乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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骨太の児童書は、大人が読んでも面白い。そう信じているんですが、この作者の本はその思いを強めてくれる本。

獣の奏者 I 闘蛇編獣の奏者 I 闘蛇編
(2006/11/21)
上橋 菜穂子

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人が乗れるほど大きな蛇、闘蛇。戦闘用のその獣を飼育する闘蛇衆の一人を母に持って育ったエリン。ある日、闘蛇が何頭も死亡し、その責任をとる形で母が処刑されることになる。エリンは母を助け出そうとするが、母は逆に指笛を用いてエリンを処刑場から逃れさせた・・・。


振り仮名が多いので、この本は多分「児童書」なんだろうと思うのだけど(図書館でも本屋でも児童書コーナーにおいてあるし)、内容的にはそんなカテゴリでくくって、大人が読まないなんて馬鹿らしい、と思わせてくれます。

闘蛇と、その天敵の羽を持つ獣、王獣。決して人に馴れず、また、馴らせてはいけないといわれている獣。
その獣を指笛で扱い、それを「大罪」と呼んだ母。
母の力で生き延びたものの、家族も住む家も失い、養蜂家の男性に拾われたエリン。彼女の知識欲は、彼女をもっと大きな世界へ連れて行くが、それは安穏とした世界からの別れを意味している。

ファンタジーにも色々ありますが、この方の書く世界は、決して「魔法の世界」ではありません。異世界民話、というのが一番雰囲気を伝える言葉かな。決しておとぎ話ではない。
人間よりも大きな力を持つ生き物たちを捕らえて使役してきた国家が、それを維持していく為の力を失って、軋みをあげている。そこに現れた、既存の概念を打ち破る少女。彼女の存在が、国のあり方を変えていく話。
もっと突っ込んで書けるところもあるよなあ、と思ってみたり、でもそこを書いてしまうと対象年齢が変わってしまうのかなあ、とも思ってみたりします。

でもラストの場面は、一見きれいに全部解決したようでいて、問題山積みなのですよ。もうちょっと読みたかったなあ・・・。

(83点。なんとなく今日は歯切れが悪いなあ・・・)



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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

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