの復讐は、ある本を作ることである。これは割とそうそうにわかる。問題はその後。
エドワードが立てた計画がだんだん明らかになってくる際に、これほど綿密に計画が立てられるものか、と驚く。張り巡らされた伏線。素晴らしい。
主人公のエドワードが、被害妄想気味の偏執狂でちょっと気持ち悪いのが、またいい。こういうねちっこい犯罪計画しそう。自分でも「あのときああしなければ」とか回想するくせに、「しかし、ニコルには破滅するだけの原因がある」ってこだわり続けるのは、やっぱりどっか箍が外れてるのかな?
そして何よりも。
この復讐計画ははたして最後まで上手くいくのか? 倒叙型ミステリのように、何かがきっかけで、エドワードが犯人だとわかるのか? わかるとしたらきっかけは何だ? と、文章の隅々に意識を走らせて読む。これが楽しい。結末は読んでのお楽しみってことで、ここには書きませんが。

まさにミステリ中のミステリ。
逆に言うと、多分ミステリファン以外にはつまらない本だと思われます。
(70点)




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2007/11/16(金) 21:13:22 | 本ナビ!by Tamecom
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