乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今日からSFはお休みして、ミステリを、何日か。

シャドウ (ミステリ・フロンティア)シャドウ (ミステリ・フロンティア)
(2006/09/30)
道尾 秀介

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母が死んだ。斎場で鳳介は、裸の男女の幻影を見る。大学病院に勤務する父・洋一郎との2人きりの生活が始まった・・・。家族ぐるみの友人で、幼なじみの亜紀は、鳳介を支えてくれていたが、運動会を境に様子が変になり、亜紀の母も自殺した・・・。


これは舞台設定の勝利、ですね。
大学で精神医学について学び、同じ大学病院に勤めている鳳介の父と亜紀の父。入眠剤や精神安定剤の副作用で幻覚が見える大人たち。何故か幻覚を見てしまう鳳介。誰が「正常」で誰がそうじゃないのか、今の発言は薬物の影響を受けているのか、誰が信用できるのか・・・。揺らぐ中で進んでいく話。
子供視線が無理なく溶け込んるのも魅力。

そして、いくつか提示される謎、一つ解ければ全部連動してとけるわけでは、ない。
「あの夜に何があったのか?」と、「何故鳳介に幻影が見えるのか?」と、「亜紀の態度が変わった理由は何か?」は、全然別物として解決が用意されていて、なのに読み終わったらあそこにあの謎がなければうまく収まらないだろう見事さ。ミステリはこうじゃないと。

ただし、私のストライクゾーンど真ん中からは、ちょっとずれてる感じ。多分、人間に向けるあたたかい視線が語り口に欠けているからかと思われます。

(78点)



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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

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