乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ
お友達の方が、「この作者が好きだ」といってるのを聞いて、とりあえず1冊読んで見るか~と、手に取りました。何で今までスルーしてたんだったっけ? とか思いながら。

コンセント (幻冬舎文庫)コンセント (幻冬舎文庫)
(2001/12)
田口 ランディ

商品詳細を見る

ユキの、兄が死んだ。急いで郷里に帰ったユキを待っていたのは、現実を受け入れられない両親と、腐敗した兄の死体。兄の借りていたアパートで、死体の臭いをかいだユキは、それからというもの兄の幻覚を見、死の臭いを感じるようになる。兄の死の原因を探し始めるユキだったが・・・。

読んでて、思い出した。
「なんかよくわからなくて、エロい小説」って評判を聞いて、鵜呑みにしていたんだった。バカだった。

主人公は、生活しながら、兄の影を見る。何故死んだかわからない兄。健康で、アパートを借りて仕事を始める意欲がとりあえずあったはずなのに、急に何もかもを放棄しての餓死。緩慢な自殺。
その影はユキの心の中の何かが見せるものなのか?
精神科のカウンセラーなどの力を借りて、自分の心(と、兄の死について)を探るユキ。
はたして幻覚なのか、そうじゃないのか、霊は存在するのか、ユキが病んでいるのか、そういうもろもろをごった煮して話が進んでいき、ユキはある一点で「越える」。何をかはここに書かない。
面白いとかそういう表現じゃなくて、私に響いた。「わかる」と思った。思った自分に驚いた。田口氏の才能だな、これは。
微妙な作品だと思う。これ、わからない人にとっては本当になにがなにやらだろうな。
ただ、確かに官能的な場面(都合のいい表現だ)はたくさんある。だけど、そこを書きたくて書いたんじゃないんだろうな。文中に出てくる「セックスは、死に似ている」、これを実践したら必然的にそんな場面が出てきたんだろう。読めばわかるだろうに、一部分の表現だけあげつらう人は嫌いだ。おかげでこんな傑作今まで読み逃してたじゃないか。
(誰の感想を信じるかも、読書家としての腕の見せ所、なんだろうなあ)

(80点。ただし、成人向け)




ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sensa.blog121.fc2.com/tb.php/512-4bfe20e4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。