乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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諸田さんは初読です。去年、本屋でもらえる新刊案内で何度かお名前を拝見して、「面白そうだなー」と思っていたのでした。

犬吉 (文春文庫)犬吉 (文春文庫)
(2006/03/10)
諸田 玲子

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元禄15年。生類憐みの令の真っ最中、お犬様のすむ御囲で、お犬様の世話をしている吉。赤穂浪士の討ち入りの話が伝わってきて、御囲で働く人たちも浮き足立っていた。吉は病死した子犬を埋めようとしたが、とおりすがった男衆にからかわれ・・・。

この、主人公の吉が、あまりに犬好きなんで「犬吉」と呼ばれているところから、タイトルが取られてます。
御囲って、知らなかったんですけど、すごい場所です。白米を食べ、綿の布団で寝、病気になったら薬も与えられるお犬様。その世話をしながら、雑穀を食べ、筵で眠り、薬を買う金などひっくり返しても出てこない人たち。その歪んだところが、この事件の発端です。
赤穂浪士の討ち入りに沸き立った男衆が、女を集団で慰み者にし、犬を殺し、罪を人に押し付けようとする。巻き込まれそうになった吉は、知り合ったお侍の依田様に協力して、難を逃れようとする。話はやがて、御囲の根幹の腐敗した部分に立ち入ることになり、吉は危うく命を落としそうになる。

・・・これだけ盛りだくさんで、読み終わってみると、たった一日。まさに狂乱の一夜。
きっちり纏め上げる作者の力量に感心。
これはいい! 次はぜひ、もう少し厚さのある作品を読んでみよう。

(75点)



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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

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