乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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感想を書き上げないと、図書館に本を返しにいけない&借りにいけない、つまり読む本がなくなるんですが、たまってます。がんばります。
なのに今日は購入本だ(苦笑)

手紙 (文春文庫)手紙 (文春文庫)
(2006/10)
東野 圭吾

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兄が、人を殺した。俺の大学進学のためのお金を盗みに入った家で、誤って。兄はそのまま逮捕され、刑務所に行くことになった。残された直貴は、世間の偏見と戦いながら、生活することになる・・・。

重い話です。

家族が犯罪を犯したら・・・。
もし、身近にそういう立場の人がいるとわかったら、私は避けるだろうか? それとも気を使って変わらないように努力するだろうか? ・・・この「努力して」変わらないようにするってこと自体が逆差別なのだと、この本は語ってくれる。
この本の中には、「あなたならどうする?」って質問がちりばめられているような気がする。

そして、「罪を償うというのはどういうことなのか」も、考えさせられる。
事件はいつ終わるのか。刑務所に入っていさえすれば、本人の心持がどうであろうと償うということなのか。

後半の、平野社長の言葉、「犯罪者の家族は差別されて当然なんだ」。帯にもなっているから見たことある人たくさんいるかもしれない。すごく乱暴な言葉に見える、でも、この社長がいるのといないのとでは、全然話の深みが違う。ここで、安易に甘くならずに、この言葉を説得力を持って言える人物を登場させられるあたり、東野圭吾はさすがだなあ。

(88点。まあ読んでみて)
 
 
 
ここから追記。

この本と、先日書いた「虚貌」とは、あまりに世界が違うのだけど、両方「面白い」と思ってしまう私はそれでいいのか。



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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
初めまして
初めまして。
「ちくわの穴~」からこちらに飛んでまいりました。
『手紙』は映画になったので、その宣伝で興味がわき読みました。
内容、、、重いです。
今まで「身内が犯罪者になったら大変。恥ずかしくて生きてけないよ。」と漠然と思っていましたが、まだまだ表面的なものだったと実感しました。
そして、犯罪者だからといって身内を切り捨てるのは心情的にも実際問題的にも難しい。
この問題を家族や周囲の人々の視点で見つめる。
視点が変わるたびに驚かされます。
ぜひ一度は読んでおきたい本です。
紹介ありがとうございました。
2007/12/19(水) 18:54:02 | URL | ムッチー [ 編集]
>ムッチー様
はじめまして、ようこそいらっしゃいました。

重い話ですが、読む価値はあると思います。
簡単に答えは出ない問題だし。
ミステリで、「殺人事件」とか書いてらっしゃる作家さんなのに、こういう裏側の話も書けるっていうのは、本当にすごいと思います。

ぜひまたいらしてください、コメントもよろしく。
2007/12/20(木) 11:23:16 | URL | 千砂 [ 編集]
重かった
とにかく重かった。
同じ痛みを持たないと差別なく接することは出来ないのか?それとも、その話題を出さないことがすでに差別の始まりなのか・・
その人の背景その他関係なく、その人だけを見る。すごく難しいんだなって。
とにかく考えさせられました。
2008/03/19(水) 11:09:17 | URL | kaz [ 編集]
>kazさま
重いし、難しい話ですよね。
この話は断然、「自分ならどうするだろう」って考える方にお勧めです。

中学生くらいになったら子供に読ませるのもいいかと思います。
2008/03/19(水) 13:12:37 | URL | 千砂 [ 編集]
この手紙と言う小説は犯罪者を持つ家族の物語ですが、一方被害者(殺された)の家族は犯罪者やその家族の存在をどの様に理解し今後を生きて行くのでしょうか? その辺を題材にして東野圭吾に書いてもらいたい。
もっと重い内容になり、遺族の行き場の無い怒りを如何に表現するのか是非読んでみたいと思います。 取材するにも命がけかも???
2009/03/04(水) 17:17:20 | URL | gazby [ 編集]
>gazbyさま
コメントありがとうございます。

そうですね、東野圭吾氏はどちらかというと「犯罪者側」の小説を書かれている作家さんですね。
遺族側の話は、(他の作家さんでも)読んだことがありません。
復讐に走る話ならいくつかありますが・・・日常の中で乗り越えていくことは本当に大変だと思います。

生半な取材では書けないでしょう。そういったストーリーの話なら、読んでみたいと思います。
2009/03/06(金) 13:24:55 | URL | 千砂 [ 編集]
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2007/12/03(月) 16:00:22 | ぱんどらの本箱
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