乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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あちこちで評価が分かれているのを読んで、これは微妙かと思い読まずにいたんですが、まあ私のこらえ性はこんなもんでした。

インシテミルインシテミル
(2007/08)
米澤 穂信

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法外な報酬に釣られてアルバイトに集まった十二人。バイトの内容は、閉鎖された建物の中で一週間すごすこと。しかし、「誰かを殺すと報酬二倍」「犯人を当てると報酬3倍」という条件を提示され、殺人ゲームが始まった・・・。


「本格ファンのための話だなあ」というのが第一の感想。
閉鎖された空間、見通しの聞かない廊下、いわくありげな部屋、飾られた12体のインディアン人形。どこかで聞いたような話を寄せ集めて、悪意をまぶして練り上げたお話。
こういうの、けっこう好きです。

このアルバイトを企画した人(本文中では「主人」といわれている)、多分、一生懸命ミステリ読んだんだろうな、と思いました。そのくせところどころ「何故これをやらない?」という部分があるところを見ると、ミステリを愛してはいないんだな、興行として企画しただけなんだな、とも。
人命をかけて遊ぶのが論理的にどうか、という次元の話ではない。(そう思う人は読むべきではない)
そして、「誰も殺人せずに、みんなで平穏に一週間を乗り切ろう」という話があったにもかかわらず、起こってしまう殺人。その後の暗くて圧迫感のある展開もいい。ミステリファンが紛れ込んでいて、事件を推理する根拠を過去のミステリから得てるところなんか、読者として楽しませてもらった。

終了後のエピローグ的な部分も好き。あそこで暗く、救われないように書いたからこそ、作品としての読後感の悪さが際立ったと思う。

(83点。まあ、好き嫌いは分かれるだろうなあ)
 
 
しかし。

注意力散漫なのは作中だけで十分。
バイトの時給がどうこうってエピソードを取り上げてる時に、「自給」って誤植が入るのはちょっと読む気をそぎますね。しかもまだ冒頭20ページかそこいらなのに。



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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

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