乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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なんといってもこのタイトルと表紙にひかれました。予備知識、まったくなし。

…が、無くなる日…が、無くなる日
(2006/12)
水木 楊

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「水がなくなる日」「電気がなくなる日」「名刺がなくなる日」の三本。それぞれ味わいはちょっと違う。
「水がなくなる日」・・・ 近未来、温暖化が進み、淡水が貴重になった時代。湧き水をボトルに詰めて販売している会社の工場長を務める麦田は、ある日、工場内で不審な外国人侵入者を追い払う。数日後、彼らは麦田の会社を買収しようとする外国資本として現れて・・・。

「水」という現在簡単に手に入るものが、貴重になった時代の話。主人公の麦田が一本気で、会社ではなく土地(水)を愛していて、それを踏みにじろうとするものに抵抗する話。脇役もいい味出してる人が多く、普通の小説として一番楽しく読めたのはこれ。

「電気がなくなる日」・・・自由競争がはじまり、コストのかかる設備投資を控え、ぎりぎりの発電量でしのいでいる東京電力。クラゲの大発生による発電所停止、落雷による送電線の断裂、原子力発電所の緊急停止と悪い条件が重なって、首都圏一帯は大停電に! この停電、その後3週間も続くことになり・・・。

パニック小説のちょっと手前で踏みとどまって、シュミレーション小説になってる感じ。実際こんなことが起こったら作中どころではない大騒動になりそうな気も。

「名刺がなくなる日」・・・退職し、名刺を持つ生活から開放された男性の、その後の生活を書いた話。

私小説、かな。

全体に、無機質な感じ。情に流れない、書き込みすぎない、突き放した文章。作者の前身が経済新聞の記者だと奥付で読んで、納得しました。劇的にではなく、淡々と書かれた作風は、好き嫌いが分かれるところ、かな。偉人伝とかも書いてる作家さんみたいです。

(72点)



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